クロキライディング

いつだってバイク

レンシュポルト

2019年11月29日 03時50分16秒 | バイク


R1100RS 久しぶりのR259フラットツインのご来店でした。

もうお付き合いも長く、いつもちょっと珍しいバイクを所有していらっしゃるお客さんからのご依頼はなんと「車検」(^_^;)



ご自分でもたいていのことはお出来になるのに、お忙しいとのことで当方にて作業を承りました。



濃いキャラクターのバイクを乗り継いでこられていますが、R1100系は初めてだとのことです。

R1100RSの最終期モデルだとはいえ既に20年は経過していますけど、とてもそうは思わせないコンディションですね。



メーカー推奨の定期交換部品やちょっと覗いたぐらいでは点検できないところも多くありまして

だからといってあちこち分解するのも現実的ではありませんから、見るべきところを見たうえで

あとは走行チェックとなります。



僕の知る限りのところでの判断ではありますが、すこぶる好調

ロングツーリングにもワインディングにも気持ちよく答えてくれている想像が広がります。



今やすっかり注目されなくなってしまったR259モデルですが

美しい機体とカラーリングはなんだか別物の印象。


あとはスマートなライディングがプラスされればそれはもうプライスレスなカッコよさに繋がりはしないかと

期待しております。






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保管環境

2019年11月20日 03時55分13秒 | メンテナンス


およそ8年間眠っていたR80

もう何がどうなっていてもおかしくはないだろうと言うことで

僕もオーナーさんも覚悟していましたが…



当初予想していたほど劣化はしておらず、わりと呆気なくキャブレターバランスも取れて

アイドリングも安定。

でもゴム部品は多数交換しましたが…。



これまでにいろんな放置車両を復活させてきているので

どのくらいの時間放置するとどこがどうなるのか、大体の予想はでき

あまり外れることはないのですが、今回の放置車両の変質と劣化は予想外に少ないものでした。



バイクの格納はオーナーさんご自宅の半地下のコンクリート壁のガレージ。

湿度や室温の高低差や風通しなどなど…コンディションを左右するものはいくつもあるのでしょうけど

良い条件がそろっていたということなんでしょうか。

それはFUELタンク内にそのまま残っていたガソリンの状態にしても然り。



それでも見るべきところは見て、時間が経っても変化しないところはそのまま

あとは走らせてみて様子を見るところに区別して、作業は順調に進みました。

やみくもに分解していく必要が無いと判断できたのは、約30年前から僕が整備を担当していたからこそではないかと思います。



OHV2バルブにSP2装着は間違いなくこのR80が第一号

ツインプラグ化と点火チューニングはうちのR100GSにもやりたいくらいの羨ましいファインチューニングですね。



当初からヘッドライトの暗さに不満を抱えていたオーナーさんは

バイクのヘッドライトチューニングのHIDもLEDも知らないほどのブランクでありまして

この後、LEDのライトキットに換装することになりました。



タイヤも懐かしいミシュランのマカダム50!

勿論タイヤのラインナップもご存じないので当方にお任せと言うことでBT45を選択。



僕の手で洗車と磨きは施したとは言え、こうしてひとまず仕上がると

昔のままの姿に時間がさかのぼりました (^_^;)



走行フィーリングも元通り

あとは走り込んで変化を見ていくことになるでしょう。

これで復活は間違いありませんが、それでもやっぱり放置はしないほうがいいですね。



ETCにUSB電源にインカムに、ヘルメットのシールドがピンロックEVOレンズで曇らなくなっていることや電熱ウエアの温かさなどなど

知るのは全てこれから…ですね (*^^*)



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2019東北ツーリングー6

2019年11月19日 02時53分17秒 | ツーリング


昨夜はさすがに呑みすぎてしまい、朝の通勤ラッシュを完全回避とはいかなかった秋田市ど真ん中の朝。

このツーリングで最もクリアに晴れ上がった素晴らしいコンディションなのに、出遅れてしまいました。



すぐさま日本海側に出て弓なりに海岸線に沿って北上。

去年の南東北ツーリングで鳥海山から見たきれいに弧を描く男鹿半島までの一望

勝手に想像していたよりはるかに密度の高い「街」でした 当然ですけど (^_^;)

