日本でのオートバイ業界は、排気量で大きく「3つのサイズ(小型バイク・中型バイク・大型バイク)」に別れていますよね。
それぞれ、特性と面白さがあるのですが、その用途を間違えると不満も出てしまいます。
そこで、ボクなりに考える排気量別の「楽しみ方」を簡単に説明したいと思います。(笑)
まず、小型バイク(125cc)ですが、
何と言っても「軽快でコンパクト」、そしてどこでも手軽に走れる利点があります。
それを十分に活かす事が出来るのは、やはり市街地を含む生活エリアでしょう。
街中を走るとクルマよりスムースに目的地に到着しますし、中型・大型バイクなどと違い駐輪場の心配もありません。
また、非常に狭い道路や、オートバイ走行が可能な遊歩道でもその威力を発揮します。
これはボクの経験ですが、中国地方と四国地方をつなぐ「しまなみ街道」は小型バイクに最適で、
遊歩道を使って他では味わえない「眺望快適ツーリング」が楽しめます。
結論、狭い道路を走る、クルマの多い市街地を走るには小型バイクが一番最適と言えそうです。
次に中型バイク(250cc〜400cc)ですが、
このサイズになると、ある程度「万能」となってきます。
趣味性も大きく上がりますし、その分ジャンルも豊富になってきますよね。
さらにショートツーリングからロングツーリングまで、多彩なツーリングに使えますし、
腕に自信のあるライダーがワインディングを走れば、どのクラスより「最強となる速さ」も誇ります。
また、250ccクラスに関してはカスタムする事も容易ですし、頭の痛い「車検がない」のでやりたい放題。(笑)
非常に維持も安く、それでいて走りが楽しめるサイズと言えます。
車種によりますが、もちろん市街地走行も可能で、日常の足としても優れていると言えます。
で、最後に現在の主流である大型バイク(400cc以上)ですが、
大型バイクの特性は何と言っても「最高速と加速力」です。
高速道路を使ったロングツーリングを得意とし、大きなトルクで長時間運転も楽々。
見栄えも良いですし、新車の世界では一番「車種が充実」しています。
大きな排気量ともなると、軽くリッター以上ですから、ずっと2速、3速にホールドしたまま走る事も出来ますよね。
この様に、排気量によって得意とするシーンや用途が大きく変わってくる訳です。
これに対して「使い方」を違えてしまうと、そのバイクに対して「不満を感じる」事になります。
今、乗ってるオートバイでどこか「不満」を感じてる人がいるならば、
それは確実に「使い方を間違ってる」可能性が高いとボクは考えます。
要するに「何がしたいか?」で排気量の選択が迫られる訳で、そこで誤った判断をしてはいけないって事です。
排気量の大小は、あくまで「初心者と上級者」を区別するものではありません。
自分がオートバイとどう付き合うか?
その付き合い方と「大きく関係してる」って理解するべきだと思いますね!(笑)