クロキライディング

いつだってバイク

シート高

2021年01月09日 02時22分47秒 | パーツ


R1200RTのシートは勿論日本向けの仕様ですから、当然のことながらメーカーが提供するシートの中では最もシート高を低く抑えられたもの。

次期オーナーは高身長なのでローシートである必要はないとしても、それなんだったら足付きに余裕があればあるほどいいんじゃないかと思われるかもしれませんが

万一に備えてプロテクション能力の高いプロテクターを膝にも常に装着している足長ライダーは、膝の曲がりがキツイ状態で

長時間のライディングは疲れるだろうと言うことで、高いシートを望みました。

もともとR1200RTはライダー用シートをセットする位置を上下2段階で選べる構造になっていて、当然高いほうの位置にセットしてはいるのですが、

それでも足りないと言うのだから、あとはシートをメーカー本国仕様の高いものにすることになるのだろうと、

お世話になっているディーラーさんのパーツ担当さん(めちゃくちゃ詳しい)に相対的にどの程度高くすることができるのかを問い合わせると、

オーナーの希望する高さに及ばないようだったので、本人の希望により外注でシートを加工することになりました。



オーナーの希望に従って、依頼したのはアールズギア「ワイバンコンフォート」

シンボルマルマークの刺繍はともかく、シートヒーターを活かしたうえでの内部ウレタンにも拘った加工は新しくシートを購入できるほどの価格。

これをやってしまうと、後々シートの付け替えだけで日本仕様スタンダードに戻せないと言うことになるわけで、

将来このRTを手放すときにはどうかすると不利(シートが高すぎて)になるかもしれませんが

オーナーがこの先、永い時間尻からバイクの情報を得るのは、たとえシートがふたつあっても高いほうのシートに限られることはわかっていますから

自分が少しでも快適にライディングすることを優先するのなら、その選択でいいのだと思います。



足長ライダーさんならともかく、僕はそちらではないのでこの高さでは足付き性に余裕はありません。

それにスタンダードのシートであっても、膝の曲がりがキツイことも無いわけですけど、

足付き性のことは置いといて、着座位置が高くなることにより様々な要因はありますが、いざ走らせてみると結果的にハンドリングがかなり変化することに目を見張ることになります。

バイクってほんとデリケート、よほど身近でライディングの楽しみを共有しているでもない限り

他の人に細かなところを伝え合うなんて無理…僕には。



とかく乗り物の「重心」が低いことは歓迎されるものですけど、いろんな状態のいろんなバイクに乗るとそればかりとは言えないなと思うことがよくあるので

メリットとデメリットはいろんな方向から見詰めていきたいものであります。



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