続いて包ケ浦神社に向い、神烏に朝御食(あさみけ)をお供えする。
包ケ浦神社は厳島七浦の外神社だが、御師、講中とも遙拝する
手前側の岩上に白く見えるのが朝御食(あさみけ)。
この日この場所には神烏は現れなかった。
向こう側御師の船と、我々講中の船はこの状態。まさに至近距離で行事は執り行われる。
第2の拝所:鷹巣浦神社で遙拝の様子、第3拝所:腰細浦神社も同様に遙拝する。
第4拝所:青海苔浦神社では2回目の上陸、全員で参詣する。
御師(鳥居の中)は祝詞をあげ、令人は雅楽を奉納する。
青海苔神社は陸路はなく、此処にお参りするには海路からしか道はない。
神烏がおわす養父崎神社が近づいてきた。
この沖に海水で練ったしとぎ団子を神烏にお供えする、クライマックスが待っている。
これが神烏にお供えする“しとぎ団子”
俵の上に6個のしとぎ団子が乗せられ、海に浮かべる。
御幣は海風にたなびき、令人の吹きならす笛の音が海上に流れる。
来た!!! 令人の吹きならす笛の音を待ち切れずに“神烏”の登場である。
この後神烏は“しとぎ団子”を咥えたのであろうか?