現存天守12城、国宝天守5城に数えられる犬山城を久し振りに尋ねた。
木曽川沿いの峻険な山上に建てられた犬山城、望楼型の威容が眼前にある。
鬼門の北東方向から近付き、東側を通って大手側に回り込む。
北は木曽川、東は郷瀬川の流れが天然の堀として、強固な守りに一役買っている。
大手側の南と西に残された人口の空堀、埋まってしまったのかそれほど深くはない。
国宝に相応しい景色は此処まで…
残念ながらこの絵図のような雰囲気はほとんど残されていない。
大手門に向かう登城路も保存が悪く、古城の雰囲気がかき消されてしまっている。
コンクリート舗装されてしまっては、折角の国宝も台無しである。
立て看板だらけの大手門口、無神経極まりない。