みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

一度なったら治らない「紫外線アレルギー」/日光角化症の早期発見・治療/日焼け止め上手に使おう

2013-08-16 16:43:25 | 健康/くらし/薪ストーブetc
紫外線を避けるために、毎日日焼け止めを塗っていたら、
案の定、顔がぶつぶつかゆくなってきました。

ノンケミカルで赤ちゃんも使える敏感肌用なのですが、
やっぱり日焼け止めも化粧品の一種なのでしょう。

上手に紫外線対策をするためには、まずテキの正体を知ることと、
図書館で本を借りてきました。


 『皮膚の光老化とサンケアの化学』(市橋正光 編著/フレグランスジャーナル社)
■内容
編著者をはじめ、この分野の第一線の研究者が各章を分担執筆。光老化、活性酸素、サンバーン、サンタン、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、光防御能測定法と基準などについて平易に解説しています。化粧品および美容業界関係者はもちろん、皮膚科医や紫外線対策に関心のある方におすすめの書です。
■目次
第1章 皮膚の光老化
第2章 紫外線吸収剤の開発の最前線
第3章 紫外線散乱剤の開発の最前線
第4章 最新の光防御剤の測定法と光防御剤の選び方
第5章 紫外線量の測定と日常生活における紫外線対策


午前10時から1時くらいまでの間で、一日の50%以上のUVB量とのこと。
さらに、一年間で見ると、5月から8月までの3か月で、
一年の50%以上の紫外線量。

日焼け止めも紫外線もダメとなると、
やっぱり、どんな日焼け止めをつけるより、
物理的に太陽に当たらないのがいちばんみたいです。


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ネットでも情報を集めて見ました。

  テレビウォッチ「ワイドショー通信簿」朝ズバッ!
熱中症だけじゃない!炎天下で危ない「紫外線アレルギー」1度なったら治らない 
 

2013/8/14 j-castニュース

連日の炎暑で5日(2013年8月)から11日までの1週間に熱中症で救急搬送された人は全国で9815人と前週の3.28倍となった。熱中症の他にも、強い日差しによる「紫外線アレルギー」も急増している。湿疹、かぶれ、かゆみなどの症状が出て、1度発症すると治すのは難しいという。

顔や手に「湿疹や赤い斑点、強いかゆみ」
番組リポーターの原元美紀が東京・大田区にある皮膚科クリニックを訪ねた。堺則康院長は紫外線アレルギーの特徴を「湿疹や赤い斑点が出たり、痒くなったりします。体の中に体質を持っていて症状を起こしやすいタイプ、飲み薬や湿布薬を使ったあと紫外線に当たるとアレルギー症状になるタイプ、それぞれですね」と説明する。

地道に治療することで症状を出さなくすることは可能だが、同じ薬を使ったあと紫外線に当たるとまた発症してしまうなど、1度発症するとアレルギーそのものを治すのは難しい。

原元「私も10年前に、初めての化粧品を使って外出したら、顔が赤くむくんで痒くなったことがあります。皮膚科に行ったら紫外線アレルギーといわれました。この時は、その化粧品を止めたら治りました」

白い服より黒い服で予防

コメンテーターの立花胡桃(作家)も「私も紫外線アレルギーなんです」という。「24歳の時に、突然、湿疹が出て痒くなり体全体に広がりました。1週間もすると何事もなかったようにきれいになりましたが、毎年それが繰り返されるんです。ジェルやクリームタイプの日焼け止めを何度も塗らないとすぐ出てきてしまう」

予防するにはどうすればいいか。医師で医療ジャーナリストの森田豊によると、白系の服は避け、紫外線を吸収しやすい色の濃い服を着用する。手袋や長袖、長ズボン、日傘を使用する。湿布が原因の紫外線アレルギーの場合は湿布の上に包帯を巻いて紫外線が当たるのを防ぐ――などが有効という。 


  シミ見つけたら受診を 日光角化症の早期発見・治療呼び掛け  
2013.7.24 産経新聞

 紫外線を長年浴び続けることで発症する皮膚疾患「日光角化症(にっこうかくかしょう)」の早期発見・治療を啓発する市民公開講座が23日、山梨県内で開かれた。日光角化症は老人性のシミと判別しにくく、放置したために皮膚がんに進行する恐れもある。県内の日照時間の長さは全国屈指であり、専門医は「屋外で長時間働く高齢者は、シミを見つけたら放っておかず医師の診断を受けてほしい」と呼びかけている。

