亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

減速が鮮明な中国。好調インドでは金輸入抑制策がスタート

2015年11月11日 23時20分37秒 | 金市場
日本時間の午後2時半に発表された中国の10月の鉱工業生産指数、固定資本投資さらに小売売上高。ほぼ予想通りの結果となった。鉱工業生産は前年同月比5.6%増。伸び率は今年の3月と同じではあるものの、2008年以来の小幅なものに。1-10月の固定資産投資も前年同月比10.2%増ではあるものの、2000年以来の小さい伸び率に。 その一方で、小売売上高は前年同月比11%増と市場予想を上回る結果に。折しも . . . 本文を読む
コメント

イベント(雇用統計)通過で、またぞろCHINA

2015年11月10日 17時03分54秒 | 金市場
先週の雇用統計で12月の利上げを一気に織り込んだ市場は、新しい環境を見越した動きを始めているようだ。見方が分かれるところではあるが、ドル高環境を前提にした反応が今週に入り出てきた。ドル高、金利上昇で株の割高感は否めずというのが、まず週明けのNY株の反応。先週は強気の雇用統計発表後にいったんは売られたものの反転上昇し、国内証券関係者を喜ばせたが、週明けにあえなく反落となった。 同時にドル高見通し . . . 本文を読む
コメント

米雇用統計のサプライズ。金市場、目先の材料は通過か

2015年11月09日 15時19分38秒 | 金市場
「米経済はさらに雇用を生み出すだけの成長ペースを維持するとみている」。これは11月4日に米下院金融サービス委員会の公聴会でのイエレンFRB議長の発言。その上で議長は、“live possibility”との表現を使い12月の利上げがあり得るとした。先週の雇用統計発表の2日前のこと。そして市場が身構えた6日の米10月の雇用統計の発表。前月比雇用者増加数が市場予想の18万人を大きく上回る27万100 . . . 本文を読む
コメント

12月利上げ方針を周知させるコア・メンバー

2015年11月06日 08時54分24秒 | 金市場
4日の下院金融委員会、イエレン議長はおおいに語った。議会証言の主目的は金融規制だったが、タイミングとして質疑応答では金融政策についての質問が出るであろうことは想定内。議長にとっても、今回のFOMCは声明文のみゆえに渡りに船のいい説明機会ということだったろう。質疑応答で使った次の会合が“live possibility”とは言い得て妙。先週のFOMC声明文では年明け以降に先送りを読んでいた市場を覚 . . . 本文を読む
コメント

今夜はFEDコア・メンバーの発言に注目集まる

2015年11月04日 23時40分34秒 | 金市場
今夜の最初の注目指標10月のADP民間雇用データは雇用者増加数市場予想18万人のところ18万2000人とほぼ予想に沿った線で落ち着いた。9月分は当初の20万人増から19万人に下方修正された。したがって、やや鈍化ということに。9月の米貿易収支は赤字額が予想よりやや少なくなった。前回8月が480億ドルの赤字で今回は408億ドルの赤字。予想は412億ドルの赤字だった。 今夜は、FOMCコア・メンバー . . . 本文を読む
コメント (2)

紀伊勝浦

2015年11月03日 22時25分49秒 | 徒然(つれづれ)
11月1日の夕刻の便で羽田から南紀白浜へ。電車に乗継ぎ串本で途中下車し、鰹茶漬けの知る人ぞ知る店に(串本「萬口」)。今日の夜はここだと羽田を発つ前から決めていたところ。 米にもこだわり、水も熊野山中の湧水を店主が汲みに行くのを知る人は少ない。なぜ知っているかというと、店主は昔のクラスメイトなのだった(笑)。・・・と書くと仲間びいきのように映るかもしれませんが、この店関西のTVなど . . . 本文を読む
コメント

米雇用統計以外にも注目イベントの多い今週

2015年11月02日 18時57分27秒 | 金市場
先週末10月30日のNY市場の金価格は、FRB(連邦準備理事会)が示した次回12月のFOMCでの利上げ“検討”意向を警戒する流れが続き下落となった。今週は言うまでもなく米雇用統計だが、その前にもいろいろ材料満載。まず今夜の米10月のISM製造業景況指数が注目点。このところ米国では製造業の減速が目立っており、全米規模の指数であるISMも9月はかろうじて縮小後退を意味する50割れを回避する50.2と . . . 本文を読む
コメント