年末に購入したアルバムで結構何度も聞いているのがこのアルバム、フォローしていなかったジェシ・ヴァン・ルーラーがいいと思っていたらバリトン・サックスとのアルバムが出たので拾いました。
ジェシ・ヴァン・ルーラーのオケアルバムいつか拾おうと思います、というかギタリストでこれはと思う人と出会うのは実は初めてです。
バリトンを吹いているヤン・メヌーという人のアルバムですが、1曲目とにかくバリトンの音が優しく、ゆったりとバラッドで始まり、あまりのゆったりさかげん、驚きましがそれが心地よくなります。ある意味ポール・デスモンドのアルバムを聴いている雰囲気です。
2曲目“フェスティブ・マイナー”を結構しっかりしたバリトンソロで吹ききりますがこれが渋い、その後のルーラーのギターソロが良くきけますが、実はこのバリトンの前ソロが効いているのです。
3曲目は逆にバリトンのソロが素晴らしいのですが、実はそこにはさまれるルーラーのギターが効いているのです。
4曲目そのようにバリトンとギターが実に互いの音色とフレーズの美しさを織りなして、聴くものの心をときほぐしてくれます。
マリガンに対してのトリビュートのようですが、私多作のマリガンって、作品のばらつきを感じます。このメヌーと言う人はハバリトン・サックス以外も吹くみたいですが、重くなくメロディアスで、このバリトンとても好きです。
6曲目“Bernie's Tune”のアドリブソロ、これはマリガンを研究したにしろ、とてもいい流れで、だからその後のルーラーのギターがとても良いのです。
7曲目“Tell Me When”とてもやさしい雰囲気の曲でそれがサックス、ギターのソロに連なって、そうするとベースとドラムスのバックもしっかりやさしい演奏だとわかるのです。
8曲目、“Walking Shose”を軽やかに吹いて、そしてその後が“Soft Shose”よい音色で吹くバリトンは別にマリガンにこだわることなく、逆にとてもいい音だと思います。
そして最後の曲、ルーラーのギターソロは魅力的で、彼の事がわかってきました。
しっかり小技を持つサックスとそのサウンドにあわせたギターでとてもゆったりとした、聴いていると何回でも心和むアルバムです。
Mulligan Moods / Jan Menu
CLEMENS VAN DER FEEN(b)
JOOST VAN SCHAIK(ds)
JESSE VAN RULLER(g)
JAN MENU(bs)
1,NIGHT LIGHTS
2.FESTIVE MINOR
3.FLASH
4.THEME FOR JOBIn
5,ONTEN
6.BERNIE'S TUNE
7.TELL ME WHEY
8.WALKIN' SHOES
10.SOFT SHOES
11.MOTEL
2008:55RECORDS
本作は基本的には穏やかなのですが、アップテンポの曲ではほどよい緊張感もあって、緩急のバランスが非常にいいですね。
かなりの頻度で聴いてます。
ジェシ・ヴァンのアルバムはハズレなしなので、きっとどれを買っても満足がいくと思いますよ。
私のブログでもけっこう取り上げてますので、もしよかったらJesse van Rullerで検索してみてください。
私もジェシ・ヴァンなので買いましたが、その魅力をとてもうまく使った、心癒されるアルバムでした。
ジェシ・ヴァンは皆さんの意見を参考にして、いくつか聴いていきたいと思いますが、意外と多いですね。
今年も一年始まったばかりなので、ゆっくりと行きたいと思います。
私もこのアルバム、聴きやすいこともあって、立て続けに3回も聴いてしまいました。でもホンワカゆったりなだけではなくて、緩急自在、やる時はやるぞ、的な仕上がりになっていて、ひきつけられます。しかも通して聴いてみて情感にせまるというか、後味がいいんですね。ちょっと地味かもですが新年早々良いアルバムに出会いました。
このアルバムを買われたと書いていらしゃったので、きっと受けるとおもっていました。
ほとんどみんな同じ異議なしでしたね。
後幾人か、記事にしないまでも買うと思います。
TBありがとうございました。
昔からジャズ聴いてる人の琴線に触れるものがありますよね。
最中さん、ジェシ初体験?
探求、って、アルバム持ってなかったかしら。。
トラバさせてください。
貴女のところから戻ったら、コメントがありました。
長くJAZZを聴いていると、この様なものの良さが良く分かります。
ジェシはねすずっくさんとかクリスさんとかほめまくるのでへそまげていて、これ二つ目ぐらいです。
この正月に古いリーダー作も聴きました。
だんだんと解ってきました。これでビックバンドを牛耳ったら凄いですね。
恐ろしい人がいるものです。
探求ってなんでしたっけ。