JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

新春お楽しみ袋 2  THE ORACLE, LIVE AT SUNTORY HALL

2009-01-10 21:12:50 | 聞いてますCDいいと思う


お楽しみ袋の中の2枚目はこんなアルバムでした。
最近Alan Paqsua の昔のアルバムでDave Hollandが良いと思っていたら、また凄いのにであいました。
お楽しみ袋には、まるで知らないものがあったりして、このアルバムも驚きました。
ホランドとは多分最初の出会いが悪かったのかとおもいます。ほとんど選んできいてきませんでしたが、ピアノの Milcho Leviev という人とのピアノ・デュオで、東欧の町で録音されたかと思いましたら、なんと日本のサントリー・ホール1986年の録音です。
1曲目、リズミックなホランドのベース、あまり知らない。ホランドはECMで知りサークルなんかで硬質な角ばったベースに思っていましたが、この演奏リズムにのったピアノへのバックサポートです。その後のベースソロもとてもオーソドックスで好きです。
2曲目のベース低音のしっかりした重さ、ピアノは強いタッチとバッキングが個性的なKENNY WHEELERの美しい曲です。
3曲目はホランドのアルコが楽しめる曲。
4曲目ピアノのエキセントリックなフレーズとブロッキング、このピアニストの演奏個性でしょう、今日のピアニストはとても個性的です。
ただ微妙な間合いの相性がたちょっとオヤッと思います。素晴らしいテクニシャンですから相性の問題です。
知らないので調べればミルチョ・レヴィエフという人はブルガリアのクラシック界のホープだった人のようで、アメリカに渡りドン・エリスとかビリー・コブハムのバンドにいた人だそうで、ではあっていたかも知れません。
6曲目“YOU, I LOVE”はホランドの曲ですが、私としては一番気に入った曲、途中凄いベースソロが聴けますが、このような演奏は映像的にも見たくなります。
7曲目はレヴィーの静かなゆったりした始まりは好感の持てる曲です。
ただどの曲もガシガシ弾きだすと、いらないと思う音がはさまれたり、フレーズがもたつくようなところがあるような気がします。
クラシックの素養から、つい出してしまう音があるのですね。
アンコールに弾かれる“Warm Valley”のようにテクを抑えた曲がとても好きです。

お楽しみ袋からは、変化して見える深い色に染められたドレス・シャツが出てきた感じです。

THE ORACLE, LIVE AT SUNTORY HALL

Milcho Leviev : piano
Dave Holland : bass
live at Suntory Hall, December 11, 1986

1. The Oracle [Dave Holland]
2. Everybody's Song But My Own [Kenny Wheeler]
3. Thracian Flamenco [Milcho Leviev]
4. New One [Dave Holland]
5. Andante Tranquillo [Milcho Leviev]
6. You, I Love [Dave Holland]
7. Samba Deborah [Milcho Leviev]
8. First Snow [Dave Holland]
9. Shoobee Doobee [Milcho Leviev]
10. Warm Valley [Duke Ellington]
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする