お節介おばさんの心配事

先日からアップしてる社内モテないメンズの為に私が繋げ、イケメンN田君が奮闘した美容師美女軍団との合コン。
その後、とっても意外な（って言うかオモロイ）展開になりまして（笑）

どうやら今回はダメっぽいよねぇ・・・と私を含め皆が諦めかけてたわけですが、実は陰でN田君は頑張り続けていたらしい。
現場でまるで会話する事が出来ず、イケメンN田が話を振らなければ声すら発する事が出来なかったと思われるモテないメンズ（以後モテナイズとします）の3人がN田君にそれでも何とか繋げてくれないかと泣きついていたらしいのだ。

で、何をしてたかって言うと、唯一アドレスが分かっていた美容師軍団の幹事役女子（話によると米倉っぽかったらしい）にせっせとメールを投げていたらしいのだ。

そもそも、合コン当日に参加できない私が顔も知らない男女を引き合わせるため、両チームの幹事のアドレスを双方に伝えておいたのであるが、結果的に現場で勇気を出してお願いする事無く、幹事女子の分だけでもアドレスゲットできたわけなので
「M下さんのファインプレーですよぉー。あの場ではちょっと聞きにくかったですから」
と感謝される事となったのだが。

ま、そんな事はいいとして（笑）

N田君がその後もなんとか繋げようとメールのやり取りをしてた事など全く知らない私は、今回のメンバがダメならまた他探そうか？　的な感じで幹事女子（以後エセ米倉とします（笑））にメールを投げてみた。

すると・・・・なんと、深夜3時にエセ米倉ちゃんからメールが入っていたのである。

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連絡遅れまして申し訳ありません。（しかもこんな時間にスミマセン）

合コン、とっても楽しかったですよ。それはホントに。
でも、この人いいなぁー　って感じた人はあの場ではいなかったです。

そうなんですけどぉ・・・・実は、ここだけの話、
幹事の男子と明日、あっ日付変わって今日ですね
夜、ご飯行きます！
全然、まだ好きとかじゃないけど、とりあえず行ってみまーす！
行ってみてどーなったかまた連絡しますね！聞いてくださいねぇ～♪
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うっわ・・・・きたよこれ・・・。
かなーーりまずい状態なのでわ？（笑）
これってさぁ・・・・むっちゃ嬉しそうって言うか、ワクワク感満載っていうか、はっきり言って期待してる感じちゃう？
があああああああああああああ　N田・・・やらかしたな（笑）

いやいやいや　待て待て、もしかしたらモテナイズの面々を出し抜き、東京に残して来た婚約者にも勿論内緒で、食っちゃう気かもしれないじゃん？
アシスト役で参加したつもりが、モテナイズの不甲斐なさに辟易したのと、エセ米倉が殊の外タイプで「ええええい　もうつまみ食いしてやるぅ～」と方向転換したとしても全く不思議じゃない。
それならそれで自己責任で遊んだらええがな　って事なのだが、いや待て、私も結構米倉ちゃんと何度かメールのやり取りして情が湧いてきちゃってるしなぁ・・・
周りが急に結婚し出し、焦ってはみるものの、年齢的に同年代の男子からは引かれ気味・・・
私もあったわそんな頃が。
気持ちは焦るし寂しいし、今にして思えばなんて事ないのだが、30までにはなんとか・・・みたいな切羽詰まった心境ってのは凄く理解できる。
「実は私、3年半付き合ってた彼氏と半年前に別れたばっかで、次に付き合う人とは結婚って意識しちゃうと思うんですよ。ダメでしょうかねぇ」
なんてメールで相談まで受けちまったしなぁ・・・・

がああああああああああああ　N田君に婚約者がいる事は私も知ってたわけだしぃいいい
片棒担いでるわぁああああ
っていうか、ややこしい事になったらぁ美容室また替えなあかーーーーん。
それ困るぅうううう
（って、そこかよ（笑））

そして今日、喫煙所で逢ったイケメンN田にすぐさま確認した私。
「あのさ、あーたどんな感じで米倉ちゃんとメールのやり取りしてたん？N田君はアンカー的な役割だったんだよね？」
「ん？そうっすよ？今日なんとか飯の約束できましたよ。これを突破口に広げようと思ってます。他に女子のメンバいないの？とか、この間の子をもう一人連れて来て今度は2-2で逢わない？とか飯の席で言おうと思ってます」
「うーーーーむ・・・・そぉかぁ・・・あのさ、私の所に米倉ちゃんから今朝メールが来てたんだけどさぁ・・・」

私の微妙な返事にさすが気が回るイケメンN田。すぐさま何かをキャッチし
「え・・・あの、もしかして、なんだかまずい事になってます？」
と、暗い顔で聞きかえして来た。
米倉ちゃんのメールの内容を伝え、私が感じたことをそのまま話すと・・・・

「うっわぁ・・・・ま・・・まずいなぁああそれ。かなりまずいっす。いやぁ・・・そぉかぁ・・・まずいなぁああ」
「てか、私はまた、あーたがモテナイズを出し抜いて、自分が食っちゃう気で誘ってたんだと深読みしたわよ（笑）」
「いやいやいや　ないないない！ないっすよ。彼氏いるなら別ですけど、そんな微妙な年齢の結婚願望ありありの女性に、無理無理、気に入ったとしても行けませんよ！」
「へぇーーー　意外。結構誠実なんだ（笑）」
「げっ　M下さん俺の事どういう目で見てたんすか！」
「わーーっはっは、でもさ、あーた男前なんだし、あっちから来てるんならいっその事食っちゃえば？」
「いやいやいや！だめだめだめ！」
「・・・でもさ米倉みたいなんだよね？綺麗なんだよね？」
「・・・えぇまぁ・・美人ですよ・・・」
「婚約者は東京だし？絶対にばれないよね（笑）」
「ええ・・まぁ、ばれる事はないっすねぇ・・・」
「米倉ちゃん、勝負下着とか気合入ってたりして・・・（笑）」
「いやいやいや　アカンアカンアカン！　んもぉおたのんますって！悪い方向に行かせないでください！」
「あっはははは　てか、思った以上に誠実なんでびっくりしたわ」
「だからあああ　お願いしますよぉー　誠実ですって。ほんとにもぉ」


6時に栄で待ち合わせだとかで、会社を出る時わざわざ私の席に来て
「行ってきます。俺、自分の身を守る為頑張りますから！」
「おぅ！N田裁きがどんなだったかまた報告聞くわ」
「終わり次第メールしますからね！」

なぁーどと言ってたイケメンN田なのだが・・・・
わーーっはっはっは　そろそろ終電がなくなるこの時間。
未だメールは入らないのである（笑）


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