みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

極甘。オレンジの安納芋と紫芋(パープルスイートロード)/はたけ発、旬の野菜たち(WAN)       

2014-11-30 21:14:40 | 有機農業/野菜&ハーブ
受取人払いの宅急便の問い合わせがあったので、
注文したかどうか確認するために、外で仕事をしているつれあいを探しに行きました。


いまがいちばんのセンダンの紅葉にしばし見とれていて、
庭にも畑にも姿が見えなかったので、
パイプハウスのなかに入ってみたら、葉野菜がすくすく育っていました。

左から、ワサビ菜とベカナとベンリナ。

毎朝、グリーンサラダでいただいています。
家に戻ったら、倉庫で作業をしていました。

倉庫には10日ほど前に収穫したサツマイモのキズ芋がたくさんあったので、
あたたかいところで保管しようと、家のなかに持ってきてもらいました。

傷がついていたり、傷んだところのあるこの芋は自家用。
来年の春のまで配達するサツマイモは、
選別して、ちゃんとべつのところに保温して保管してあります。

さっそく味見をしてみることにしました。

焼き芋にすると絶品。オレンジの安納芋。

ぬらしたペーパータオルに包んで、アルミホイルでくるんで、
薪ストーブのなかにいれて約1時間。

開けて見ると、良い香りがして甘くてホクホク。

あたたかいところで追熟すると、でんぷんが糖分にかわって、
ねっとりとして甘みが増します。

安納芋のおいしさは、多くの人に知られるようになってきたのですが、
まだちょっと珍しいのが、
焼いても蒸してもおいしい紫のサツマイモ、パープルスイートロード。

紫イモは、甘みが少ないものが多いのですが、
このパープルスイートロードは甘いと聞きます。

薪ストーブのうえで、じっくりと焼いてみました。

さいごにバターを少し落とすと、香ばしい香りがして焦げ目がつきました。

ウワサどおり甘いです。

  パープルスイートロード(紫芋):サツマイモの品種  

■パープルスイートロード(紫芋)とは
●甘い紫芋
パープルスイートロードパープルスイートロードは農研機構によって開発された、芋にアントシアニン色素を含有する紫サツマイモの品種で、2004年11月に登録されています。
芋は紡錘形をしており、果皮は濃赤紫~赤紫色で外観が優れる上、概して甘みが弱い紫芋にしては十分な甘みを持ち合わせています。

●パープルスイートロード(紫芋)の特徴
パープルスイートロードの焼き芋アントシアニンが非常に多くとてもヘルシーなサツマイモであると共に、このイモは一般的に甘くない紫芋にしては甘い芋なので、蒸したり焼いただけでも美味しく食べられます。
果肉の色はアヤムラサキほど濃い紫ではありませんが、生の状態ではやや赤味を帯びた紫色をしていて、加熱後も色は残り、青みがかった紫色になります。

●パープルスイートロード(紫芋)の収穫期と食べ頃の旬
パープルスイートロードの収穫時期は植え付け時期や地域にも寄りますが、おおむね9月下旬から11月初旬辺りとなります。美味しくなるのは収穫後2~3週間経ってからなので、食べ頃の旬は10月中旬から1月と言えます。それ以降も、定温管理されたものが市場には出回ります。


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先月、WANの「晩ごはんなあに?」の原稿依頼があったので、
原稿を書いて届けておいたら、きょう、アップされていました。

画像も何枚かつけたのですが、
とりあえず、文章だけ紹介します。

画像はWANサイトでごらんになってください。

 はたけ発、旬の野菜たち       寺町みどり
2014.11.30 (晩ごはんなあに?/WANウイメンズアクションネットワーク)                       

わたしがまいにち食べているのは、家の前にある約3反(30a)の畑から届くもの。どんな野菜がどれだけあるかは、畑しだいです。
 野菜には、気温や育つ環境で、暑い時にできるものと寒い時にできるものの適期があります。スーパーのようにいつでも何でもあるわけではないので、その季節にないものは来年までお預けです。
有機農業をしているので、米も野菜も卵も自家製。配達残りのふぞろいの野菜たちと相談して、その日の献立を決めます。たとえばカレー。入れる野菜は、夏なら水なしトマトカレーやナスやキュウリのカレー、冬なら水なし大根カレーです。定番の玉ねぎとジャガイモと人参がそろうのは、ほんの一時期です。
旬の野菜は、それだけでおいしいもの。できるだけ素材を生かしてシンプルに手を加えないようにしているので、料理もかんたん。とはいえ、無農薬なので、種を蒔いてから収穫するまでに手間ヒマかかっています。
調味料にもこだわっていて、粟国の塩、有機再仕込み醤油、赤みそならカクキュウ、金白ごま油、村山千鳥酢、白扇3年本みりん。昆布は羅臼昆布、枕崎の本枯れ節など、添加物のない材料や製法にも手間をかけた本物を使っています。砂糖は自然の野菜の味を損ねるので、料理にはほとんど使いません、甘みが必要なときは、3年本みりんか自家採取の日本蜜蜂の蜂蜜を少々。ということで、どの料理も薄味です。

こんな暮らしが30年来つづいています。
いまは若い人たちが生産者。平飼いでニワトリを飼い、米をつくり、畑で周年100種類ほどの野菜を育てて循環型の有機農業しています。わたしはそのおすそ分けをもらうのです。
 ◆岐阜美濃 寺町畑 http://blog.goo.ne.jp/teramachi-batake 

お米は、昔からずっと無農薬・無化学肥料の栽培で、除草剤もつかいません。紙マルチを使っての栽培ですが、5月のもみ蒔き、6月の田植え、7月の田の草取りから、10月の稲刈りまで、手間がかかりますが、そのぶん、お米のおいしさは格別です。

今年は台風が立て続けに二つ来たので、その前に急いで稲刈りを済ませて、いまは新米を食べています。品種は晩成種の初霜(ハツシモ)。粒が大きくて変質しにくい硬めのお米で、冷めてもおいしいので寿司米として有名で、知る人ぞ知る「幻のお米」です。玄米をその日の朝に2合だけ炊き、残れば冷凍しておきます。 

晩秋は、みどりの葉野菜がたくさん採れるのでグリーンサラダがおいしい時期です。
はたけもみどり一色で、この時期のはたけ
の彩り豊かなグリーンが好きなので、見るとしあわせな気持ちになります。なにしろ、名前も「みどり」ですからね(笑)。
 
 季節は、夏から秋へ、秋から冬へと移り変わり、人の世の喧騒に関係なく、作物は季節にあわせて、正直に育っています。
 はたけの野菜たちは、わたしにとって、
いぶくろを満たすだけでなく、そんな自然の営みを教えてくれる、たいせつなものです。 


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