goo

Mind Feeling1206-1 空色

2008年12月06日 18時39分00秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
主人公(この色は、どうやって現したら良いだろう)
見上げる空の淡い青。
河原の草原に、白いキャンバスが1つ。
右手に絵筆持ち、親指を筆の棒に押し付けるようにして握ってかざしている。

パレットに青い絵の具をチューブから押し出し溶き始める主人公。白い絵の具のチューブをパレットを片手に鞄から取り出して、蓋を開け、中身を出すして、青の上に落とし筆で混ぜはじめる。
主人公(--ため息混じりに--これも思うのと違うな)
パレットには、数種類の円形状に拡げられた淡い青が出来上がっていた。
主人公(--肩を落として--やっぱ難しいな。空を表現するってるのは)
パレットを見ながら小さく首を横に振る主人公。
主人公(何つまらない事にこだわってるんだろう。駄目ならやめればいいのに。無理なものは無理。いつもそう割り切って来たのに、何で…)
両手両腕をだらんと下げて、空を見上げる主人公。
主人公(案外、誰にも真似出来ない様に出来てるのかもな--ふっと小さく笑う--。今日はもう止めよう。気分が乗らない)
絵画用具一式を片付け始める主人公。
主人公(空はこんなに晴れてるのに、俺の心は晴れないな。だから、色も出せないのかな)
目線を空に向ける主人公。
雲一つ無い空がどこまでも続く。


篠原美也子の『青』をヒントにしたのバレバレだが、空色テーマに何か作ってみようかと思ったが、作品の主人公同様に、うまく話をまとめられなかった。なんていう様だ…という感じ。
青なんて創って、どーするよ、って感じだが、鮮やかにクールになりたい…って今度は『ありふれたグレイ』かい?という所だが、多分、そんな感じでどんな感じなのか?とオチがつかなくなった所で、終わろうか。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )