ヒンヤリする日曜日
静かな朝です
今にも泣き出しそうな空は
いつの日か、綺麗な「夕焼け」を迎えるでしょう
がんばろう‼ 大橋理容室でございます
政府による、国内初の「緊急事態宣言」後
初めての土日
少しずつ、その効果が現れ始めたようです
「不要不急の外出」を控え
ここはひとつ、本気で“意識して”
みんなで見えない“敵”を封じ込めましょう
ここから先は、一人一人がまさに
ヒーロー・ヒロインとして協力してゆきましょうね
去る10日
尊敬する、偉大な「映像の魔術師」が旅立たれました
日本を代表する映画監督・大林宣彦さん(享年82歳)
奇しくもこの日は、最新作の公開日でした
度々、ぶろぐ。にも書かせていただいておりましたが
1977年公開の映画『HOUSE』に衝撃を受けた子ども時代
「映画って、こんなことが出来るんだ! すごい!」
CMディレクターから転身、商業作品の第1作目から
物議と話題を振りまいた衝撃的デビュー作は
いまだにカルト的な人気を誇り
映画制作業界で働く人も、この作品に影響を受けた方々も多いことで知られております
そして、更に監督の名前が世に知られることとなる“尾道3部作”
映画『転校生』(82年) 映画『時をかける少女』(83年) 映画『さびしんぼう』(85年)は
僕ら世代の青春映画の金字塔でもあり
揺れ動く10代ならではの、描写の切り取りはマジックのようでした
この3作品が、いわゆる日本映画における「フィルムコミッション」の走りと言われ
監督の故郷・尾道市の地元のみなさんと一緒に創り上げた映画でした
僕は映画の世界に憧れ、業界で働きたかった夢も実はありました
映画のヒーローやヒロインから学び
現在でも、様々な作品から“気づき”を教わることも数多くあります
「YFC ヨリイフィルムコミッション」を設立した当時
仮面ライダーと、大林宣彦監督に少しでも近づけたら…
そう思ったのは本音です
いつもお世話になっている
監督が名誉館長を務める「深谷シネマ」さんには
幾度か、監督ご自身もご来館され
竹石館長からもお声がけ頂いておりましたが
なかなか仕事とのタイミングが合わず
それでも、写真のサインを頂戴したのが記念となりました
数年前の映画『HOUSE』リバイバル上映時もリクエストさせていただき
確か、3回ほど観に行ったかと思います笑
監督の遺作となった映画『海辺の映画館 −キネマの玉手箱』
ついに、憧れの監督と一昨年
尾道でお会い出来ることとなりました
公開前なので、まだ細かく書きませんが
監督の現場の緊張感と手の温かさ
「ありがとう」とお声をかけていただけたこと
絶対に忘れません
あなたにずっと憧れた、当時10歳だった少年は
スクリーンの中にある場所にいま
おかげさまで近づくことが出来ました
僕に「映画の面白さ」を教えてくれた大林監督
本当に、本当にありがとうございました
どうぞ安らかに。
合掌
がんばろう まっすぐ
町の情報ジャンクション・大橋理容室