南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

学校で試されるのは記憶力、社会で試されるのは応用力

2009年10月27日 14時10分44秒 | KLX250 レストア、整備編
やぁ。メルティキッスのCMを見ると「もう冬だなぁ」と実感する「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
とは言っても今日はとてもいい天気で暑いくらい。
僕は甘い物嫌いだからあんな訳の分からんお菓子は全部溶けるがいいさ。

最近また弄り出したら止まらなくなってきたKLX250ですが、
僕のKLXは写真の通りUFOのギブリヘッドライトが装着されていまして、
まぁここは買った時のままなんですが、
この手のライトカウルはほとんどがゴムバンドで固定されている仕組み。
何にでも装着できるのでこんな風なんでしょうな。

ただね、このKLXはフロントフォークの直径が50ミリ以上あり、
付属のゴムバンドでは長さが足りずに、今まではパツンパツンのまま無理矢理装着してあって、
このままだとゴムは劣化してすぐ切れちゃうわ、ライトの光軸も変な所照らしてるわで、
実はあまり好きではない固定方法でした。
なので今回はホームセンターで買える物だけでガッチリ固定してみまして。
本当は専用の固定用ステーなんかも売られてるんだけど狂ったように高価。
なので僕は安価な方法で十分かと。
「性能がアップしない部分にはこだわらない」のが僕のこだわり。









まずはホームセンターの建築資材コーナーに行き、
パイプ固定用のクランプと両面テープの付いた固めのスポンジクッションを購入。
写真のようにクランプの中に貼ります。
つまりこれでフロントウォークに固定する訳ですな。

本当はフォークの径にピッタリと合った物があればよかったんだけど、
何せ建築資材だし建材用のパイプなんてある程度規格が決まってるので、
こうやってごまかすしかなかった訳で。
しかしこれなら振動の軽減にもなるのでいいでしょう。
ライトのカウルがいくら振動しようが全く関係ないですがね。









とりあえずカウルの上側だけ固定したのがこの写真。
この後光軸を確認してから下側も固定すればOKでしょう。
カウルの穴は結構大きいので、大きめのワッシャーをかませばある程度は動かせるし、
カウルとメーターの間には少しすき間も出来たので、
このスペースに何か好きな物を装着することもできそうです。

本日、カウルをしっかり固定した状態で走ってみましたが、
前もゴムバンドでギチギチに固定されていたので何が変わったといった事もなく…
ただしっかりと固定できたっていう自己満足みたいなもんです。

そんな訳で進化したんだか退化したんだか分からなくなってきたKLXですが、
次回も建材を使って色々やってみたいと思います。
なのでまた見て下さいな。



にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタム・整備へにほんブログ村 ← 毎日多くの応援ありがとうございます♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良く寝れてもなぜか寝起きは悪い

2009年10月22日 17時54分16秒 | KLX250 レストア、整備編
皆さんお久しぶり。久々の更新となった「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
もうすでに週イチのペースになってしまってますねぇ。

さて、もうだいぶ寒くなってきましたな。
南信州では紅葉はまだ見ごろではないものの、
山の頂上あたりではすでに見ごろな時期だと思われます。

んで、寒くなってきたらやっぱオフ車だろって事で、
約1年ほどガレージで放置してしまったKLX250を引っ張り出して、
とりあえずエンジンでもかけてみようと思いまして。

寝かす前からバッテリは外してあるし、
キャブのガソリンも抜いてあったので余裕と思ってたけど甘かった…









まずは外して保管してあったバッテリー。
もう4年も使ってて、さらに充電もせずにほかっておいたので、
とりあえずトリクル充電器で3日ほどの時間をかけてチンタラと充電しておきました。

電圧はとりあえず12Vを上回ったので、
そのまま車体に装着しスターターボタンをおしてみますが、
ウンともスンとも言いません…
その前にライトやニュートラルのインジケーターまで点灯しない始末。
電圧はあるけど電流の量が全く足りてないようですね。

