夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈や行〉

2012年12月29日 | 映画(や行)
《や》
『ヤング≒アダルト』(原題:Young Adult)
ヤングアダルト小説のゴーストライターで、37歳のバツイチ女性メイビス。
執筆作の人気も最近下火になっていたところへ、
高校時代の恋人バディから第一子誕生とそのお披露目パーティー開催の知らせが届く。
バディこそが自分の運命の相手だと信じるメイビスは、久しぶりに帰郷するのだが……。
美人で高ビーな彼女は、田舎で自分がどう思われているのかもわからず、
たまたま仕事で帰郷したふうを装い、目一杯おしゃれしてバディの前に現れます。
一応コメディなのですが、シャーリーズ・セロン演じる彼女がイタすぎて苦笑。
高ビー女が自尊心を傷つけられてズタボロに。あり得る話っぽいところが生々しい。

《ゆ》
『指輪をはめたい』
赤富士薬品の営業マン、輝彦(山田孝之)は、スケートリンクで転倒して頭を強打。
部分的記憶喪失となり、鞄の中の婚約指輪を誰に渡すつもりだったのかが思い出せない。
そんな彼の目の前に現れたのはタイプの異なる3人の女性。
会社のマドンナで東大卒の知的美女、智恵(小西真奈美)。
巨乳で陽気な風俗嬢、店ではナンバー5のめぐみ(真木よう子)。
公園で悲壮感漂う移動人形劇をする、ボケボケながら清楚な和歌子(池脇千鶴)。
どうやら自分は三股をかけていたらしい。
困り果てた輝彦は、スケートリンクで出会った少女エミ(二階堂ふみ)に相談するのだが……。
『モテキ』(2011)から誠実さを省いてブラックな色合いを足したみたいな作品。
最後まで観れば実は一途だったけど、笑うに笑えず。ちと消化不良。

《よ》
『夜明けの街で』
東野圭吾の同名小説を岸谷五朗と深キョン主演で映画化。
大手建設会社に勤める和也は、不倫する奴なんてバカだと思っていた。
しかし、派遣社員の秋葉と飲みに行ったのがきっかけで深みにはまる。
秋葉は富裕で複雑な家庭に育った様子。
15年前には実家で父親の女性秘書が殺され、第一発見者が秋葉だったらしい。
犯人が捕まらないまま事件は時効を迎えようとしていて……。
まったくもって中途半端なラブシーンに「茶番だ~」と叫びたくなりました。
鑑賞時は原作未読だったので、原作はこんな茶番だったわけがないと思いましたが、
後日原作を読んでも茶番でした。(--;
岸谷五朗はいい役者ですが、『愛の流刑地』のTV版といい、こういう色男役はなんだかなぁ。
『みにくいアヒルの子』の先生役なんて良かったし、
色男でも三の線が入っている役のほうが好きだなぁ。

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