もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

エビネ

2024年05月18日 | 山野草

和名では海老根と書くようだ。
球根の形が海老に似ているのがその理由らしい。

 

「ポツンと一軒家」へ向かうような、頼りない道を行きついたところに「エビネ」はひっそりと咲いていた。

 

焼き物の瓶が両脇に並べられ、道案内を果たしてくれる。

 

シャクナゲも何本か色を添えている。

 

すぐ足元に満開の一株が咲いていた。

 

斜面に沿って咲いているので、撮影にはとても好都合である。
屈まなくても良い角度で撮影できるということだ。

 

群生している株たちも結構ある。

 

びっしり褥となって地面を覆うのは、周囲を覆う杉林の落葉である。

 

木漏れ日をスポットライトの様に浴びて存在を誇示する。

 

縞状に影を落とす杉林の環境が生育に一役買っているのか?

 

微妙に彩が異なっており、目を楽しませてくれる。

 

大き目の葉に不釣り合いの小花が多数ついて、絶妙のバランスを保つ。

 

純白の花が光り輝く様は、本当にいとおしい。

 

ほどよく手入れされた環境が、多くの花々を育てる。

 

朽ちた切り株を引き立て役にして、我が存在を引き立たせる。

 

スポットライトを浴びた千両役者の立ち姿。

 

エビネと競うように、シダも我が姿を精一杯伸ばして・・・

 

まさしく山野草の如く群生しているものもある。

 

「エビネ屋」っと大向こうから声がかかりそう。

 

総立ちで、遠来の客を見送りをしてくれるのか?

 

額縁に納めたいような、エビネの晴れ姿。

 

管理のための志を「松の露」ほど・・・
するとこのご婦人たちが、心を込めた茶菓でもてなしてくれた。

 

長閑な里山の一角に、エビネの里がひっそりと残されたいる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 護摩行 | トップ |  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事