このバッテリはもう使用困難と判断し、
すでに新品を用意しておきました。









我がガレージには使用していないバイク用のバッテリーがいくつもあるので、
中でも元気の良いバッテリーをチョイスし、
タンクにガソリンを詰めてエンジンをスタート。
…エンジンはかかるんだけどキャブからガソリンがボタボタと。
原因は分からんけどオーバーフローしてますね。

早速原因究明のためにキャブを外して分解してみましたが、
中に腐食などは全く無いものの、
フロートバルブの、何て説明したら良いか分からんけど、
上の写真のバルブのポッチが出たり入ったりする部分が固着していまして。
ここの固着によってフロートバルブが内部で引っかかり、
正しく閉まっていなかったようなので、
キャブクリで掃除して組み付け、
ピストンバルブの動きも渋かったので、
これも掃除で綺麗にしてからエンジン始動。
何の問題も無く一発始動してくれました。

ここからは車検整備するつもりで点検を行い、
いつでも走り出せる状態にはしておきましたが、
新品のバッテリを装着すれば良いだけなんだけど、
いつ乗れる時間が作れるかが全く分からないのでここで終了。
いつもながらそんなもんです。

まぁそんな訳でKLX250はいつでも乗れるようになりましたが、
せっかくなのでXLR250も整備してみようと思いまして。
次回はその事でも書いてみましょうかね。

それでは呆れずにまた見て下さいな。



にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタム・整備へにほんブログ村 ← 毎日多くの応援ありがとうございます♪



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CB400SF キャブオーバーホールとその他

2009年10月14日 14時17分18秒 | 一般整備編
またまた久しぶりの更新となりました「のりもの倶楽部」南信州版へようこそ。
いやぁ、しかし先週は忙しかった。
おそらく同業者の一人当たりの労働量の2倍近く働いていたと思うんだけど、
できればその3倍はサボりたいと思っている自分がいたりします。

え~と、1週間空けてしまったのでどこまで書いたか忘れてましたが、
レストア途中のCB400SFでしたっけ?
このバイクは先週下取りに出されたし、特に書くことも残ってないので最終回です。

まずはタンクの錆取りも終ったので次はキャブのお掃除。
いつものように全バラにしてキャブクリで掃除してく訳なんだけど、
ここで困った事態が発生。
パイロットスクリューを締めて戻し回転数をメモした後に取り外したんだけど、
上の写真のように先が折れてキャブ本体に残ってしまいました…

逆からエアーを吹いたりして何とか外そうと思ったんだけど、
考えた方法全てを使っても折れた先を取り出す事は不可能。
いよいよ困ったので0.5ミリほどのドリルの刃を電動リューターの装着し、
それでつついていたら真鍮は柔らかく刃先に破片が付いてきてくれたので、
なんとか取り出す事に成功しました。
本当はキャブ交換も考えていたんだけど何とか助かりましたな。

キャブの内部はそんなに汚れておらず、
内部をクリーニングしてから組み付けるだけで終了。
エアクリも掃除してセカンドエアクリーナーのスポンジを新たに作り直し、
バッテリーは新しく買ったので液を入れて装着して車体を完成させます。









これが完成写真。

この後エンジンをかけようと思ってセルを回したんだけど、
初爆はするものの目覚めるような兆しも無く沈黙…
とりあえずプラグがカブっていそうなので取り外して点火テストを行ってみましたが、
火花があちこちに散ってしまいこのせいで目覚めなかった事が分かりました。

前も書いたようにプラグは掃除しても端子が削れて使い物にならなくなるので、
僕の場合はアッサリと交換を決意。
新品を装着してセルを回したら何とかエンジンがかかるようになりました。
ちょいと目覚めは悪かったんだけど、
これはキャブ内部に残っていたキャブクリが燃えて白煙を噴いていたせいでしょうね。
しばらくすると白煙も消えてアイドリングも安定し、
いつものように河原で走行テストもしてみましたが、
おかしい所は全く無く一安心です。









