一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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300年住宅の工事進行中(2)

2007年11月07日 17時41分51秒 | 300年住宅
▲壁への流し込みが終わり、床へコンクリートを流込み中



みなさん、こんばんは。ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

先月、300年住宅のコンクリートの打設を行いました。1階の壁と2階の床にコンクリートを流す作業です。
鉄筋コンクリート造と全く同じように鉄筋があり、壁にも床にもコンクリートを流します。

コンクリートに流動化剤というものを入れて、コンクリートの強度を落とすことなく、コンクリートの流動性を増します。その方が、鉄筋と鉄筋の間にコンクリートが完全に廻りやすいからです。



▲一般的には ハイフルード という呼ばれていますが、これが流動化剤です


さらに、通常の鉄筋コンクリート造のコンクリート打設で行う、バイブレーターという微振動(といっても、人間にはかなり凄いですが)を起こさせるマッサージ器のようなもので、コンクリートが隅々まで行き渡るように作業をするのです。




▲ほぼ床まで打設が終わり均しています



コンクリートが適正な強度になるかどうか、現場で同じコンクリートからテストピース(コンクリートの強度を測定するため、破壊試験するためのサンプル)を作成します。




▲テストピースを測定して保存します




すべての作業を終えて、1週間はコンクリートに振動や衝撃を与えないように何もしないで放置します。これを養生といいます。

現場では、本日2007年11月7日から、ようやく2階の作業を開始しました。




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