 日光角化症は60代以上の高齢患者に多く、「老人性角化腫」とも呼ばれる。国内では毎年10万人以上の罹患(りかん)が推定される。

 症状は、大きさ1、2センチほどのシミが紫外線の影響を直接受けやすい顔や頭、手の甲などに現れる。シミは赤くまだら状だったり、黄色みがかったかさぶたが付いていたり、表面がザラザラしていたりとさまざまだ。

 山梨大医学部付属病院皮膚科外来の川村龍吉医長は「痛み、かゆみなどの自覚症状がほとんどないために見過ごされてしまい、気づいたときには皮膚がんに進行していたという例もある」と説明する。川村医長によると、がんへの進行率は約8%だが、進行の条件は解明されておらず、日光角化症の段階で適切な治療を受けることが肝心だ。
 切除手術など外科的療法のほか、平成23年からは治療薬(塗り薬)に健康保険が適用され、現在はより治療を受けやすい環境が整っている。とくに高齢者は、家族が顔や頭、手を日頃から気をつけて見て、受診を促すことが大切だという。

 この市民公開講座は、製薬会社の持田製薬(東京都新宿区)が全国の日照時間の長い地域を中心に地元農協と連携して昨年から開催している。気象庁の統計によると、22年までの30年間の年間平均日照時間の長さは、甲府が全都道府県所在地の中で1位。全国4カ所目の講座開催となった23日は、甲州市のフルーツ山梨農協を会場に農家の女性ら約90人が参加した。


  日焼け止め上手に使おう  
2013.5.16 中日新聞

 日焼け止めの効果を表す指標「PA」が、今年からより高いレベルまで表示されるようになった。各社は、それに合わせてより強力な紫外線(UV)カット商品を売り出している。そもそも「PA」「SPF」という指標の意味は? 日焼け止めの上手な選び方は? 紫外線が強まるこの季節、専門家にアドバイスをもらった。

 日焼け止め商品の効果を表す指標には「PA」と「SPF」の二種類がある。そのうちPAは、紫外線A波(UVA)を防ぐ強さを表す。昨年までは「+」が一つから三つの三段階だったが、今年からさらに強力な「++++」も追加された。

 その背景を、カネボウ化粧品スキンケア研究所の主任研究員、松江浩二さん(47)は「製造技術の進歩や効果測定の精度向上に加え、肌の光老化が広く知られるようになり、より強力な紫外線防止効果を求める消費者が増えた」と話す。

 光老化とは、紫外線を長期間浴びることで皮膚の細胞内にダメージが蓄積され、染みやしわができること。細胞のDNAが傷つき、日焼けや肌荒れ、ひどい場合は皮膚がんになることもある。また、すでにある染み、しわを悪化させることも実証されている。

 UVAは、五月から六月の晴れた日で最も強い。ガラスも透過し、より肌の奥まで届く。地上に届く量は、圧倒的に紫外線B波(UVB)より多い。一方、UVBのピークは七~八月。ガラスは通さないが、炎症を起こす力はUVAの約千倍とされる。

 主にUVAの影響を抑える指標が「PA」。UVBの指標が「SPF」。ともに、+の数や数字に比例して効果が大きくなる。この基準は、業界団体である日本化粧品工業連合会が決めているが、世界各国でほぼ同じだという。

 松江さんは「買い物や散歩など日常生活ではPA+、SPF10くらいでいいので、感触が良く肌に合うものを選んで。海や炎天下でのレジャーならPA++++、SPF50くらいあった方がいい」と話す。また、肌が弱い人向けには敏感肌専用の商品が売られている。

 日焼け止めの使い方で大事なのは「たっぷり塗る」「時々塗り直す」「過信しない」だという。表示されているのは、十分な量を塗った時の効果で、少ないと効果は落ちるという。タオルで拭いたり汗をかいたりしたら、その都度塗り直しが必要。また、日焼け止めだけに頼らず、日傘や帽子なども併用すると、より効果的だという。

 肌が赤くなるほどではない弱い紫外線でも、蓄積すると光老化などの影響は出てくる。日頃からの対処が大切になる。外出するときは、家の中でまだ汗をかいていない状態で塗るようにする。レジャーの場合は、二時間に一回くらい塗り直すのが理想。

 日焼け止めの使用期限については、できる限り一シーズンで使い切るのがいい。ただ、「去年のものでも、においや感触が変わっていなければ使っても大丈夫」という。
 (田辺利奈)


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  特集:男も気を付けたい紫外線対策 紫外線は長い年月を経て爆発する時限爆弾

月も終わろうというのに、まだまだ日差しはまぶしい。街には日傘で紫外線を防御する女性の姿を目にする。日焼けは男性に精悍(せいかん)な印象を与えるが、強い紫外線は男性にとっても要注意である。中高年以降の皮膚がんのほか、様々な皮膚疾患の原因にもなるからだ。そこで、今回は男性にとっても侮れない紫外線の基礎知識とその対策について、レポートする。
取材・文/伊藤左知子
2006年8月28日
 