もう何もやる事ないので洗車してから軽く磨き、
エンジンも水性シリコンで光沢を出して年式よりは若く見えるようにします。
いわゆるアンチエイジングと言う奴ですが、
初年度とは思えないくらい綺麗になりましたな。

この後友人に引渡し査定に持っていったらしいのですが、
車検も残ってないのに驚くほど高値で買い取ってもらえたみたいでして。
バ○ク王のネット査定よりも高値だったらしいので、
まぁ頑張ったかいはあったってもんでしょう。

そんな訳でCB400SFは旅立っていきましたが、
このバイクの換わりとして125ccほどのスポーツスクーターを買うみたいでして。
なんでもPGOって言うメーカーのアローロって言うバイクにするんだそうな。
僕は全然興味ないので詳しい事は全く知らないんだけど、
壊れたらどうせ僕が修理するんだし、部品に困らないバイクにしてもらいたいもんですねぇ。

次回は超久しぶりにKLX250の事を書きます。
また見て下さいな。



にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタム・整備へにほんブログ村 ← 毎日多くの応援ありがとうございます♪

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CB400SF タンク内部の錆取りとコーティング

2009年10月05日 16時36分50秒 | 自分で出来るメンテナンス編
秋雨にイライラしてるライダーの皆さんこんにちは。
「のりもの倶楽部」南信州版でございますよ。
まぁ僕は雨に関係なく家族サービスやら何やらで結局乗る時間無いんですがね。

え~と、今週は仕事が多忙で今週の更新はこれで最後になりそうですが、
今日のお題はタンクの錆取りとコーティングでしたっけ。
もう何回もやってる作業なのでサクサクと終らせました。

まず錆取りから始めるんだけど、
前回書いたように内部の水洗いから。
高圧洗車機があれば一番良いんだけど、そんな物無いって人はホースで洗っても問題ないです。
目的は浮いた錆だけは出しておきたいだけなので、
ここは適当に洗っても良いんじゃないですかね。

そして登場するのが上の写真の錆取り剤。
どこで作ってるか忘れたけどRS-S1000って言う錆取り剤で、
市販で買える物の中では最強だと思います。
僕はひいきの塗料屋さんで無理言って取ってもらいました。

しかし今ではRS-R1000が生産されていないって事で、
写真右のRS-R2って言う錆取り剤を用意。
錆を浮かせる強さは何も変わらないんだそうな。

で、普通の人はここで薬剤を投入してしまいそうなんだけどちょっと待った。
薬剤だけで錆を取れない事もないんだけど、それでは高価な薬剤がもったいないので、
まずはタンクの中にボルトや釘などを入れて栓をしてガシャガシャと振って、
こびりついてる錆をこすり落とします。
そもそもガソリンをを入れたままにしたタンク内部の錆って奴は、
錆とガソリンが化合したような物が内部にへばりついてる事が多く、
それだったらある程度の刺激を与えてやれば簡単に剥がれ落ちる事の方が多いんですねぇ。

中に入れる物は実の事言うと小石でも構わないんだけど、
後で全部出すのはかなり困難なのでオススメしません。
金属なら磁石で拾えるので、当たり前だけど金属を使って作業する事をオススメします。

タンクを振っていると錆がポロポロと剥がれてくると思うので、
ここで栓を取って内部を水洗い。
そしてまた栓をしてタンクを振っての繰り返しでほとんどの錆が取れると思います。

しかしどうしても残ってしまうようだったら、
ここでやっと買っておいたRS-S2の出番。
錆取りに使ったボルトなどは入れっぱなしでも良いので、
内部を洗ってから原液を200ccほど投入し、また同じように振ります。
この薬剤はそこそこ強力なので、これで目に見える範囲の錆はほぼ取れるかと。
でもやりすぎるとタンクが変形したり穴空いたりするので古いタンクなどは慎重に。

