懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の茅葺き民家 プロパンの運搬

2015年01月02日 | 茅葺き民家
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
代り映えのしませんが今も昭和の遺物を追い続けています。
そんな物にのに興味を持つマニアックな人のためのブログです。


撮影場所 岡山県賀陽町(現在は吉備中央町)

お婆さんの一人住まいの茅葺き民家にプロパンガスを運ぶところです。
車が家の前まで入れないのでしょうか小型のボンベを担いで運搬。
大きなプロパンボンベは坂道もあるので難しい。
風呂は薪で沸かしているのでしょうか、料理だけなので小型ボンベで十分なのでしょうか。
最近は老人の消し忘れなどによる火災を防ぐためにオール電化の家が多くなった。
しかし、すべて電気に頼っていると徳島の山間部であった雪害や地震の時には弱い。
私もファンヒーターでない従来の石油ストーブとカセットコンロは災害に備えもっている。

プロパンガスは石油を採掘する時に出てくるプロパンやブタンを成分とするガスです。
主成分はブタンで少しプロパンも入っているようです。
LPG(Liquefied petroleum gas)液化石油ガスとよばれています。LPGのPはプロパンの意味ではなく石油の意味です。
火を着けて燃える物は炭素と水素の化合物です。これを炭化水素とむよばれています。化学の授業で習った炭素ひとつに水素四つがくっついたのがメタン、二つの炭素に六つの水素がついたのがエタン、
プロパンは三つの炭素に八つ水素、ブタンは四つの炭素に十の水素がついたもの。
メタンからブタンまでが常温で気体です。しかし、プロパンやブタンは圧縮すると液体になる。ブタンは二気圧くらいに加圧すると液体になり凝縮され耐圧容器のボンベに入れて家庭で使われている。