時間を見つけて私としては久しぶりの御茶ノ水のショップへ行ってきた。まるで知らない新しいものが山ほど並んでいたけれど、結局前から買おうと決めていた新作3枚、それに中古(ひとつ未開封)品を2つ買いました。
新しいほうを後にして中古品からのお話です。
オクサンがバイオリンが好きなので、迎合してバイオリンのJAZZをよく買います。中古の2枚もバイオリンが主体、その一枚が未開封のこれでした。メンバーをみるとなんとJason Moranがピアノを弾いているし、Bill Frisellもギターを弾いています。
この前のお休みにBill Frisellのnレノンにささげたアルバムをゆっくり聞きましたが、こちらもちょっとカントリー調なのかもと期待して1,000円でゲット、2008年にリリースされたようです。
聞き出すと、ストリングスオーケストラも入って、いろいろ感じが変わるけれどアメリカン・ミュージックとところです。
jenny scheinmanって知らないけれど、こんな感じの女性です。
とここでここにきて、やっと気がついた、もしかしたらビルフリのところでバイオリンを弾いていた人かもって、それでアルバムみればこの人でした。
まことに鈍感、もう一度ビルフリのアルバムからおさらいしました。
そしてもう一度このアルバムです。
7曲目のAwful Sad がエリントンの曲で以外はこのバイオリンの人の作品です。
1曲目、ゆったりした古いアメリカを思わせる感じでモランもビリフリの音もきこえますが、ぐっと抑えています。
2曲目はロン・マイルスのコルネットからでやはり基本はカントリー調、フリゼールのソロはもちろんあの感じで入ります。
3曲目がピアノとドラムスとのトリオでここではモランのソロが、私サイドのモランが好きです。
4曲目はストリング・オケ主体の平原の上を流れる雲をみているようなひろびろとした曲。
5曲目はジャズ・ロックリズムに、アーシーなモランのピアノ・ソロが良い。ドラムスもビリフリのところで一緒だったKenny Wollesenです。
6曲目だけTonicでのライブ録音で、ちょっとクラシック調のオケ曲です。
7曲目、エリントンの曲はカントリー・ラグ調これも楽しい。
11曲目リズムに乗ってDoug Wieselmanのバスクラのソロ、リズミックな曲の方が形がはっきりして面白い。
最後の曲が“Old Brooklyn ”という曲、ゆったりとフリゼール、ロン・マイルス、などが絡み合って、これもひとつのブルックリンの情景なのですね。
このScheinman、調べたら12月の1週にヴィレッジ・バンガードに出るのです、それもビル・フリゼールとブライアン・ブレイドとのトリオでした。ブルックリンのJAZZ、また聞くことあるでしょうか。
おまけにジャケの写真1枚。
CROSSING THE FIELD / jenny scheinman
Jenny Scheinman: violin, piano (8)
Jason Moran: piano (1-5, 7, 9, 10)
Bill Frisell: guitar (1, 2, 4-6, 8-11, 13)
Ron Miles: cornet (1, 2, 4-6, 8-11, 13)
Doug Wieselman: clarinets (1, 2, 4-6, 8, 9, 11, 13)
Tim Luntzel: bass (1, 2, 5, 6, 8, 9, 11, 13)
Kenny Wollesen: drums (1-11, 13)
Eyvind Kang: conductor (6)
Brooklyn Rider: string orchestra leaders (1, 2, 4, 5, 6, 9, 12)
1 Born Into This
2 I Heart Eye Patch
3 That's Delight
4 Ana Eco
5 Hard Sole Shoe
6 Einsamaller
7 Awful Sad
8 Processional
9 Careeners
10 Three Bits And A Horse
11 Song for Sidiki
12 Ripples In The Aquifer
13 Old Brooklyn