親愛なる、傷だらけのひとたちへ。
血のつながらない家族、血のつながった他人――つまずき、傷つきながらも幸せを紡いでいく大人たちの、アンサンブルムービー
京都シネマにて鑑賞。浅野さんのファンということもあって観たい作品でした。ごく普通の父親を演じていましたね。どちらかといえばちょいと毛色の変わった役を演じる浅野さんの方が好きだなあ。物足りなさを感じたといえばそうかもしれませんが。妻役の田中麗奈、なかなかいい味出していましたね。残念なのがもう一つ、寺島しのぶの出番が少なかった。上手い彼女だしもっと絡みが欲しかったなあ。なんて色々つぶやいております(笑)全体としてはどうかな?
意外にも淡々としている物語。個人的には波乱万丈で刺激的な方が好きです。
田中麗奈演じる田中奈苗の元夫役沢田を演じた宮藤官九郎。壊れ方が素晴らしくて感動!ダメダメ男を見事に演じていたわ。こういうの最高だね!
あらすじ(allcinemaより)
互いに再婚同士の田中信と妻の奈苗。一見、平穏な結婚生活を送っているが、信は妻の2人の連れ子とはうまく関係を築けず悩みを募らせる。一方、元妻・友佳の再婚相手は末期ガンで余命わずか。友佳と暮らす実の娘からは、血のつながらない義父の死を前にしても悲しめないと打ち明けられてしまう。そんな中、奈苗が妊娠したことをきっかけに、長女との溝が決定的になる信。“本当のパパに会いたい”と口にした長女に対し、半ば自暴自棄の感情のままに、その願いを実現すべく奈苗の元夫・沢田を捜し出す信だったが…。
下の娘とは上手くいっているのだが・・・・・。長女かおるとは。
元妻の娘さおり↓
がんで余命わずかの義父に悲しめないとつぶやく娘
やっぱり馴染めないものなのか?自分に経験のない悩みだけになかなか複雑な心理なのかなあと思うくらい。
本当のパパにはこうして打ち明けられるさおりの気持ちは何となくだがわかるような・・・・・。
親の勝手で双方の子供たちの複雑な心理は共感できるけど、経験がないとどんな気持ちなのか歩み寄れないなあとつくづく思うのでありました。
さおりは元妻友佳と義父の臨終に何とか寄り添うのでありました。
解説(allcinemaより)
重松清の同名小説を「ヴァイブレータ」「共喰い」の荒井晴彦が脚色し、「しあわせのパン」「繕い裁つ人」の三島有紀子が監督した群像ヒューマン・ドラマ。2人の連れ子のいるバツイチ女性と再婚した男を軸に、家族を築いていくことの困難さに直面した不器用な大人たちが織りなす愛と葛藤の人間模様を綴る。主演は浅野忠信、共演に田中麗奈、寺島しのぶ、宮藤官九郎。
メディア | 映画 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | 日本 |
公開情報 | 劇場公開(ファントム・フィルム) |
初公開年月 | 2017/08/26 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | G |
結婚もしていなくて、子供もいない自分なので、ちょっと実感わかなかったけど、もしこういう境遇ならどうしていただろうと考えさせられる作品でした。2時間超えでしたが、飽きることなく鑑賞。
オフィシャル・サイト
http://osanago-movie.com/
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