銅版画制作の日々

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月に囚われた男☆★MOON(2009)

2010-04-30 | 映画:シネコン


契約期間:3年
赴任地:月
労働人数:1人   このミッションは何か、おかしい。

連休初日、京都シネマにて鑑賞しました。お客さんはそんなに多くなく、ゆったり鑑賞できました。途中ちょっと睡魔に襲われましたが(笑)
登場人物はサム・ベル役のサム・ロックウェルだけです。ケヴィン・スぺイシ―も出演していますが、ロボット・ガ―ディの声のみの出演でした。

契約期間3年という長い間、たった一人で仕事をするサム・ベル、場所は何と月。だから登場するのはサム一人です。ということは、サム・ベルを演じるサム・ロックウェルは一人芝居です。大変ですね。その上、一人でもうひとりのサムも演じなければならい。そうそうガーディというロボットがいるので、まったく一人じゃあないことになるのかしら?そういえば、ロボットの顔があのピースマーク、時々僅かに表情が変わるところが面白かったですよね。


フェアフィールドのミニチュアを作って過ごしたり。。。。

それにしても、サムはかなり閉塞感を感じていましたね。たった一人、月で仕事。話す相手は感情豊かそうなロボットだけど、、、、。やっぱり人間じゃないしね。行動する場所にしても、月面と基地内だけ。最愛の妻テスとの会話も楽しみのひとつだったが、衛星事故で交信が出来なくなってしまい、、、、過去の録画テープを再生しているという悲惨な状況だそうですが。
ということで詳しく、お話を紹介したいと思います。

STORY(allcinemaより抜粋)

 近未来。エネルギーの枯渇した地球は、新たな燃料源が存在する月へその希望を求めた。そして、宇宙飛行士のサム・ベル(サム・ロックウェル)が世界最大の燃料生産会社ルナ産業との3年契約により、エネルギー源ヘリウム3を採掘して地球へ送るという仕事のため月へたった独り派遣される。以来、彼は月面基地サラングを拠点として、人工知能を搭載したロボット、ガーティ(ケヴィン・スペイシー)を相棒に月面での作業に取り組み、また唯一の慰めだったTV電話での妻テス(ドミニク・マケリゴット)との会話も衛星事故で交信不能になった今では、孤独感とも格闘していた。だが、その苦痛に耐える任期もあと残り2週間となった時、作業中に事故を起こしてしまう。やがて、基地内の診療室で目覚め安堵した刹那、そこに自分と瓜二つの人間がいることに気付くサム。これを機に、彼は周囲で起きている出来事が果たして幻覚なのか現実なのか、判別が出来なくなっていく…。


集中力の低下、激しい頭痛、そのうえ幻覚、幻聴に悩まされていたサムだった。

 後2周でこの苦痛を乗り越えたら、愛するテスとイヴをこの胸で抱ける。。。。

はやる気持ちが災いしたのか、ルナローバーを操縦中に事故を起こしてしまう。

気づいたら、基地内の診療室に安置されていた、、、、。ガ―ディがサムをルナローバーから救出してくれたらしい。動かない身体で目だけでベッドの周りを探ると。。。。自分と姿かたちがまったく同じ男がいる!


サムと瓜二つの男が、、、、!?

交信不能のはずの地球のルナ産業とガーディが 交信している会話が聞こえる・・・・。これも例の幻聴、幻覚なのか?それとも自分の周りで何かとんでもないことが起こっているのか?!月には自分以外に誰もいないはずなのに、、、同じ顔の人間がいるのか?

謎だらけ、、、、。
この後、同じ顔の男の正体が誰なのかが解明されていきます。そしてサムが想像していた通り、驚くべき事実が分かります。まさかこんな哀しい運命が待っているとは、サム自身も知るよしもなかったでしょう。

ちょっとネタばれですが。

実は2人のサムはクローンでした、、、、。2人はお互いに悟ることになるのです。そしてこのミッションの事実も明らかになります。

そして交信も意図的に切断されていたことも判明。サムは自宅に連絡する。するとテスはすでに亡き人となっていた。娘のイヴは15歳、、、、。えぇ~3年どころじゃかった。もっと時は過ぎていたんだ!

製作費はたったの500万ドル、撮影期間は33日。

日本円にすると、約4億7000万円くらいですかね。4億でもかなりの額なんでしょうが、、、、。映画の製作費としては、やはり安いのでしょうね。私には見当もつかない話です。


右は監督のダンカン・ジョーンズ

原案も監督だそうで。本作はサム・ロックウェルのために書かれたものだという。

解説(allcinemaより抜粋)

 地球に不可欠なエネルギー源を採掘するという3年契約の仕事に従事するため、たったひとりで月へと旅立った宇宙飛行士が、あるアクシデントを境に不可解な現象の数々に苛まれていくさまをサスペンスフルに描いたSFミステリー。主演は「コンフェッション」のサム・ロックウェル。監督はロック・スター、デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ。長編デビューとなった本作で新人監督賞をはじめ多くの賞に輝いた。

メディア 映画
上映時間 97分
製作国 イギリス
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2010/04/10
ジャンル SF/ミステリー
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://www.moon-movie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://moon-otoko.jp/


 

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5 Comments

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こんばんは^^ (KLY)
2010-04-30 02:21:22
映画の製作費としては驚異的に安いですね。邦画ですら大体10億前後が相場ですから。もちろん大作はもっといきますけど。
とりあえず妙に古臭くて近未来というより今っぽかったのが印象的でした。どのシーン観ても、これって今でも出来るよね?って思ったし。(笑)
返信する
こんばんは! (kira)
2010-04-30 21:21:04
「ヤッターマン」が制作費20億で、邦画としては気張っていたのだと思いますが、
今時の5億とは、イギリス映画としても結構少ない方にはいるんでしょうね~。
単純なストーリーのなかで、唯一人の男の記憶を追っていくその先に、
私たちが意識しない心の物語がある。そこが好きです♪
返信する
kiraさんへ♪ (mezzotint)
2010-05-01 10:13:29
TB&コメントありがとうございます。
私は製作費の金額がトンと想像出来なくて。
それにしても凄いですね。
本当にシンプルなお話でしたね。
結局のところ最初から登場のサムは
クローンだったということですよね。
意外に深い話だったと思います。
返信する
やっと… (オリーブリー)
2010-06-13 16:48:46
こんにちは。
先日はご心配頂きまして、ありがとうございました。
ボチボチと再開します~また宜しくです。

SFの派手さがない、なんかこう、じっくりと染みてくる作品でしたね。
サムロック、やっぱり上手です。

見ていたビデオから15年経ってるんですものね。
友達と、このサムは何人目のクローン?とか計算しちゃった。
3年契約に意味があったんですね。
で、ご本人は提供しただけなのか、それともあんなビデオあるから、最初はあそこにいたのだろうか…と、見た後色々と話が膨らみました(笑)
返信する
やっと (sakurai)
2010-09-20 07:42:43
見れました。
題名だけは、いろんなところで目に入り、早く見たかったのですが、やっとですよ~。
まったく田舎は。
でも、情報を絶対に入れないようにしてたんで、楽しめました・・・というか、うまいなあと思いましたわ。
大企業なんてのは、使い捨ての駒としか思ってないなんてのを、今更ながら見させられましたね。
寂しげなサムロクの表情が、ぐぐっと来ました。
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