日々適当

hibitekitou

見せてもらおう、今更だけど、FW800の力を

mac |2009-10-25
うん、いや、なんと言うか。
DDT Mirror 秋葉館オリジナル RAID ハードディスク 1TB ストライピングモデル [RGH35DDTMR-S10001] [秋葉館オンラインショップ]
こちらの商品と同じHDDケースを持っているわけです。そこに、余っていた1TB HDDを2発、今日ようやく詰め込めたもので、せっかくかので速度でも観てみようかな、と。
差し込んだHDDはウエスタンデジタルの1TBモデルです。



こちらをハードディスクケースに「ノーマル」という設定で入れてあります。つまり、2台HDDがケースに入っているわけですけど、その2台が別々にシステムに認識されている状態ですね。
これをMacBook Pro Mid 2007(Mac OS X 10.6.1)にFirewire 800で接続しています。

ベンチマークソフトはXbench 1.3となります。
まずは、HDDが個別に認識されている状態から。各HDDはHFS+のジャーナリング有りでフォーマットされたままの状態です(中身は空)。それぞれ1TB_A, 1TB_Bと名付けました。

まずは参考までにMacBook Proの内蔵HDDの結果です。

Sequential Macintosh HD (Hitachi HTS543232L9A300)
Uncache Write 4K blocks 49.62 MB/s
256K blocks 44.11 MB/s
Uncache Read 4K blocks 12.77 MB/s
256K blocks 45.98 MB/s
Random
Uncache Write 4K blocks 0.99 MB/s
256K blocks 22.02 MB/s
Uncache Read 4K blocks 0.46 MB/s
256K blocks 17.97 MB/s


で、ハードディスクケースでの結果です。

Sequential 1TB_A 1TB_B 平均
Uncache Write 4K blocks 46.45 MB/s 44.06 MB/s 45.26 MB/s
256K blocks 41.39 MB/s 53.06 MB/s 47.23 MB/s
Uncache Read 4K blocks 16.03 MB/s 15.93 MB/s 15.98 MB/s
256K blocks 75.58 MB/s 76.32MB /s 75.95 MB/s
Random      
Uncache Write 4K blocks 2.41 MB/s 2.31 MB/s 2.36 MB/s
256K blocks 45.53 MB/s 44.99 MB/s 45.26 MB/s
Uncache Read 4K blocks 0.54 MB/s 0.56 MB/s 0.55 MB/s
256K blocks 25.41 MB/s 25.67 MB/s 25.54 MB/s


おおぅ、意外と遅いですね。やはりSATAには遠く及ばないのでしょうか
けれども、FW800の性能としては、秒100MB理論値でいくわけですから、まだまだ大丈夫なはずです。
ってことで、ディスクユーティリティからソフトウェアRAIDを設定してみました。ストライピングです。

Sequential RAID
Uncache Write 4K blocks 45.63 MB/s
256K blocks 50.28 MB/s
Uncache Read 4K blocks 12.66 MB/s
256K blocks 66.18 MB/s
Random  
Uncache Write 4K blocks 4.61 MB/s
256K blocks 51.48 MB/s
Uncache Read 4K blocks 0.67 MB/s
256K blocks 16.84 MB/s


全体的には、ほぼ変わっていません。あれれ?
仕方がないので、ハードディスクケース側の設定をいじることにしました。ディップスイッチでストライピング(RAID 0)の設定にしてやります。それで調べてみました。

Sequential RAID
Uncache Write 4K blocks 42.84 MB/s
256K blocks 53.42 MB/s
Uncache Read 4K blocks 15.08 MB/s
256K blocks 76.19 MB/s
Random  
Uncache Write 4K blocks 2.48 MB/s
256K blocks 47.14 MB/s
Uncache Read 4K blocks 0.57 MB/s
256K blocks 25.47 MB/s


全然速くなっていませんね。むぅ、口ほどにもない(苦笑)
ところで、結果として、内蔵HDDの方が全然高速であるらしいことがわかりました。
ってことで、実測値を出してみようと思います。

386項目、2.01GBの容量を持ったフォルダを内蔵HDDからFirewire 800接続RAIDボリュームへコピーしてみます。また、コピー後、それを内蔵HDDに書き戻す時間もはかってみます。

内蔵→RAID:41秒(約49MB/s)
RAID→内蔵:46秒(約44MB/s)

まぁ、こんなものなのでしょう。USB HDD (I・Oデータの400MBモデル)にたいして同じように内蔵→外付けを行うと83秒(約24MB/s)となるので、その倍近い速度が出ていると思って、我慢しましょうか(^^;

追記
最初に投稿したときのMacBook Proの値が、Xbenchのスコアの方を記録しておりました。ってことで、値を書き直しております。
でもって、ハードディスクケースに搭載したドライブと同じドライブを積んでいるMac Proではかってみました。
Sequential (WD10EACS-00D6B0)
Uncache Write 4K blocks 64.24 MB/s
256K blocks 57.59 MB/s
Uncache Read 4K blocks 40.68 MB/s
256K blocks 62.13 MB/s
Random
Uncache Write 4K blocks 2.10 MB/s
256K blocks 53.57 MB/s
Uncache Read 4K blocks 0.56 MB/s
256K blocks 23.10 MB/s

グラフにしてみますと以下のような感じです。



こうしてみると、多くの場面でFirewire 800はSATA HDDのパフォーマンスをけっこういかせている感じですね。
逆にeSATAを活用するなら、SSDとかRAIDを組んで時のようなパフォーマンスが必要な場面じゃない限り、大きなメリットはなさそうです。MacにeSATAの搭載を望む声って聴きますけど、ほとんどの人にはあんまりメリットになりませんかね。
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