先週は、サンフランシスコ連銀のシニアエコノミス、ジェンズ・クリステンセンと金融調査担当バイスプレジデント、サイモン・クワンの手によるリポートに触発された為替市場ではドル高に席巻され、それに呼応するような下げに見舞われた貴金属市場だった。「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想している」という内容は、足元で発表される米経済指標の好調さも相まり、FRBによる政策転換の前倒しを市場 . . . 本文を読む
同時多発テロから13年目の前夜、しかもプライムタイムを使ってのオバマ大統領による演説(国民への呼びかけ)。十分に演出は施されている。シリアでの空爆開始を承認するとともに、実行中のイラクでの空爆を拡大する計画を発表。イスラム国を「弱体化させ、最終的に崩壊させる」とした。いうなれば「イスラム国」への宣戦布告といえる。最近2人の米国人ジャーナリストが殺害されたこともあり、もちろん世論の風向きを読んでのこ . . . 本文を読む
週初から材料となったサンフランシスコ連銀のエコノミストの手によるレポート(投資家がFRBによる利上げペースを過小評価している可能性があるという内容)。この内容をテコにする形でドルが独歩高になっているのは、英国ではスコットランドの独立問題、量的緩和策に向かうと見られる欧州中銀(ECB)の政策スタンス、ここにきて年内の追加緩和の可能性が出ている日銀など、締めにかかるFRBとは逆方向の流れが鮮明になっ . . . 本文を読む
週明け8日の為替市場は、まさにドル独り勝ち状態となった。
12行ある米地区連邦準備銀行のひとつサンフランシスコ連銀のエコノミストがレポートをまとめ、株式をはじめ金融市場全体のこのところの値動きの乏しさ(ボラティリティの低さ)は、市場が利上げペースの速さを過小評価していることを表しているのではとした。具体的には「調査と市場の見通し、予測モデルからは米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者よりも一般 . . . 本文を読む
Non -Farm Payroll 略してNFPと呼ばれる非農業部門の就業者数。市場予想19万人から31万人まで予想数字の振れも大きかったが、予想の平均値は22万人台となっていた。20万人割れの可能性はあったものの、それでも19万人台というもので少数意見だった。いずれにしても14万2000人の増加にとどまるというのは、サプライズだったわけだ。
ただし週末を挟みこの結果に対する種々の評価もされて . . . 本文を読む
Non -Farm Payroll 略してNFPと呼ばれる非農業部門の就業者数。市場予想19万人から31万人まで予想数字の振れも大きかったが、予想の平均値は22万人台となっていた。20万人割れの可能性はあったものの、それでも19万人台というもので少数意見だった。いずれにしても14万2000人の増加にとどまるというのは、サプライズだったわけだ。
ただし週末を挟みこの結果に対する種々の評価もされて . . . 本文を読む
羽田を飛び立った時は安定、紀伊半島に入るにしたがい不安定に。しかし、大気が不安定とうことは、積乱雲(?)・・・いずれにしても雲の近くや中を通ったりで揺れはするものの、夏場は“雲が織りなす芸術”。
掲載するのは、本日の夕景。天気予報は曇りだったが早朝から晴れ。夕刻になり、にわかに掻き曇り、夜には雷雨となった。
にわかに掻き曇る少し前の風景。
航空機通過のメッカだけど、撮ってる間にも通過する便が . . . 本文を読む
今週のメイン・イベント米8月の雇用統計。予想は前月比の雇用増(非農業部門)22万人から23万人程度。失業率は6.1%というものだった。このところ経済指標で好調なものが多かったことから、雇用増の20万人超は間違いなかろう・・・・と思われていた。仮にそうならば、7ヵ月連続で20万人超の増加となった。1999年の米国がITバブルで沸きに沸いていた時期以来のことだった。
ところが、そう簡単にはいかなか . . . 本文を読む
ECBの金利に関し事実上の下限に達した(6月時点でのドラギ発言)・・・・・それが、達していなかった。今回は政策変更は見送り、着手は来月以降と見られていたECBが“利下げ”を発表した。政策金利を0.1%引き下げ0.05%とした。もちろん過去最低となる。6月に導入し世界的に物議を醸した中銀預金のマイナス金利化だったが、わずか3ヵ月で0.2%にさらにマイナス幅が拡大することになった。貸し出し金利も引き . . . 本文を読む
レイバーデー(労働者の日)の連休明けのNY市場は、相場の動きが活発化することが多いのは、この連休を境に夏休みの終わりが意識されることによる。本日は、NY時間外のアジアの後半、ロンドン入りの時間帯から金市場は売り優勢の展開に転じ1270ドル台に入った。そしてロンドンの中盤で先々週8月21日の1273.40ドルを下回るところまで売られている。
何か材料があっての動きではなく、今週は重要指標の発表が . . . 本文を読む