御寺泉涌寺霊明殿の脇に四条天皇外12代の天皇陵である月輪陵への案内標識があった。
第87代四条天皇外二十四方御陵参道の案内標識。
月輪陵に12帝、後月輪陵に2帝、計14代の天皇陵が同域に存在する。
拝所手前50メートルほどで立ち入り禁止となっており、御陵内の様子は伺うことが出来なかった。
拝所から一段高い処に、金細工で装飾された唐破風門があり、その奥が御陵である。
天皇陵にある神明鳥居は見当たらなかった。
御陵の様子は確認できなかったが、御陵印を戴いた宮内庁管理事務所に月輪陵の模型があった。
陵墓の形は「石造九重塔」のようだ。
同じ場所に陵墓配置図も置かれていた。
月輪陵、後月輪陵に合葬されている四条天皇外13代の天皇の御陵印である。
四条天皇以外は江戸時代に即位された天皇である。
第87代四条天皇は後堀河天皇の譲位により、2歳で践祚(即位)したが、不慮の事故でわずか12歳で崩御された。