それでもまだ心配なので、内部に入れたボルトなどを全部出したら、
また栓をして薬剤を原液で200ccほど投入し様子を見ましょう。
タンクのプレス部分などの狭い所の錆はなかなか落ちないので、
液剤を色んな場所に行き渡らせて、小さいミラーでタンクの中を確認して、
全ての錆が除去できたらひとまずは終了です。

と、まぁ簡単に書いてるけど、やってみるとなかなかの重労働なので、
原液を色んな場所に溜めて浸透させ、少し休みながら作業した方が良いでしょな。

完全に錆が除去できたら最後は綺麗に水洗いをして、
急いでエアーなどを使って脱水し、内部にドライヤーなどを突っ込んで乾燥させます。
錆取り後10分もするとむき出しのタンク内部はあれよあれよと変色するので、
本当に急いで乾かしましょう。
錆取り後は僕も本当に急いでいたので写真撮るの忘れてました…









タンクを乾かしたら急いで内部コーティングにかかります。
僕がタンクコーティングに愛用してるのが上の写真。
POR15 フューエルタンクシーラーです。
これも塗料屋さんで無理言って取ってもらいました。

コーティングのやり方を簡単に説明すると、
ほとんどのコーティング剤はどろどろした液体の塗料みたいな物なので、
それを中に入れて行き渡らせ、余剰分を出して乾燥させる、コレだけです。
しかしこのタンクシーラー、乾燥してカチカチになってしまうと、
この世に存在する溶剤で溶かすのはほぼ不可能なので、
ちっちりとマスキングをして、詰まってはマズイ所など入らないしないとタンクがゴミと化します。

しかしそれだけ信用できるコーティング剤で、
一度コーティングすれば後は絶対錆びないし剥がれないので、
長く付き合うと決めたバイクにならコーティングする事をオススメします。
本当は新車を買った状態でいきなりコーティングしても良いってくらいですから。









コーティング剤は内部に沈殿しているので、
割り箸などでかき混ぜてからタンクの内部に投入。
液剤が内部に行き渡るようイメージしながらコーティングしていきます。

余った液剤は捨ててしまってはもったいないので、
他のタンクに移してコーティングしたって構いません。
僕は出来るだけ節約してコーティングし、
余ったらまた缶に戻してキッチリ蓋をします。
と言ってもそう簡単に蓋はできないので、
蓋を被せたら缶をひっくり返してから戻し、
内部のコーティング剤で中からコーティングして保管してます。
上の写真の液剤だってもう何回使った事か。

コーティングし終わったタンクですが、
液剤はどうしても中に残ってしまうので、
液剤が残ってもタンク容量はのんなに変わらなくて、
かつ給油口からのぞいて見ても綺麗に見えるように、
僕はいつもタンクの後ろ側を下にして乾燥させてます。
これなら給油口近辺は綺麗にコーティングされてると思いますし。









内部を乾燥させた後に撮影したのが上の写真。
給油口は液剤が行き渡りにくいので筆で塗ってあるけど、
見た目はそんなに悪くないですねぇ。

僕は何台ものタンクの再生をしてきたけど、
これまで書いた方法で錆取りとコーティングをしてあげれば、
これから先は全然問題ないレベルでタンクを使う事ができます。
今まで作業したメグロやCB750K2のような旧車も元気に動いてますよ。
本当はメーカーから出荷される段階でコーティングしておいてほしいくらいなんですが。
まぁ絶対錆びないって言ってもコストはそれなりにかかりそうですがね。

そんな訳でタンクは終ったので、
次はキャブのオーバーホールをして車検整備でもしましょうかね。
また見て下さいな。



にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタム・整備へにほんブログ村 ← 毎日多くの応援ありがとうございます♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何度乗ってもオフ車はいい

2009年10月03日 11時51分13秒 | オートバイのある生活
久しぶりに携帯から。

ただいまXLR250に乗って河原に来ております♪

4ミニも良いけどやっぱりオフ車は面白いわ!(b^ー°)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする