みどりの一期一会

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山県市:県議リコールの解職請求:代表者証明書交付/阿久根市長リコール署名集め 住民投票確実

2010-08-26 18:03:32 | 市民運動/市民自治/政治
山県市選挙区選出の横山善道県議会議員の解職請求書の審査が終わって、
代表者証明書が交付されました。

午後3時に、県庁の岐阜県選挙管理委員会に、
代表者証明書交付と、提出していた解職請求書を受け取りに行ってきました。
  
     解職請求書(原本)   代表者証明書交付(原本)
     

これから2ヶ月間、10月26日まで、解職請求の署名収集期間に入ります。
直接請求のことは、 県ホームページ(岐阜県公報) に「告示」されるそうです。

岐阜県公報 号外1(平成22年8月26日) 目次■ 選挙管理委員会告示
○ 岐阜県議会議員の解職請求代表者証明書の交付 (選挙管理委員会)


午前中は、署名簿作りに取りかかり、わたしは署名収集委任状に、
代表者の印  をひたすら押していました。 

解職請求書と代表者証明書の写しを、法定の様式に綴り込んで、
これから手分けしてフル回転で署名簿を作成し、
受任者を引き受けていただけるみなさんにお渡しします。



署名簿の出来あがりはこんなふう。

岐阜県議会議員(山県市選挙区選出)横山善道解職請求書


県議リコールの解職請求は、受任者(署名を集める人)も署名できる人も、
山県市の有権者に限られます。

 
県議のリコール手続き 山県市議選ポスター代水増しで
2010年08月21日 岐阜新聞

 2004(平成16)年の山県市議選をめぐるポスター代水増し請求事件に絡み、市民グループ「やまがた・リコール運動」は20日、当時の市議候補だった横山善道県議(山県市選挙区)の解職を求める解職請求書を県選挙管理委員会に提出した。リコール(解職請求)の本請求には同市の有権者の3分の1に当たる約8200人以上の署名が必要。26日にも署名集めを開始する。
 同事件では、県警が07年に詐欺容疑で横山氏らを書類送検したが、岐阜地検は起訴猶予処分とした。その後2度、岐阜検察審査会は不起訴不当議決をしたが、同地検はいずれも不起訴(起訴猶予)処分とした。横山氏と同時に書類送検された市議6人中、5人はすでに辞職している。
 市民グループ事務局の寺町知正山県市議は「選挙で水増しをした議員が政治の場にいることは許されない。検察に期待できない以上、有権者としてはリコールするしかない」と説明。署名集めの受任者を募り、活動を展開する考えを示した。
 県選管は26日に請求代表者を告示する予定。同日から署名活動が可能となる。告示翌日から2カ月間で必要数以上の署名が集まれば、本請求を経て、リコール投票が実施される。
 横山氏は取材に「言うことは何もない」とコメントを避けた。
 



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一足先に、市長リコール(解職請求)署名活動をはじめている鹿児島県阿久根では、
署名開始から1週間で、法定数の署名を集めたとの報道。
すごい!ですね。

  
阿久根市長リコール署名8420人分 住民投票確実に
2010年8月25日 西日本新聞

 竹原信一市長のリコール(解職請求)署名活動を進める住民団体「阿久根市長リコール委員会」は25日、開始1週間で8420人分の署名が集まり、解職の賛否を問う住民投票の請求に必要な有権者の3分の1(約6700人)を上回ったと中間発表した。川原慎一委員長は「これで投票はほぼ確実」とし、収集期限の9月17日を待たずに市選管に署名簿を提出する可能性も出てきたとしている。
 竹原市長は「ああ、すごいな。けど気にしていない」と感想を述べた。竹原市長はリコール成立で失職しても、出直し市長選に立候補する意向を既に表明している。
 署名活動は17日に開始。署名を集める資格を市選管に認められた受任者520人が、担当地区を決めて回っている。リコール運動の契機となった市長の議会ボイコットは25日に中断され、臨時議会が開かれたが、川原委員長は「多数の市民が解職を望んでいることが証明された。この市長でいいのかを市民に問いかけたい」と語った。
 一方、車で市長支持を訴えて回る同市の養鶏業石原康徳さん(62)は「住民投票で勝てばいい。惑わされずに活動を続ける」と話した。
 住民投票は市選管の審査などで有効署名が必要数以上と確定すれば、60日以内に実施。過半数の賛成で市長は失職、50日以内に市長選となる。
=2010/08/25 西日本新聞=
 

