「母親であると実感する時。」との質問に答えて。(発言の転記。)
何も変わんないけど、やっぱ、コイツが生きるために頑張らなくちゃいけない。
それだけですよね。何があってもこの子を守んなくちゃいけない。
だから、そうね。
確かに、自分のこと何も考えないのかって言ったら全然それは嘘で、凄い自己中なんですよ。当たり前に今でも。
でも。自分が生きて行くことで自分の息子が生きられるじゃない。
メシも食っていける。場所もある。愛情もある。
それが、無くなっちゃったら子供はどうしたらいいの?
生きていけないと思う。
だから、彼のために、音楽やって、仕事して、彼のために私が生きているって感じですね。
~最終的に彼が大人になった時に、「かーちゃんこれやっててよかったじゃん。」って言ってくれるためにやってる。
【mimifuku的評説。】
この番組を見た女子高生や女子大生は、月曜日の学校で超話題になる予感。
おそらくは、一部の女性達にとって、約30年前、NHK教育TVで放送された、矢沢永吉さんの「若い広場」出演時以来の本格的なアーティストの独特な個人思想の表現は、多大な影響力を持ちそうで、中身の濃い内容だったと思う。
嘘のない感覚的言葉の数々。
いい加減そうで、かしこい女性。
好きと嫌いの使い分けの巧みさ。
多彩な芸に対する、突出した存在感。
歌に対する思いが強そうだけど、一流のロッカーを目指すには、身体全体を使って全力で絞りだすようなボイス表現が可能になれば凄い歌手になれるだろうね。
あと、腹筋を鍛えてロング・トーンの鍛錬をすれば、声量も増して、歌唱法に幅ができるはず。
一流のロッカーと言われている歌手たちは、タフな人(無尽蔵なスタミナ)が多いから道は茨かもね。
意外と息の永~い世界のベテラン・ロック・ミュージシャン達って、すごく健康に気を使っているんだけど知ってる?
(ミック・ジャガーやマドンナなんかは有名な話。)
スタイル(イメージ・キャラ)としてのタバコはいいけど・・・。
とにかく健康には、気をつけてくださいね。
でもロッカーとしてのセンスとバランスは、日本の女性歌手の中では本当に秀でてると思う。
話に出てた、好きなロッカーは、カート・コバーン(ニルヴァーナ)やエリック・クラプトン。
・・・「ティアーズ・イン・ヘブン」はクラプトンの楽曲。
センスいいよね。
話で、面白かったロックの話は、要約するとロックはジャンルじゃなくソウル(魂)だってこと。
言い換えれば、ロックは音楽表現だけではなく、生き様ってことだよね。
自分の好きな音楽に妥協がなく、変な商業ベースに乗ったコミック・ソングを拒否し、そんな生き方ができればカッコいいよな。
冒頭のインタビューで紹介したけど、子供に対する考え方も男前。
自分の生活を守ることで子供を育てる。
能力のある女性の可能性を自分に信じ、男性に媚びない姿勢は、今後の世の中のひとつの指標になってもいいと感じる。
これまでの男性の経済力に従えられた子育ての形。
今では、少しずつ社会が変わろうとしているのだけど、これだけストレートに自分の生活力で子供を支えると言い切った女性は初めてなんじゃないかな?
能力のない男性は、女性の生活を家庭から支えることで、自分のアイディンティティを保つ。
それが、当たり前の世の中になって、初めて男女の平等が保たれる。
能力のあるものが能力のないものの生活を守る。
本来、それが民主主義の本質なんだけど、変な従来型固定観念から、男尊女卑の枠からはみ出せないし、それでは本当に優しい世界はできない。
新しい女性の生き方?そんな大袈裟なことではないかも知れない。
お行儀が悪いクレバーな女性。土屋アンナ。
なんか、暫くは目が離せなさそう。
ブログ内の関連記事へのリンク
トップランナー ~過去の放送日のリスト。
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/799f25edd950e735eb214e7a714302f1
能力のあるものが能力のないものの生活を守る。
(民主主義について。)
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/d96e1b1a5961b399061bf061f35641d7
この日の収録に行かれた方の記事を見つけましたので、興味のある方は下記リンクへ。
オフレコ見たいですけど、放送日が終わっているのでいいかな?だめかな?う~ん。
http://file.annasbar.blog.shinobi.jp/4b014b28.txt
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