2010年のGW(ゴールデンウィーク)最終日(5月5日)。
石川県と富山県の県境にある倶利伽羅(くりから)峠周辺にドライブ。
北陸自動車道:金沢東ICを下りて国道8号線を富山方面に進み、
JR倶利伽羅駅→倶利伽羅峠→不動寺→古戦場→小矢部IC
に進むルートを選択しました。
倶利伽羅周辺の山越えルートは八重桜で有名なコースです。
JR倶利伽羅駅に設置されていた観光案内MAP。
赤文字:倶利伽羅不動寺と源平合戦跡が今回紹介するスポット。
JR倶利伽羅駅ホームの傍らに、
見事な八重桜が満開の花を咲かせています。
倶利伽羅峠に到る道路周辺(峠の標高は277m)の景観です。
この峠に辿り着くまでの道筋にも八重桜が咲き誇ります。
倶利伽羅不動寺(尊)。
1300年にわたり信仰の拠点として、
成田不動尊(千葉県)
大山不動尊(神奈川県)
と共に日本3不動尊の1尊に位置する、
由緒正しきお寺とされています。
真言宗に属し不動明王を御祀りしています
倶利伽羅不動寺境内の五重塔。
青楓の新緑が美しく思わずパチリ。
楓の光に焦点を当てているため五重塔は冴えませんが、
新しい塔の朱色は見事でした。
秋の紅葉を想像(イメージ)しながら、
赤と朱のコントラストは美しいだろうと感じます。
倶利伽羅不動寺~倶利伽羅県定公園・古戦場周辺の観光MAP。
マップ周辺の自然散策はお散歩コースとして最適!
『火牛の像』周辺の八重桜のトンネル。
距離は短いですが絵になるスポットです。
周辺には芭蕉が読んだとされる碑もあります。
源平合戦古戦場の『火牛』の像。
両角の先に付けられた松明(たいまつ)が、
有名な木曾義仲の<火牛の計>を表わしています。
少し歴史の勉強。
平清盛の死から2年後の1183年5月。
兵を挙げた源氏勢は京(都)に向かい進行。
京への入場を阻止すべく10万の大群を北陸に集結させる平家の軍勢。
戦いがこの地:倶利伽羅谷の合戦。
源義仲(木曾義仲)の奇策は闇夜に計られました
角に松明を付けた牛の群れを平家軍に向けて一気に放ちます。
不意を付かれパニックになった平家軍は逃惑い悲劇を生みます
逃げる兵士達は闇夜の谷に次々と落ちていったのです。
落ちた兵士の上に重なるように落ちてくる兵士達。
多くの血が流された地は“地獄谷”として伝えられます。
例えようもない美しさの八重桜。
虫食いや痛みも見られず完璧に咲き誇っています。
八重桜は1箇所にまとめて植えられてはおらず、
山地の到る場所に点在して植えられています。
最後の写真はMyプリウス。
~初めての紹介ですね。
山頂~小矢部IC方向の下り坂にある、
万葉公園近くの駐車場。
八重桜を背景に思わず1枚。
今回の記事は、
写真加工を一切行わず、
見たままの色を紹介しました。
例年5月のGW時期に八重桜まつりを開催。
2010年は4月の天候不順(寒暖差)で開花時期が遅れ、
5月8~9日の連休までが見頃になりそう。
明日(8日)の天気予報は気持ちの良い晴天。
お近くの人は是非お出かけください。