猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

新型コロナ感染予防に理想的な買い物形態を実践して、森永卓郎さんが推察する「高齢者の清算」に抗しておいしい夕食…

2020-11-23 07:55:26 | あんじゃあない毎日

昨日は遠出をしないつもりでしたが、ひょんなことから桃ノ木川を渡ってしまいました。
行った先は、群馬陸運支所の先の橋を渡った石関町でした。
気温は少し下がったのですが、風もなく、山は霞の中に隠れてました。

 
目的は鶏卵を買いに来たんです。桃ノ木川の橋を渡ってすぐの左手に、高井養鶏の自動販売機があります。この自販機には二つの特色があります。一つは、保冷機能があって卵の鮮度を守っています。もう一つは「わけあり卵」を売っています。昨日は20個で210円、超安値です。
(株)高井養鶏は、富士見町赤城山に本社を置く飼育羽数100万羽の養鶏企業です。どんな具合いに仕事をしているのかは、是非ホームページをご覧ください。感心しますよ。安心して買えます。

  <キキです、お久しぶり。「わけあり卵」の説明をさせてもらいます。ちゃんとした養鶏場ではね、鶏が産んだ卵をまずきれいに洗います。60℃ぐらいのお湯で自動的に洗浄する機械があるんです。洗った後は、殻の外側を殺菌して乾します。
次は選別作業です。選別は二つ、一つは殻に汚れや割れ等の傷がないかどうか、もう一つは大きさによる選別です。殻に汚れや傷のあるものは一般消費者には出荷しないで、自社加工するか、「液卵」などを製造する専門業者に卸すのだそうです。この、殻に汚れのある卵、これが自販機に入れられている「わけあり卵」ですよ>

  <汚れったって、本当に小さな汚れです。左の写真で汚れが分かりますか。割ってみると、見事な新鮮卵です。おヒゲは、昼食にほうれん草入りのスクランブルエッグの卵サンドにして食べてました。すごいお得な新鮮卵なんです>

  <でもさ、キキ変な格好してるでしょ、これはね、2014年11月におヒゲたちが野村たかあきさんの誕生祝の宴会の時に、キキが猫又になった姿を野村さんが描いてくれたんです。キキも猫又になって、新型コロナの退散祈願の踊りを踊ってますよ。>

 
<COCOはさ、近頃、上原三千代さんの「中根家の猫」って作品のカレンダーの前によくいるのよね。COCOも誰かに肖像を作ってもらいたのかもしれないよ…
あ、話それちゃった、おヒゲの卵の買い出し、どなたにも会うことなく、三密なし、新型コロナ感染予防のために理想的な買い物形態の実践だったんです。すごいですね!>

 

  吉駒の稽古場の前のヤマモミジが黄色く色づきました。稽古場入り口には小菊の飾り扇が飾られています。日曜日は、自宅稽古場でお弟子さんの稽古を見ています。

 COCOは私のベットの上にできた陽だまりの中で眠っています。
朝食の後片付けをしていたら、冷蔵庫に鶏卵が一個もないことに気づきました。日曜日ですからスーパー等は混みあいますんで行かないことにしています。でも明日月曜日も休日だからスーパーにはいけない、どこかで買わねば、ということで思いだしたのです、鶏卵の自動販売機を。これなら三密は避けられるし、誰とも濃密接触しないってことで、自転車で出かけたんです。

 

  桃ノ木川の先ですから、わが家から東へ3.5㎞ほど、そう遠くはないです。サイクリングロードを、自転車の車列がのんびりと走って行きます。私はサイクリングではなく、玉子を買って秋の田園風景を見物です。


麦の種まきを終えた田んぼです。まだ発芽していません。
面白いのですよ、大麦だと種まきしてからの毎日の平均気温の累計が100を超えると発芽するのだって言われています。だいたい、10日から2週間ぐらいの感じです。