紫外線は長い年月を経て爆発する時限爆弾
「紫外線による障害は60歳以降の高齢になるにしたがって目立ってきます。若いころの過剰な日焼けは、光老化という時限爆弾を仕掛けられたようなものです」と語るのは、東京慈恵医科大学皮膚科学講座教授の上出良一氏。

 日に焼けた黒い肌は健康的な印象だが、そもそも日焼けとは、皮膚が紫外線から身を守るための防御策。強い日差しに当たると肌が赤くなって、だんだん褐色に変わるが、これは肌の色素細胞がメラニン色素を作るためだ。メラニン色素は肌細胞の遺伝子が紫外線で傷を負わないように守る働きをする。しかし、紫外線を過剰に浴び続ければ、長い年月を経て、皮膚がんなどを起こす原因となってしまうのである。

 「人間の皮膚は様々で、紫外線による影響は肌タイプによって異なります。肌タイプはIからVIまであり、Iは赤くなっても黒くならないタイプで主に白人に多く、日本人はだいたいII~IVのタイプ。つまりIの次に黒くなりにくいIIの人は、同じ日本人でもより注意が必要ということになりますね」と上出教授。

           ■紫外線に対する肌タイプ
スキンタイプ 反応
I 常に赤くなり、決して皮膚色が濃くならない
II 常に赤くなり、その後少し皮膚色が濃くなる
III 時々赤くなり、必ず皮膚色が濃くなる
IV 決して赤くならず、必ず皮膚色が濃くなる
V 皮膚色がとても濃い
VI 黒人               (参考:社団法人日本皮膚科学会ホームページ)


 日に焼けた褐色の肌が、いくら精悍に健康的に見えても、もとの肌色が白い男性にとっては、健康上、かなり危険というわけだ。

 「自分がどの肌質なのかは、日を浴びないお尻の色をみるとだいたい判断できます。長期の屋外労働で日焼けしている人でも、実は色白という場合もあるので、一度、風呂に入ったときにでも確認してみるといいでしょう」。

紫外線が引き起こす急性/慢性の障害
 では、実際に紫外線は皮膚にどのような障害を起こすのだろうか。

 「紫外線による障害には大きく分けて急性障害と慢性障害があります。紫外線を浴びてすぐに起こる急性障害は、おもに日に焼けて肌が真っ赤になるサンバーンがあります」。

 サンバーンは日を浴びて数時間で起こり、赤くひりひりとした症状から、ひどい場合には水ぶくれを起こすケースもある。日に焼けすぎたと思ったら、まずは冷たい冷水に濡らしたタオルで冷やしたり、鎮痛剤を飲んだりすると、少しは痛みが緩和されるが、水ぶくれができるほど重症な場合は、皮膚科へ行くのがいいと上出教授は言う。

 「慢性障害は長年にわたって紫外線を浴び続けて起きる障害で、シミ、シワ、いぼなどができる光老化や、良性、悪性の腫瘍があります」。

 悪性腫瘍はがんとも呼ばれるが、がんは日本人死亡率のトップにある病気。紫外線からがんになると言われると気になるところだが、紫外線によって起こる皮膚がんは、60歳以降の高齢になってから起こる場合がほとんどだ。紫外線によって起こる腫瘍には様々な種類があり、大きく分けると良性腫瘍、前がん症、皮膚がんとなる。


■紫外線で起こる腫瘍の種類
良性腫瘍 脂漏性角化症 顔にいぼいぼができる障害。
前がん症 日光角化症 皮膚の表面がかさかさして赤味を帯び、触るとざらざらする状態。60、70歳代から多くなる
基底細胞がん 真っ黒な真珠状の光沢を持ったしこりで、何年かすると大きくなり、中央がえぐれて腫瘍となり出血することも。30、40歳代の比較的若い世代から起こるのが特徴
皮膚がん 有棘細胞がん 日光角化症が進行すると皮膚の奥までがん細胞が侵入し、転移を起こす危険な皮膚がんに発展することも
メラノーマ 黒子のがんといわれ、皮膚がんのなかで最も恐れられているがん。日本人の場合、紫外線によって起こることは少ない


 実は、男性が皮膚がんになりやすいという統計もあるとか。これは性差だけでなく、男性の方が日に当たる機会が多いこと、化粧を習慣にしている女性と違い、あまり日焼け対策をしないことも要因だと上出教授は語る。やはり若いうちから余分な紫外線を不必要に浴びない心掛けが大切である。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



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