男鹿半島のくびれに差し掛かると巨大な「なまはげ」が迎える総合観光案内所。



男鹿半島の南岸「鵜野﨑海岸」は渚100選になっている美しい海岸。



どうやら沖合まで遠浅になっている岩場で、海底にあった地層が隆起し波の侵食を受けて

潮の満ち引きで珍しい岩場の表情を見せるようです。









そんな男鹿半島の外周を快走コンディションにまかせて右に左に

そしてリアス式海岸の断崖に沿って上にも下にも

一瞬一瞬で移り変わる絶景と1300cc4気筒のエンジンパワーをかなり楽しめました。







そして半島の西北端「入道崎」

もうこの随分手前から民家は見えず、緑の大地、青い海、空の絶妙なコントラスト。





泣く子や怠け者を戒める「なまはげ」の絶え間ない怒号がBGMの売店で昨夜呑みすぎてシャキッとしないカラダが欲するソフトクリームで一息入れます。

男鹿を代表する景勝地として、名物石焼料理が味わえる飲食・土産店がズラリとならぶほか、海底透視船などもある

ツーリングの定番目的地でもあり、休日には大勢のバイクが駐車場に並ぶ… 下関では「角島」みたいな所ですかね。



しかし、絶景と快走の高まりはそこまでではなかった。



半島の中ほどを上昇する「なまはげライン」と言う、これしかないだろうと言える名称の快走ルートで「寒風山」まで



これまで以上に展望の良い中高速コーナーの連続でした。



スロットルを大きく開けながら振り返りたくてしかたない地形。



最後は寒風山パノラマラインから回転展望台の高みまで登り詰め



振り返るとさっきまで弓なりに走って来た海岸線と、ずっと向こうには「鳥海山」まで見えています。



バイクの免許を取ったら先ずは行ってみたいね…と言われているんだろうなってスポット (*^^*)

ここで燃え尽きてしまって、その先のバイクの楽しみを見出せないなんてことにならないことを祈ります。



こんなロケーションやシチュエーションが無くとも、曲がり角だけでも楽しい僕としては

こんな遠いところでこれだけの超絶な景色と晴天に恵まれたわけだから、飲みすぎでカラダが重いことなんてもうすっかりリセット。



下りほど飛ばしたくなるけど、ここはじっくりと景色を眺めながらでないと勿体ない。





男鹿半島の付け根のくびれから大潟村(八郎潟)を目指します。



小学校の社会科の授業で学習したことを数少ないけど覚えている大規模な干拓地

干拓されなければ日本の湖沼面積では琵琶湖に次ぐ第2位の広さだそう。



果てしなく広がる穀倉地帯は、去年のツーリングで訪れた石巻平野のスケールをはるかに超えて見えました。





延々と続く直線道路はオートクルーズでハンズフリー走行もOK (*^^*)

未だ北海道を知らない僕には最長ですね。



広大な干拓地を後にして、今度は田沢湖を目指し内陸の山間部へ、周囲を高い山嶺に囲まれた谷奥や小盆地を快走。

よく晴れた空には大きくアーチを描く飛行機雲…

我々の地元では旅客機の一直線の飛行機雲しか見ることはできませんが、これは多分、三沢基地から飛び立った戦闘機の残したものなんじゃないか(わかりませんけど)と

その美しさに見とれてしまいました。



道の駅「あに マタギの里」

自然と野性と人間が共存してきたマタギ文化を保存伝承する阿仁町では、「マタギの里」を前面に出した村づくりが進められている

良い猟場を間近に控えた地域。



熊肉…見てみたかったけど、どうやらこの時期は旬から外れているようで、夏のクマは、痩せて脂肪が乏しいうえに野生特有の匂いが強く不味いとされるらしい。



旬は冬眠直前の秋の木の実(ドングリなど)を食し、冬眠のための脂肪がのっている頃だそうです。

去年の秋の終わりに大山で食べたイノシシもそうでしたね。






マタギがお尻にぶら下げている「熊の尻あて」

山の中でどこでも座れる、本人限定の常設座布団ですね。

マタギでなくても山登りや山遊びで装着されるらしい…でも天然の毛皮ですからよいお値段 (^_^;)



さすがに湖慣れしてしまって、この「田沢湖」が日本一水深が深くて湖底が海面よりも低いことなんて

ライディングと景観にはあまり関係がないようなので、時計回りにぐるりと回り込んで「たつこ像」を見るには至りませんでした。

その時は次だ次だと欲張って先急ぎましたが、今思えば残念です。



間もなく県境で再び岩手県入り、

スーパーマーケットの乳製品売り場ででお馴染みの「小岩井農場」を目指します。







日本最大の観光&総合牧場は広くて美しい、家族やカップルで一日楽しめるのは言うまではありません。

我々も親子連れではありますが、年齢層高すぎ

これまでに乳製品はともかく、知人から旅行のお土産などでいろいろ頂いたこともあるので

ココには行きたいと希望を出しておりました。



来園者数のピークをとっくに超えた閉園時間も近い牧場は動物園やテーマパーク同様に少し寂しい雰囲気。





先日、阿蘇で食べて初めて知った「カチョカバロ」も普通に売られていました。



敷地の外れにある「一本桜」岩手山を背景にゴールデンウイークのころ見頃となるそうです。




今夜の宿はこのツーリングで唯一、どこか一ヶ所だけ…と選んだ温泉旅館です。

掟破りのルート往復で再び秋田県入り。



県道からはずれて、水芭蕉の群生地を抜けるとブナの森の中に静かにたたずむ秋田藩主の湯治場だった由緒ある温泉、平屋の曲がり屋風建築で豪雪に耐える太い梁の重厚な入り口門に到着。