  左はキャベツ畑、右はブロッコリー畑です。両方とも冬の恵みですね、たくさん食べなくちゃ。

 
桃ノ木川の川面を泳ぐ水鳥を橋の上から眺めてました。左の三羽はカモだけど、右のは何だろう、体つきがカモと違うな。望遠レンズで撮った写真を更に拡大して見たら、額から嘴にかけて真っ白です。カモでなくオオバンですね。いろんなの生き物が一緒している桃ノ木川は素敵です。

 
少しだけ色づいた大きな樹、食べてしまいたくなるような雲、高井養鶏の自動販売機まで卵を買いに出かけてきてよかったなと思う瞬間です。
こういう買い物は、新コロナ感染拡大下では最善の買い物のあり方だと思います。小池都知事さんに「結構でございますね…」って評価してもらえそう。それにいろいろ楽しめました。高井養鶏さんありがとうございました。

 

 気持ちよく家に帰ってお昼を作って食べて、COCO相手にボール遊びのお稽古です。だいぶ慣れてきたようです。
そいで、ネットニュースをチェックしてたら深刻なコラムを見っけました。経済アナリストの森永さんの【森永卓郎の本音】(スポーツ報知)です。タイトルは「コロナ無策の背景は何か」です。

新型コロナの感染が急拡大している。21日の新規陽性者数は2592人と、過去最多を更新した。本来なら緊急事態宣言の発動や外出自粛の要請を出してよいレベルの数字なのに、政府の動きは鈍かった。それどころか、「GoToキャンペーン」を継続して、感染拡大をむしろ煽(あお)ってきた。
(中略 それなのに…) なぜ、第3波に関しては、政府が強い感染抑制策を取らないのだろうか。

 PCをいじり始めると、COCOは私の隣の椅子に寝そべってこっちを見ています。

(森永さんは新型コロナによる高齢者の死亡リスクが高いことが問題だとして…)
経済学者には、「清算主義」あるいは「創造的破壊」という思想を持つ人がたくさんいる。経済成長をするには、生産性の低い企業を潰して、生産性の高い企業に資源を集約しなければならないとする思想だ。もしかすると、政府が「生産性の低い」と考える高齢者を清算しようとしているのではないかと思ってしまうほどの動きの鈍さだ。

なるほどな、そういうことなのか。そういえば、菅総理大臣のブレーンの竹中平蔵氏は、典型的な「創造的破壊」思想の持ち主だいね。そうか、無策なふりして、俺っちら高齢者を清算しようって魂胆なんだ、こりゃ大変だ…

 夕方、ユキ子さんの両親に届けた夕食のおかずです。JAファーマーズ朝日町店で牛肉3割引きしてた時に買い込んだモモ肉で作ったローストビーフです。小池都知事の「五つの小」は無関係な家庭料理ですよ。高井養鶏の「わけあり卵」は右上のマカロニ入りサラダに入ってます。

森永さんの推察が当たっていたとしても、そいう簡単に清算されないようにおいしいもの作って食べ続けます。

 

  
わが家の夕食もローストビーフです。ソースは赤ワインと醤油とバター、付け合わせはほうれん草、シメジ、ズッキーニのソテーです。サラダは、レタスに赤大根、それと高井養鶏のわけあり卵いっぱいのマカロニサラダです。そして、スープはほうれん草とトマトの卵とじ、それにパンでした。

 

11月22日の体温 7:50 36.4℃  12:30 36.5℃  22:00 36.5℃
     今朝の血圧 7:50 最高 123 最低 67
     今朝の体温 7:50 36.4 ℃

 若柳吉駒でございます。4月12日に開催を予定しておりました第77回美登利会につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期してまいりましたが、秋になりましても、お客様に足をお運びいただくうえでいろいろな心配が解消できませんことから、来年の春まで延期させていただくことといたしました。誠に申し訳なく存じますが、どうぞお許しの上、来春の開催までのお待ちをお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台はこちらでご覧いただけます
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください