トルド・グスタフセンっをピットインでみたのは2011年9月4日で、今度のアルバムと同じメンバーだった。その後ベースのマット・アイレットセンは自分のグループで再び来日しているので、そしてトーレともずいぶん古い付き合いなので、なんだか親しみがわくグループという感じになった。
新しいアルバムが出ていて、前作と同じメンバー来日したのと同じメンバーだからずいぶん長く演奏していることになります。
静謐というのが一番ピッタリに始まって、もう少しながく聞きたいとという感じの1曲目です。
2曲目はすこしスパニシュが入っているような始まり、リズム隊との関係もぴったりと形になっている感じです。トーレが静かに入ってきて、後半力強くなるのは、ECMではガルバレクに似ています。
短いインプロをいくつか間にいれての、トルドの音楽を演るカルテットという感じです。
6曲目“Silent Spaces”霧のかかった北欧にいるような独特の色彩感。
8曲目一寸リズミカルな感じで、これもジャズなんだと思う。
基本的に驚きがジャズの大きな楽しみだけれど、このアルバムは思った通り、トルドが持って入りる音楽をアルバムにしたのでしょう。変わらないトルドの世界がつまらないかというとそうではない。
“予定調和”という言葉が思い浮かんだけれど、思った通りの調和です。
予定調和ってライプニッツの哲学でモナド論という概念だそうで、宇宙が統一的な秩序状態にあるのは、神によってモナド間に調和関係が生じるようにあらかじめ定められているからという理論だそうですが、もちろんまるで解りません。
ただ感覚派のこちらは、宇宙で調和という言葉が並べば、このアルバムがもう一つすばらしいものに感じてくるのです。
Extended Circle/Tord Gustavsen Quartet
Tord Gustavsen(P)
Tore Brunborg(Ts)
Mats Eilertsen(B)
Jarle Vespestad(Ds)
Recorded June 2013
1. Right There
2. Eg Veit I Himmerik Ei Borg
3. Entrance
4. The Gift
5. Staying There
6. Silent Spaces
7. Entrance, Var.
8. Devotion
9. The Embrace
10. Bass Transition
11. Glow
12. The Prodigal Song
しかし、トルド・グスタフセンにはまって、そしてこのアルバムに納得している私です。私のほんとの好みはサックスなしのトリオで良いのですが・・・?。
確かにECMの3枚いいですね。ただとても個性がつよいので変化材が必要かもしれませんね。
トーレはその意味適任です。
TBありがとうございました。
静寂で美しいあるばむでしたね。
雪景色に似合いすぎて、はまりすぎて映画のBGMのようでしたよ。
こういう世界も大好きです。
来日しないかな。。
このアルバムは素晴らしいですねぇ。ECMの典型的な音,あるいはECMファンが求める音がここには収められていて,この手のサウンド好きには,本当にたまらない出来だと思いました。
ということで,TBさせて頂きます。
このアルバムも確かに雪景色に会いますね、私はメセニーのソロにしました。
来日も一度実現しているので、あとは調整でしょうね。
この人をECMのメイン奏者にしようとしているのではと思うアルバムと感じます。