美味艶女~おいしい料理に囲まれて~

おいしい料理に囲まれてれば 福来る♪ おいしいものの連鎖は 幸せの連鎖♪

納豆そば ☆誠編

2015-08-18 | ショートストーリー

   フィクション☆

「一回しか使わないんだから、図書館で借りようよ」

そう、誠が言ったのは 子供の名前辞典についてだった。



一回しかない大事な名前だからこそ、買っておきたいのではないか。

有紗は、そう思いながら、納豆をかき混ぜた。


「俺、納豆そばが 大好きなんだ~」
という誠に合わせて、週末のランチはいつも納豆そばだった。



「結婚式は、有紗の好きなとこでしていいよ。主役は有紗なんだからさ。」
と言っておいて、親がココでしたからココはどう?と、中堅ホテルでする成り行きになったし、


「うわー、有紗 このウェディングドレス似合うー!」
と言った ドレスは、安物だった。

「この納豆そばってさ、納豆一パックに乾麺だろ?お一人様 50円ぐらいだろ?安くてうまくて、最高の料理だよな~~」

たかが納豆そば

されど納豆そば

有紗は、とろろ、おくら、ねぎ、かつおぶしをのせて、最後に卵の黄身をトッピングした。

「なんだよ これ。俺は 納豆だけで 十分だよ」



たかが 名前辞典…
されど名前辞典。
これからの生活が 有紗は、不安に思えてきた。






買ったことを、忘れかけてた アイスバー(笑)

キウイとシロップで 作りました。 夏が終わる前に~~夏 遊び 急がないと♪♪


 

ぽちっとしてくれると 嬉しいです。

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