京都御所西、蛤御門前にある護王神社は、来年参詣客ラッシュとなるだろう。
烏丸通に面しており、一見何の変哲もない神社に見えるが、鳥居脇に座る狛犬ならぬ狛猪が異様。
扁額はと仰ぎ見れば「護王神社」とある。
俗に「いのしし神社」と呼ばれるだけあって、そこかしこに「かっこいい!」猪が…
そしてこの巨大なお守り袋が吊るされている。
日本全国徒歩を中心に探歩三昧のオイラには気になる効能だ。
御祭神がだれなのか、あたりをキョロキョロすれども、表示がない。
やっと見つけた。主祭神は和気清麻呂公。
宇佐神宮へご宣託を受けに行った途次、猪に守られて無事役目を終えられた古事に因んでとある。
和気清麻呂は、天皇になろうと野望を燃やした怪僧、弓削道鏡の嘘の宣託を宇佐神宮で確認した。
近年日本中で里山を荒らしまわる悪役とは似ても似つかぬ、颯爽たる猪の雄姿。
護王神社の説明の最後だからオチを…
今年は戌年だから来年は猪年、参拝客が大挙押し寄せることだろう!
来年はすぐそこだよ!