鹿児島・阿久根市:市長リコール 説得重ね、署名集め 市民団体520人が戸別訪問

◇市長側「出直し選は勝つ」
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)に対する解職請求(リコール)運動が18日、本格始動した。市民団体・阿久根市長リコール委員会(川原慎一委員長、約30人)の署名活動は9月17日までの1カ月間。目標は、住民投票に必要な署名の約1・2倍、8000人だ。署名を集める受任者は21~85歳の520人。うだるような暑さの中、署名簿を手に戸別訪問する人々に同行した。【福岡静哉】

 市南部の大川地区。車1台がやっと通れる細い道が縫うように走る山間部。竹原市長支持者が多いとされる地域だ。受任者の女性(70)が40代の主婦宅を訪れると、冷えたサイダーが差し出された。だが署名を求めると「竹原市長は市職員の給料を安くした。いいことと思う」と返された。
 基幹産業の農漁業が低迷し駅前商店街はシャッター通り。九州新幹線のルートからも外れ、市民の平均年収は「300万円前後」(商工会議所関係者)とされる。官民格差への市民の目は厳しい。女性が「独断でなく話し合いで進めないと」と専決処分など現市政の問題点を語り始めた。約20分後、主婦は「それなら分かった」と署名に応じた。
 女性はこの日20人分を集めた。断られたのは仕事の関係などを理由に2人。「思いのほかスムーズだが、職員給料カットへの共感は根強い。頑張らないと3分の1は超えない」
 竹原市長が住む脇本地区。受任者の男性(50)が近所を回った。自営業者の男性は、署名簿が縦覧されることを理由に「客には市長支持者もいる」と拒否。また70代の男性宅では「竹原市長は嫌だが対抗馬がいない。リコール団体のビジョンが見えない」と断られた。「まず市長を辞めさせるのが最初のステップ」と訴えたが「反対ばかりする議員もリコールしないといけない」と切り返された。
 07年に政務調査費を巡る不正が発覚するなど「旧態依然のなれ合い議会」と批判的な市民は少なくない。独断専行の竹原市政に一定の支持があるのは、過去と決別してくれそうな期待感のためだ。男性は約2時間で10人分を集めた。3軒で断られたが「3回は説得に足を運ぶ」と力を込めた。
 一方、竹原市長を支持するグループは約1週間前から「改革を止めるな」と街宣車で呼びかけている。市長派の石沢正彰市議は「断りきれず署名する人も多い。有権者の3分の1を超えても住民投票では挫折するだろう。仮に失職しても出直し選では負けない」と自信ありげに語った。
 運動が地域に亀裂を生むとの懸念もある。受任者を募る説明会では市長派の姿もあった。ある出席者は「誰が来るか監視していたのだろう。しこりは間違いなく残るが、将来を考えると仕方がない」ともらした。
 リコール委員会は25日にも第1次集計を発表する。メンバーの一人、西平良将さん(37)は「最初の1週間が勝負」と話した。
毎日新聞 2010年8月19日 夕刊


リコール署名と平行してはじまった臨時議会でも、
暴走する市長と議会のたたかいが、ヒートアップしているようです。

タイムリーな阿久根市の情報は、相川俊英さんのレポートがとても参考になります。

【第9回】 2010年8月25日 相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記(ダイヤモンドオンライン)
阿久根市長の暴走止まるか? 4ヵ月ぶりの議会開会と市長リコールの署名運動
二元代表制と地域主権を脅かす専決処分の乱用。阿久根市長の暴走が呼び込みかねない中央集権の強化


