夜な夜なシネマ

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『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』

2023年09月26日 | 映画(や行)
『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』
監督:酒井麻衣
出演:白岩瑠姫,久間田琳加,箭内夢菜,吉田ウーロン太,今井隆文,上杉柊平,鶴田真由他
 
109シネマズ大阪エキスポシティにて、前述の『アリスとテレスのまぼろし工場』の次に。
 
そんなにヒットしていないのだと思っていたら、若い女性や母子連れがいっぱいでビックリ。
誰目当てなのかしら。白岩瑠姫も久間田琳加も私は知らんねんけど。
てか、どっちがどっちの名前なのかもわからず。前者が男性、後者が女性のお名前なのね。
で、前者はJO1のメンバーだと。JO1もわからなくてすみません。
「しろいわるき」くんに「くまだりんか」ちゃんね。たぶんちゃんと覚えたで!
 
もともとはケータイ小説として公開され、のちに書籍化された汐見夏衛の同名ベストセラー。
監督は『劇場版 美しい彼 eternal』の酒井麻衣です。
 
高校生の茜(久間田琳加)は4人家族。
ずいぶん前に茜の実父と離婚した母・恵子(鶴田真由)は料理人の丹羽隆(吉田ウーロン太)と再婚。
恵子と隆の間には玲奈(佐藤恋和)が生まれ、つまり茜の異父妹となる。
隆はいつか茜に「お父さん」と呼んでもらえる日を心待ちにしているものの、無理強いはしない。
いつも優しくて茜の味方。そんな隆に感謝しつつも、まだ心を開くことはできない茜。
 
両親の離婚のこともあって、幼少時から周囲に気を遣って生きてきた茜は、
心の内を見られるのが怖くてマスクを手放せない。
高校では優等生で通り、学級委員を務めるなどみんなから信頼される存在で、
本当の自分とのギャップに思い悩んでいる。
 
そんななかにあって、茜が気になっているのは同級生の深川青磁(白岩瑠姫)。
青磁は銀髪イケメンの美術部員で、異性からも同性からもモテる学校一の人気者
彼にだけは自分のことを見透かされているような気がしていたら、
面と向かって「おまえは自分を隠している。作り笑いばっかり。大嫌い」と言われてしまう。
 
しかし通学途中にマスクを忘れたことに気づいてパニックになっていたとき、
青磁に助けられた茜は、彼の前でだけはマスクなしでいられるように。
次第にふたりの距離も縮まっていくのだが……。

学芸会かよと思いながら冷めた目で観ていました。
こんなだったかなぁ高校生の頃。いやいやいや、こんなんこっちが恥ずかしいわなどと思い。
ところが最後に結局泣かされているではありませんか、私。
 
このうえなくありきたりな話だと思っていたら、最後の展開が予想外。
さらには初めて「お父さん」と呼ぶシーンは私がお父さんの心境に陥ってしまった(笑)。
 
めっちゃよかったわけじゃない。でも思っていたよりはよかった。
JO1ファンの女子小中高生もお母さんも楽しめるんじゃないですかね。
 
美術教師役の上杉柊平がちょっとイイ。
でも先生は生徒のプライバシーについて口が軽すぎじゃないでしょか。(^^;

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