書くことを生業にしている人間が、ブログのためだけに取材することはありえる──。私のようなフリーランスの文筆業者の立場で考えた場合の話だが。のっけから前回のエントリーで書いたことを否定している矛盾だらけな私である。いや、あれからイロイロ考えたんですよ、ない脳ミソを逆さに振って。で、こういう結論に至りました、はい。
まず自分を振り返って懺悔しておきたい。
前回はどうやら無意識のうちに、私はウケを狙っていたようだ。「身も蓋もないことをハッキリ書いて、ウケてやろう」。そんないやらしい心理が働いていたらしい。
しかも自分でそのことに、なかなか気づかないでいた。自分で自分の本心を整理できていなかったのだ。4月25日に加筆修正したあたりで、「なんかおかしいなあ」と感じてはいたのだが。始末の悪いことである。
そしてもうひとつはテーマの問題がある。前回取り上げた「たばこを切り口にして日本を語る」てなお題は、私にとって取材するだけのモチベーションを起こさせるものではなかった。やるかどうかはテーマによるのだろう。
「事実を明らかにして書こう」
そんな衝動につき動かされ、取材して(商業媒体ではなく)ブログに書く。それがいったいどんなテーマなのかはわからない。だが、これはありうる。
ちなみに前回のコメント欄でkanさんに教えていただいたブログ『Grip Blog 私が見た事実』さんの場合、ご自身のプロフィールによれば「ルポライターを目指している素人さん」らしい。
プロを目指す素人さんなら、取材してブログに書くのは普通にありえるだろう。なぜならアピールして売り込まないことには、何も始まらないからだ。とはいえそのこととはまったく別に、彼女のブログを読み、何かピュアなものに触れた感じがしたのも事実だ。がんばってほしいと思う。
一方、私が前回のエントリーでマナ板にのせたのは、それとは次元のちがう話だ。素人さんではなく商業媒体に書いている立場の人が、ブログのためだけに取材することはありえるのか? だった。で、前述の通り、それはありえるという結論に達した。
なんだか今回はずいぶんベタで「まっとう」なことを書いてるなあ。ヒネりも何もないじゃないか(笑)。恥ずかしいので早々に撤退することにしよう。
本日の結論。
「それはありえます」
(追記)私自身はフリーランスの文筆業者であるため、この文章は自分に引き付けて「フリーランスのプロならどうか?」を想定して書いた。ところがブログ「よろずもめごと論」さんからトラックバックをいただき、「フリーランスのプロ」を想定して書いた旨を説明していなかったことに気づいた。そこで冒頭に「私のようなフリーランスの文筆業者の立場で考えた場合の話だが」との文言を加筆した(5/3)。
●この記事がおもしろかった人はクリックしてちょ♪

人気blogランキングに投票!
まず自分を振り返って懺悔しておきたい。
前回はどうやら無意識のうちに、私はウケを狙っていたようだ。「身も蓋もないことをハッキリ書いて、ウケてやろう」。そんないやらしい心理が働いていたらしい。
しかも自分でそのことに、なかなか気づかないでいた。自分で自分の本心を整理できていなかったのだ。4月25日に加筆修正したあたりで、「なんかおかしいなあ」と感じてはいたのだが。始末の悪いことである。
そしてもうひとつはテーマの問題がある。前回取り上げた「たばこを切り口にして日本を語る」てなお題は、私にとって取材するだけのモチベーションを起こさせるものではなかった。やるかどうかはテーマによるのだろう。
「事実を明らかにして書こう」
そんな衝動につき動かされ、取材して(商業媒体ではなく)ブログに書く。それがいったいどんなテーマなのかはわからない。だが、これはありうる。
ちなみに前回のコメント欄でkanさんに教えていただいたブログ『Grip Blog 私が見た事実』さんの場合、ご自身のプロフィールによれば「ルポライターを目指している素人さん」らしい。
プロを目指す素人さんなら、取材してブログに書くのは普通にありえるだろう。なぜならアピールして売り込まないことには、何も始まらないからだ。とはいえそのこととはまったく別に、彼女のブログを読み、何かピュアなものに触れた感じがしたのも事実だ。がんばってほしいと思う。
一方、私が前回のエントリーでマナ板にのせたのは、それとは次元のちがう話だ。素人さんではなく商業媒体に書いている立場の人が、ブログのためだけに取材することはありえるのか? だった。で、前述の通り、それはありえるという結論に達した。
なんだか今回はずいぶんベタで「まっとう」なことを書いてるなあ。ヒネりも何もないじゃないか(笑)。恥ずかしいので早々に撤退することにしよう。
本日の結論。
「それはありえます」
(追記)私自身はフリーランスの文筆業者であるため、この文章は自分に引き付けて「フリーランスのプロならどうか?」を想定して書いた。ところがブログ「よろずもめごと論」さんからトラックバックをいただき、「フリーランスのプロ」を想定して書いた旨を説明していなかったことに気づいた。そこで冒頭に「私のようなフリーランスの文筆業者の立場で考えた場合の話だが」との文言を加筆した(5/3)。
●この記事がおもしろかった人はクリックしてちょ♪

人気blogランキングに投票!
私の友人にもフリーランスライターが何人かおりますが、金にならない記事(Webやメールマガジン)もバリバリ書いているもので、無意識に組織に所属した記者の方かと思い込んでいました。先の記事を上げて出かけた直後にその可能性に思い至った次第です。
せっかくなので後ほど、フリーの方を前提としたバージョンも書いてみようと思います。フリーと組織記者では「ブログに書く」意味合いが全く異なりますね。考えてみると興味深いものがあると思います。
結局ぐだぐだになってしまいましたが。
私のほうこそ失礼しました。
あとから「フリーランスを想定して書いた」と加筆すると、「よろずもめごと論」さんのエントリーとギャップができてしまうのでためらったのですが……。
正社員として組織内におられる方はどうなのか? についてまで、私は言及する立場にありませんので、やはり加筆させていただきました。
「フリーランス編」も拝読しました。一点、やや疑問に感じた部分があります。貴ブログのコメント欄にも書かせていただきましたが、フリーランスの人の経済的状況は人によってまったく違うと思います。本人の能力によっても変わってきますし、書いている媒体や、分野によっても違うと思います。
「ごく一部を除けば」というよりも、「まったくいちがいには言えない」というのが本当のところではないかと感じました。
それでは今後ともよろしくお願い致します。
修正しました。
自らの未熟に恥じ入るばかりです。
あっ、修正されたのですか。そんな大事になるとは思っていなかったです(^^; なんかお手数おかけしてしまって恐縮です。