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『タイガー 裏切りのスパイ』

2024年05月14日 | 映画(た行)
『タイガー 裏切りのスパイ』(原題:Tiger 3)
監督:マニーシュ・シャルマー
出演:サルマーン・カーン,カトリーナ・カイフ,イムラン・ハシュミ,レーヴァティ他
 
イオンシネマ茨木にて、前述の『バジーノイズ』の次に。
平日の仕事帰りです。すでに120分の映画を観た後に、160分近いボリウッド
絶対寝るよねぇと思ったのですが、面白すぎておお目々パッチリ。(^O^)
 
インドではとっても有名な俳優のひとり、サルマーン・カーン
彼の主演作といえば、なんといっても『バジュランギおじさんと、小さな迷子』(2015)ですが、
こんなアクションばりばりの作品でもめちゃくちゃ面白い。
彼の役どころはRAW(インドの国家諜報機関)の伝説的エージェント、その名もタイガー。
人気シリーズの第3弾とのことなのですが、なぜ私は第1弾と第2弾を観ていないのだ!?
そのせいで上司だとか同僚だとかちょっとわかりにくい部分も若干あるけれど、全く問題なし。
 
RAWのエージェント・タイガーは、潜入捜査中に連絡の途絶えたエージェント・ゴーピーの救出に向かう。
なんとかゴーピーを故郷に連れ帰ることはできたが、すでに瀕死の状態。
息を引き取る直前、ゴーピーは「二重スパイがいる。それはゾヤだ」と言い残す。
 
ゾヤとはタイガーの妻でパキスタン人。信じられぬまま、ゾヤと息子ジュニアが待つ家に帰宅。
愛する妻が二重スパイなどとは考えがたいが、次の任務でロシアに赴いたタイガーは何者かに襲われる。
相手を追い詰めてヘルメットを脱がせると、それは紛れもなくゾヤだった。
 
なぜそんなことを。
ゾヤはまだ子どもだった頃にISI(パキスタン軍統合情報局)のエージェントだった父親を亡くした。
父親の亡き後、ゾヤを引き取って育てたのは父親の愛弟子ラフマーン。
インドを激しく憎むラフマーンは、パキスタンの首相暗殺とその後釜に自身が就くことを目論み、
ジュニアを人質に取ってゾヤを脅していたのだ。
 
タイガーに罪を着せるためにゾヤを利用したラフマーンの罠に落ち、タイガーは監禁される。
インドとパキスタンの和平を望む女性首相やパキスタンとインドの国民たちは何も知らず、
伝説のエージェントを国賊扱いし、皆から狙われるはめになるのだが……。
 
タイガー役のサルマーン・カーンが(濃いけど)カッコイイのは当然のこと。
ゾヤ役のカトリーナ・カイフはめちゃ美人で、キレッキレのアクションも見せてくれます。
そしてゲスト出演しているのがシャー・ルク・カーン
ちょうどこの間、彼が20年以上前に主演した『デーヴダース』を観たばかり。
なんだ、歳を取ってからのほうが断然イケてるじゃあないか。
 
“ミッション:インポッシブル”シリーズのインド版ですよね。
チームのメンバーも良くて、ホントに楽しい。第1弾と第2弾も観なくちゃ。

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