4ヵ月ぶり議会開会 阿久根市 専決処分めぐり応酬
2010年8月25日  西日本新聞

 竹原信一市長が議会を招集せず専決処分を乱発してきた鹿児島県阿久根市の臨時議会が25日、開会した。4カ月ぶりの開会で会期は2日間。市側は専決処分19件の承認を求め、16人中12人を占める反市長派議員も市職員のボーナス半減を元に戻す条例改正案など3件を提案した。3月定例会の途中から議会をボイコットしてきた竹原市長が議会に出席するのは2月26日以来、半年ぶり。
 竹原市長は、議員定数削減案などを否決してきた議会を「公約実現を妨害しており無駄だ」と公言。4月以降、議会に諮らず市職員のボーナス半減や議員報酬の日当制変更、仙波敏郎副市長の選任、補正予算などを専決処分してきた。
 午前10時の開会直後、反市長派議員が16番目に審議予定だった仙波副市長選任の専決処分から審議すべきとの緊急動議を出し、順番が変更された。
 地方自治法は専決処分について(1)緊急を要し議会を招集する時間的余裕がない(2)議会が議決すべき議案を議決しない-などの場合に認められると定めており反市長派議員は「明らかな法律違反。緊急性はなく議会も開会できた」と指摘。竹原市長は「議会は私を不信任。(議案を提出しても)議決しない」などと反論した。双方の応酬は続き、午後から採決に入る見通し。
 反市長派議員は、国の制度改正関連に伴う5件の専決処分は特に質疑もなく承認し、副市長選任を含む14件は違法として不承認とする構え。
 竹原市長は議会側が6月に求めた臨時議会を招集せず、7月に伊藤祐一郎知事から受けた2度の是正勧告も無視。今月着任した仙波副市長の進言で「専決処分は議会で不承認でも有効と知った」として臨時議会を招集した。
=2010/08/25付 西日本新聞夕刊=


「向き合って議論を」 阿久根臨時議会で市民ら審議見守る

 元愛媛県警巡査部長、仙波敏郎氏(61)の副市長選任が不承認となった25日の阿久根市の臨時議会。竹原信一市長は「議会が不承認にしても専決処分は有効」として仙波氏を副市長職にとどめる意向だ。傍聴に訪れた市民らは傍聴席や庁舎内に設置されたモニターなどから審議の行方を見守り、様々な感想を述べた。
 市は同日午前7時から先着順で傍聴を受け付け、早朝から約10人が正面玄関前に列を作った。元福岡市職員の松尾秀昭さん(77)(福岡県小郡市)は「職員らのボーナスをいきなり半減するのは考えられないことだが、市民に比べて職員の給与が突出していると聞いた。竹原市政に興味があるので臨時議会を見守りたい」と話し、開会の3時間前に傍聴席に座った。
 同様に早朝から並んだ阿久根市赤瀬川の主婦平岡まり子さん(60)は「住民サービスを向上させられるのは竹原市長しかいません」と力を込めた。
 一方、同市の無職男性(75)は「市長がやっていることはむちゃくちゃ。専決処分を乱発し、世間や全国に阿久根市の恥をさらしている」と反発した。
 市長のリコール(解職請求)運動で署名を集める「受任者」を務める漁業男性(66)は、この日の審議が終了するまで見守った後、「市長の政策すべてに反対しているわけではなく、法を無視した独断的な手法に反対している。こうやって議会としっかり向き合えば、良い政策については市議も賛同するはず」と語った。
(2010年8月26日 読売新聞)


阿久根市:仙波氏副市長人事、議会が不承認(毎日新聞 2010年8月25日)

きょうはここまでで終わり。
PCの前からはなれて、署名簿の作成に取りかかります。

ではまた。


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