銅版画制作の日々

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黒く濁る村(2010)*原題:苔

2010-12-11 | 映画:シネコン

 英語:MOSS

Tジョイ京都にて鑑賞。

新しいシネマが出来たおかげで、今まで観れなかった作品が観れるようになって良かったです。本作もその一つでした。10日が10周年ということで1000円で鑑賞できるということで、早速行ってきました。
韓国映画を観るきっかけとなったのは多分「トンマッコルへようこそ」だったと思いますが、、、、。

その「トンマッコル~」に出演していたのが、村長役のチョン・ジェヨン。見憶えあるなあと思ったら、やっぱりそうだったんだ!さて今回は若かりし頃は、血の気の多いぶち切れ刑事。殴るは蹴るというえげつない奴。

念入りなメイクで老け役に挑戦しているチョン・ジョエン

それにしても、韓国映画って何か独特のシュチュエ―ションですね。お国柄なんでしょか。主役を演じるのは。パク・ヘイルさん。韓国では人気のある俳優さんだとか。ソフトなマスクで、癖のない雰囲気です。イケメンなんですよね。えぇ~お子さんがいらっしゃる?!それはびっくりです。


何故か彼が絡むことで、村長の手下である村民たちが次々と死にいたる。
殺意がないのにそういう方向に至ってしまうという皮肉な展開に。

監督は「シルミド/SILMIDO」のカン・ウソク。残念ながらシルミドは未見です。この作品は韓国で凄い人気を博したウェブコミックが原作だそうです。
絶対的な権力者である村長チョン・ヨンドク(チョン・ジェヨン)を中心に閉鎖的な生活が続く山奥の村を舞台に、この村で死亡した父を尋ねた青年ユ・ヘグク(パク・ヘイル)が、父親の死の原因解明を通じて隠された村の姿を暴き、村長と闘うというスリラーものです。

パク・ヘイル演じる青年ユの父親はこの村のカリスマ的な教祖になり、その教祖に絡むのが現村長で、元刑事のチョンでした。教祖であるユ・モッキョンは穏やかな人柄。初めはそんなユを刑事であるチョンは甚振るような場面があります。このあたりはチョン刑事や周りの人間の暴力が印象的です。

その後時は流れ、年老いたそれぞれの村民たちの現代へと場面が変わります。そしてユ・モッキョンの突然の死。

あらすじ

20年間も音信不通だった父の訃報を受けて、人里離れた山奥の小さな集落へとやってきた青年、ユ・ヘグク。彼の父は、30年前にこの村に移り住んだ一人で、一緒に移住した刑事のチョン・ヨンドクが今では村長となり、ヘグクを迎える。しかし、村人たちの態度に不審なものを感じたヘグクは、葬儀を終えても村に留まり、父の死因を探り始めるのだったが…。

ずっと疎遠だった息子のユ・ヘグク(パク・ヘイル=写真)が初めて村に足を踏み入れる。が、村長となったチョンと、その取り巻きたちはいかにも迷惑そうに、、、、。

話しは前後しますが。

村の誕生の経緯は、、、、。以下の通り

一見のどかな、その村ができたのは30年前。始まりは、山奥の祈祷(きとう)院にユ・モッキョン(ホ・ジュノ)という男がやってきたこと。信者を次々魅了する高潔な人たらし。そのカリスマ性に驚嘆した俗物刑事のチョン・ヨンドク(チョン・ジェヨン)は、ある提案をする。それは、人生をやり直したいと考える人たちを救済するための「理想の場所」づくり。二人は、犯罪者たちや陵辱された経験を持つ少女イ・ヨンジを連れて、村を作る。


村民メンバー

村民その1チョン・ソンマン(キム・サンホ
石を打たれて真っ逆さまに転落


この人も一度見ると忘れられないキャラです。俳優さんとは思えない普通のそこらのおっちゃん。チョン・ウソン主演の「君に微笑む雨」で支社長役で登場していた人でした。

村民その2ハ・ソンギュ(キム・ジュンぺ
彼の最後は火だるま状態

 村民その3 キム・ドクチョン(ユ・へジン
キム・サンホと同格かな?このお顔、忘れられませんね。
村長の最も忠実な部下でしたが、、、、。何と最後は。

村民 イ・ヨンジ (ユソン)、皆に好きにされて酷い!彼女は過去に忌まわしい出来事があった。その状況から救ってくれたのが、ユ・へグクの父だったのだけど、、、。


ユ・へグクの父、ユ・モッキョン(ホ・ジュノ 

青年ユはソンマンの自宅の部屋から何と父の家に謎の通路があったのを偶然発見。おそらく父は彼らに監視されていたに違いない。


この後、ユはソンマンに見つかってしまう。ソンマンの表情は一変することに。猟奇的に変貌したソンマンにグサッとわき腹刺されるユ。しかしそれだけでは我慢ならないソンマンは執拗にユを追いかける。

追い詰められたユ青年、危機一髪!このシーンは緊張が走った。

その後もユ青年は危ない状況に遭遇します。

絶対絶命かと思ったシーンでしたが、、、、。

何とか脱出!!

イ・ヨンジに助けられます。


村長、只ものではありませんでした。

 

 頼みの綱はパク・ミヌク検事。
ユ・ジュンサン

 

さて騒動の仕掛け人がいたのには気づきませんでした。ラストのラストでユ青年と共に気づくことになります。最初、分かりませんでしたが。

なるほどそういうことだったのだと驚きました!
ユ青年、まんまとこの渦に巻き込まれたのでした。

オリジナル企画にこだわって映画作りを続けてきたカン・ウソク監督にとって、本作は初の原作モノ。しかも、2次元とはいえコミックという既に映像化されている作品なので、、、。簡単に出来そうだと思ったら、いざふたを開けると大変だったとか。

解説(allcinemaより拝借)

 ウェブ連載された人気漫画を「シルミド/SILMIDO」のカン・ウソク監督が映画化し、本国韓国で340万人を動員する大ヒットを記録した本格ミステリー・サスペンス。父の死の報せに、山間の寒村にやって来た青年が、やがて村人がひた隠す深い闇と対峙していく姿を、不気味かつ緊張感あふれるタッチで描き出していく。主演は「殺人の追憶」のパク・ヘイル、共演に「トンマッコルへようこそ」のチョン・ジェヨン。

メディア 映画
上映時間 161分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(CJ Entertainment Japan)
初公開年月 2010/11/20
ジャンル ミステリー/サスペンス
映倫 PG12

 

 
欲望の果てに見える人間の哀しみを描く極限のミステリー

公式サイト

 

 

 

Comments (2)    この記事についてブログを書く
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2 Comments

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こんばんは (KLY)
2010-12-12 00:52:26
中々面白かったんですが、ちょいと説明が足り
なくて随所随所でよく解らなくなってたって感
じでした。
結局パク検事と青年てどういう関係なのさ?みたいな^^;
漫画の絵をちょっと見たのですが、めっちゃくちゃよく似てて驚きましたよ。(笑)
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うーん・・ (sakurai)
2011-02-04 22:18:40
勝手にもっとどっろどろした秘密なんだろうなあ・・・と思いこんでたもんで、それほどでもなかったなあ、というのが率直な意見ですわ。
これほど長くしなくても、もうちょっとコンパクトに作っても十分だったなあと感じましたわ。
そういや、「シルミド」も結構粘っこかったです。実際にあった、大統領暗殺未遂事件の映画でしたが、全編怒鳴りまくり、熱い男たちの粘っこい話でしたよ。
監督さん、粘着体質かも・・。

あ、、、ツィッターですが、なんだかよくわからないままですが、おいおい進めて行きます。のろのろですが、どうぞよろしゅう。
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