92歳・老大娘の日記

晩年を生きる

「砂上の楼閣」

2019-07-29 17:17:56 | 思うこと

諦めていた睡蓮がようやく咲きました。小ぶりですが。

夕方まだ明るいのに眠りにつきます。

4年前の夏、股関節人工骨置換手術受け、以来順調にきましたが、

今回の長引いた風邪で4年間「営々?」と築いてきた体力が脆いこと知りました。

僅か20日間の風邪休養で衰えてしまいました。

如何に動かしていないとダメかを痛感しました。

これでは「寝たきり」になるのはいとも簡単だとこれまた痛感しました。

負け惜しみを言うならば、本がたくさん読めました。

幕末から明治に詳しくなりました。さすが司馬遼太郎さん!

鋭い視点に尊敬の念を深く致しました。

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燕の赤ちゃん

2019-07-27 20:33:56 | 日々の暮らしから

風邪で半月以上も運動教室休んでいる間に"巣立ちました"

スタッフの方から写真メールがきました

巣立ちの前に巣の近くを飛行練習していたとか。遠い旅路「一路平安!」

風邪は完全に治ったとは言えませんが途中、気晴らしと買い物、

栄養補給?に駅前まで出かけました。 名駅前ロータリー↓

 磁石の玩具

お医者さんにかかっているのにこんなに長引いたのは

年のせいと僻んでいます。

 

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雨ばかり

2019-07-23 10:24:04 | 日々の暮らしから

散水の手間は省けますが降り過ぎです。22日撮影

私が通う運動教室の軒先に燕の赤ちゃんが生まれました。

巣から落ちないように優しいスタッフが台を置いてくれました

風邪でしばらく休んだのでいるのでもう巣立って行ったかもしれません。

写真はスタッフ撮影、無断で使わせて頂きました。

著作権侵害と言わないでね。

     

 

400gのプラムと氷砂糖、

リンゴ酢も。1週間後氷砂糖が融けました。

濃厚すぎてかなり薄めないと甘すぎです、分量間違えたようです。

まぁ薄めればいいことですが・・・口当たり抜群美味しいです。

KeIさんのブログからヒントいただきました。 

風邪と梅雨で引きこもり中に作りりました。

今朝(23日)、久しぶりに名古屋は青空になりました。           

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藤沢作品その2「義民が駆ける」

2019-07-21 15:33:09 | 読書

 庄内藩に下った幕府の「三方国替え」

理不尽な三方国替えですが、絶対権力者の徳川幕府には逆らえず

領主は受けるしかないと思いましたが、

領民たちは殿さまの一大事、幕府に直訴をと立ち上がった。

農民ですから豊かなはずはなく、まして幕府に楯突くのですから

命がけの決断でした。雪深い庄内から江戸まで関所は通れませんから

雪深い山の中、崖の淵を這うようにいくつもの組が江戸を目指しました。

何人かの犠牲者は出ましたが、転封は免れました。

藩主の善政も書かれています。

財政面でも土地の豪商本間家の力がありました

歴史上農民一揆は数々ありますが、領主の圧政、

生きていけない貧しさ等の背景が殆どでしたから、

庄内のケースは稀有のことのようです。

海坂藩は藤沢周平が描く時代小説の舞台になっていますが、

架空の藩です。藤沢作品今までたくさん読みましたが藤沢周平の

美しい筆致と共に私の中で海坂藩の風景は忘れられません。

鶴岡市に「藤沢周平記念館」ができたばかりのころ

観光協会に問い合わせたり、資料送ってもらったりしましたが

実現できませんでした

とても残念、後悔しています。

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藤沢作品その1「一茶」

2019-07-19 21:03:06 | 読書

晩年の一茶は故郷柏原に帰った。日々眺めたであろう黒姫山

風邪が長引いて終日読書三昧、風邪引くもまたよきかなです。

一茶と言えば誰しも、次に掲げる純朴な句を思い浮かべるでしょう。

 雀の子そこのけそこのけお馬が通る

 痩せ蛙負けるな一茶これにあり

 名月をとってくれろと泣く子かな  等々

ところが2万句にも及ぶといわれる句の殆どは貧乏句でした

  寒空のどこでとしよる旅乞食

  秋寒むや行く先々は人の家

  秋の風乞食はわれを見くらぶる

  君が代や他所の膳にて花の春

たまに訪れる故郷の柏原も歓迎してくれる人はいない。

  散る花やすでに己も下り坂

弟、継母との遺産争いも長年続いている。

江戸に出て多少は名も売れてきたが、貧しさは相変わらず。

宗匠頭巾をかぶって俳諧師を気取ってをいますが。

一茶に好意をよせるお金持ちの家で句会開き、路銀を頂いたり、

友人宅で一食ありついたりの日々でした。

しかし10年越しの遺産相続も決着し、

最晩年はふるさとで最期を迎えることができました。

妻帯もし子ももうけますがみな一茶より先に逝ってしまいます。

享年65歳

なお、「信濃では月と仏とおらが蕎麦」の句は

長年私は一茶と思っていましたが別人の句でした。

コメント (10)
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