mimi-fuku通信

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【2011-12年:日本の話芸&落語研究会&立川談志】番組情報。

2011-12-28 06:55:00 | テレビ番組

 昨夜は仕事の帰り道、
 ふらりと立ち寄った居酒屋で、
 珍しい人と会い午後10時まで深酒。
 久しぶりの二日酔いは午前4時30分に起床。
 “二度寝”しようと試みるが胸はムカムカ。
 仕方がないので、
 早朝5時20分に自室に入りPCを開く。
 *落語とは関係のない書き出し。

 近年の落語ブームはいよいよ本格化しているようだ。
 今年(2011年)の11月に亡くなった立川談志さんのお別れ会。
 明るく可笑しく送ろうとの試みは落語家仲間ならではの世界。

 古典落語の世界では盛んに描写される人の死。
 時には死体を躍らせ香典を稼ごうと脅迫してみたり、
 時には死体の腹の中の黄金目当てに自ら火葬を申し出たり、
 挙句は、
 自分が死んでいるのかいないのか自分の死体を確認しに行く有様や、
 地獄の沙汰も団体旅行と死を楽しむようなお話も数多く。

 死が現代よりもずっと日常的だった時代の物語は、
 時に滑稽であり、時に人情の機微に涙し、
 日本人の心の本質に深く刻み込まれている。

 その古典の世界を“殺してなるものか”と独り葛藤し、
 伝承することの大切さを教え続けた立川談志家元の功績。
 でも、
 談志を神として床の間に飾り立てることは粋でなく、
 私の目にうつる談志落語は野暮な世界の花と蝶。
 否々、草(毒)と蛾(毒)か?

 2011年~2012年の年始年末。
 放送される空前絶後の落語の時間。
 粋な落語に上手の落語。

 どうぞ皆様。
 お楽しみください。


 ~以下番組ホームページから記事転載。

 日本の話芸20周年スペシャル
 『至芸名演の軌跡』
 ~Eテレ(旧NHK教育):2012年 1月 3日(火)午後9:00~ 午前0:00

 放送20周年を迎えた「日本の話芸」から、
 過去の名演を再放送する。

 【演目】
 *落語「長屋の花見」:五代目柳家小さん
 *落語「浜野矩隨」:五代目三遊亭圓楽
 *落語「宿屋仇」:五代目桂文枝
 *講談「義士銘々伝から三村の薪割り」:六代目小金井芦州
 *落語「浮世床」:十代目桂文治。

 【出演】
 桂文治、小金井芦州、桂文枝、桂平治
 三遊亭円楽、柳家小さん、柳家さん喬
 【司会】
 竹下景子

 『日本の話芸(全4回)】
 ~珠玉の名演セレクション~

 第一日
 ~Eテレ:2011年12月31日(土)午前5:00~午前6:00(60分)
 *玉川勝太郎:浪曲「天保水滸伝より鹿島の棒祭り」
 *五代目柳家小さん:落語「笠碁」

 第二日
 ~Eテレ:2012年 1月 1日(日)午前5:00~午前6:00(60分)
 *五代目春風亭柳昇:落語「与太郎戦記 戦場にかける恋」
 *二代目神田山陽:講談「名人小団治」

 第三日
 ~Eテレ:2012年 1月 2日(月)午前5:00~午前6:00(60分)
 *二代目桂小南;落語「菜刀息子」
 *内海桂子・好江:漫才「日本酒物語」

 第四日
  ~Eテレ:2012年 1月 3日(火)午前5:00~午前6:00(60分)
 *夢路いとし・喜味こいし:漫才
 *柳家小せん:落語「風呂敷」

 *****

 落語研究会スペシャル
 『追悼:立川談志さん』
 ~BS-TBS:2011年12月30日(金)18:00~18:54

 TBSのライブラリーに保存されていた、
 若き日の談志さんの落語をご覧いただく。
 また、
 談志さんと親交のあったゲスト・三遊亭小遊三さんや、
 五代目小さん門下の弟弟子・柳家小三治さんの,
 インタビューもまじえながら、
 思い出を語っていただく。

 【演目】
 「鉄拐」
 「蒟蒻問答」

 【出演】
 三遊亭小遊三、京須偕充(落語評論家)
 【司会】
 竹内香苗(TBSアナウンサー)

 
 『新春落語研究会2011(全3回)』
 BS-TBS:2012/01/01(日)~03(火)午前8時~10時

 上席 (2012年01月01日放送)
 「一眼国」柳家小三治
 「ふだんの袴」柳亭市馬
 「味噌蔵」瀧川鯉昇

 中席 (2012年01月02日放送)
 
「みどりの窓口」立川志の輔
 「ろくろ首」柳家三三
 「へっつい幽霊」橘家圓太郎

 下席 (2012年01月03日放送)
 「竹の水仙」柳家喬太郎
 「だくだく」桃月庵白酒
 「子別れ」古今亭志ん輔

 正月恒例!落語研究会アンコール特集
 2011年に放送した“落語研究会”の中から、
 選りすぐりの落語9席をアンコール放送。
 トークゲストに林家正蔵を迎えてお送りする。

 【出演】
 林家正蔵 、京須偕充(落語評論家)
 【司会】
 竹内香苗(TBSアナウンサー)

 *****

 『談志落語をたっぷりと』
 ~BS-P:2012年1月3日(火)午前9:00~午後0:00(180分)

 2011年11月に亡くなった、
 立川談志さんのNHK最後のレギュラー番組、
 NHKラジオ「新・話の泉」のレギュラー陣が集い。
 談志さんの芸と落語について語る。

 【演目】
 「やかん」(平成13年8月放送)
 「首提灯」(昭和54年7月放送)
 「明烏」(昭和53年6月放送)
 「人情八百屋」(昭和57年5月)
 「へっつい幽霊」(昭和62年5月放送)
 「羽団扇」(昭和58年2月放送)

 【出演】
 立川談志,  嵐山光三郎,  松尾貴史 
 毒蝮三太夫,  山藤章二,  山本容子
 【司会】
 渡邊あゆみ


 追悼ドキュメント 
 『落語家・立川談志:秘蔵映像で綴る立川談志の素顔』
 ~BS-P:2012年 1月 3日(火)午後4:00~午後5:30(90分)

 1997年から2011年まで,
 立川談志に密着して撮り続けた映像が残されている。
 2010年12月。
 談志は体調の悪さを押して最後となった「芝浜」に挑んだ。
 その独演会の前日、自室でひとり「芝浜」をさらう姿をはじめ、
 若い弟子たちに対する厳しくも優しい指導風景、
 自宅で見せる個性的な素顔、
 さまざまな場所で行った高座。
 行きつけのバーや店で気のおけない仲間たちとの時間など、
 未公開の映像でつづる密着ドキュメント。

 

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