今日もまたエンジン作り。
連休までに剥離が終わった2機はお返ししたいから頑張ってるんだけど、
本業がなかなか忙しく間に合うかが微妙だ。
写真はクラッチカバーを装置したところなんだけど、
モダンワースクさんのオマケのクラッチカバーは精度が甘く、
キックスピンドルの穴がほんの少しだけズレてるのか分からんが、
スピンドルがカバーに強く当たってキックが戻らない個体がある。
これは自分のエンジンもそうだったからなんだけど、
もしキックが戻らない場合はこの穴を0.1ミリほど適正化してやると直る。
だからカバーを付け換える場合は気を付けよう。
そんな訳で1機は完成。
なんか4バルブヘッドが白く感じるけど、
ケースやカバーをブラストしてもらった後にペネトンを吹いたから暗く見えるだけであって、
脱脂をしてもらうとヘッドと同じ色になる仕組み。
なんでこんな事するかって言うとブラストしたては完全脱脂状態だから、
先に綺麗なオイルを染み込ませておかないとマダラ模様になってしまい、
見た目が悪くなるどころかまたブラストし直さないと模様が消えてくれない。
つまりエンジンを載せる時にオイルが付いた手でベタベタ触るとその跡は脱脂しても消えないから、
あえて綺麗なオイルを染み込ませておいて、
最後にパーツクリーナーで脱脂してもらうとヘッドと同じ色になる。
昔ブラストして直ぐ組んだら廃油の色が抜けなくなっちゃった苦い経験が生きてるんだな。
ちなみに今回の再販からエンジンに塗装はしてないからブラストの必要は無くなる。
おかげで剥離やブラストで身銭切る必要もなくなるからおかげだ。
とりあえずお返し出来る状態にはなったが、
今日新たに143cc4バルブの依頼のエンジンが届いたし、
中華110ccエンジンの初期オーバーホールも入る予定だし、
またこれからGPXエンジン4バルブも入る予定だから遊んでる暇が毛ほども無いな。
しかし皆さん4バルブが好きと言うか安いから組みたくはなるんだろうけど、
実はGPXエンジンに超ハイコンプピストンを入れただけでも意外に速い。
自分のエンジンなんて2バルブの140ccでハイコンプでもないけどあのパワーだから、
4バルブヘッドに手が出なくても超ハイコンプピストンなんて3000円しないんだから買って入れた方が良いよ。
それと、どう言う訳かGPXエンジンが安定供給になったのか分からんが、
奪い合いに近かった前に比べると普通にモダンワースクさんでエンジンとヘッドが買えるようになった。
だけど残念ながらGPXエンジンは組み間違いや部品が足りないタマが普通になってしまったし、
ベアリングは所詮中華でいつ砕けるか分からないから、
脅す訳じゃないけど出来れば所詮オーバーホールしてもらいたいと言うか、
全ての中華エンジンは出来れば初期オーバーホールしてもらいたいなぁ。
普通にクランクの芯はズレてるしキックスピンドルのポンチマークは無視だし、
バルブスプリングシートは入ってないしバルタイは酷いのもあるしと上げれば正直キリが無い。
良いエンジンなんだから不安を抱えて使うより先に対処してもらいたいね。
そのうちエンジンオーバーホール依頼者様用のページも作るから見てもらいたいし、
中華エンジンについて私に質問があれば私のアドレス。
msworksjapan@yahoo.co.jp
ネットでは書けないような裏の部分や中華エンジン種類別のネックなど、
販売者が見たら怒りそうな本当の話をコッソリと教えてしまうし、
このアドレスで作業依頼も引き受けてるから、
見積もりだけでもお気軽にどうぞ♪