南信州のりもの倶楽部♪

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これがロンシン125のハイカム化

2024年04月12日 19時21分00秒 | 輸入横型エンジン編





皆さんこんにちは、南信州のりもの倶楽部のブログへようこそ。

またメールの返信が滞っているんだが頑張って返信するのでしばらくお待ちください。

今日はロンシン125のハイカム化をしていて、
先ずはヘッドのカムスプロケット裏にある空気抜きをリューターで拡大してあげる。

本当はシリンダーのオイルリターントンネルも拡大してあげれば良いんだけど、
届いたのがヘッドだけだったし、
私も言うの忘れていたためお客様にやっていただく。












バルブは写真のように菱形に加工してバルブの当たりを防いであげる。

そしてどれくらいのバルブのクリアランスが欲しいかと言うと、
だいたい1ミリもあればサージングさせない限りはバルブは当たらないはず。

ちなみにこれは実際にハイカムを組んだ状態でオーバーラップを出してあるが、
ノーマルカムはこの状態でバルブがほとんど空いていないんだが、
ハイカムになるとこんなに開いてくれるし、
リフト量も上がるため7000RPM以上の高回転が使えるようになる。

そして圧縮が上がった訳じゃないためガソリンはレギュラーで大丈夫で、
でも出来ればピストンと軽量オイルフィルターローターに交換してフルパワーで乗っていただきたいねぇ。












ハイカム化でリフト量が上がるため、
インナーのバルブスプリングは外さないといけないので、
ご自分で行う方は必ず抜いてあげよう。

そんな訳でインナースプリングと廃カムは返却する。

一応だが燃焼室をワイヤーブラシで磨いて、
ヘッドの平面研磨とタペットクリアランスの調整も行ったのでこのまま組むだけなんだが、
くれぐれもバルブタイミングだけは間違えないようにしていただきたいかな。

まぁ普通に組んでいただければ良いんだが、
スプロケットをちゃんと真横から見ないと分からない場合もあり、
エンジンを車体に搭載状態だとつまらないミスをしやすいから気を付けていただきたい。

今日は他のエンジンも行なってはいたんだが、
書くのが大変なため明日にでも書くかな。






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