「別館 山の宿」これまでに泊ったことのある「日本秘湯を守る会」は三軒目



古風で落ち着いた客室には冷房は見当たりませんね。



ココは平成6年にオープンした別館

ココだけでももう十分に温泉は楽しめるけどそれはそれとして…



囲炉裏のそばで地のものばかりのお品書き。



ならばとビールも地ビールで



なんだかんだで食べていなかった「いぶりがっこ」もタイムリーに登場 (>_<)



濁り酒に地元のお酒、もう焼酎なんて随分と飲んでないような気持になっております (^_^;)



次々に運ばれてくる山の幸と囲炉裏を楽しんで



東北の山の中で秘湯とブナの森に癒されていると言うのは

街のビジネスホテルとその地の居酒屋さんを慌ただしく楽しんできたこれまでと比べると

なんとリラックスできることでしょう。







炭火を眺め、今日一日の絶景の話と明日の進み方を練りながら、シャトルバスが迎えに来る時間に備えます。



食事を終え、時間通りに迎えに来たマイクロバスに乗り込み、真っ暗な森の中を1.5Kmほど登って行くと



乳頭温泉郷 鶴の湯温泉に到着。



帰りのバスが出る時間まで、ここで自由に温泉を楽しめます。



撮影禁止だったのでこっそり写したものはお見せできませんが、雪景色の秘湯イメージそのものに

いつもなら長湯はしないのに、時間いっぱい浸かってきました。

混浴全然OKでしょう、この濁り具合ならば。









































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2019東北ツーリングー5

2019年11月16日 03時15分43秒 | ツーリング


昨夜の駐輪場は立体駐車場、どこでも可能とは限りませんが

屋根のある駐輪場があるかどうかも宿の選択条件のひとつ。

あとは大浴場があること… これらを優先条件にホテルを取ってくれています。



ホテルを発ってすぐに青森駅へ。

駅の隣には「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」

勿論、時刻が早くて入場することはできませんが、船内にここまで走って来た鉄道車両をそのまま格納できるスペースがあり

そのまま北海道まで連絡していたなんて…



あの大ヒット曲でしかこの海峡を想うことも無く、北海道にも興味はなかった僕には何の関わりもないまま1988年に運航を終えています。





青森駅を発って演歌の歌詞に流れる「龍飛岬」に向かいます。



津軽半島の東側、こちらも真っ直ぐ真っ直ぐに北へ北へ…



JRの津軽線に沿うように、半島の中ほどから龍飛岬方面へ斜めに内陸部へ入り込んでいくと

北海道新幹線の路線も見え隠れしてきます。




龍飛岬が近くなってくるといい具合に海沿いより少し高いところを走る「あじさいロード」



道沿いに延々と続くあじさい、花咲く頃ならこの美しく曲がるワインディングロードがさらに映えることでしょう。



交通量のまったくと言っていいほど無いルートの素晴らしい快走で

北のはずれ「龍飛岬」に到着。

北の突端も3ヶ所目となると、さすがに感動は薄れてきますね (^_^;)

でもこの視界の先の海底には青函トンネルが通じているはず。



日本唯一の階段国道339号線







やっぱりここにも歌謡碑があって、歌詞が彫り込んである石碑正面の赤いボタンを押せば

「津軽海峡冬景色」の2番が大音響で鳴り響きます。

これで吹雪いていたら…北へ帰る人の気持ちになっていたかも (^_^;)



龍飛岬を後にして津軽半島を、今度は西岸を南下するのですが

階段ではなくて、車の走れるこの国道339号線は日本海の海岸線の北の果てを見下ろしながら

豪快に走れる絶景ルートでした。




夏が終わったばかりの東北地方の超絶ワインディングの「竜泊ライン」



これが冬だとどれだけ厳しい情景になっているのかと思うと(冬期間は閉鎖らしい)

この場に居て快適にライディングを楽しんでいることのなんと贅沢なことでしょう (^_^;)



「七つ滝」という名の滝は日本に5ヶ所はあるようですが、海沿いの国道から見えているアクセスの良さなのに

この最北の滝は真冬の時期には凍りつくことに…








右手に広がる日本海にばかり見とれていたら今度は左手にも広大な水面、13の河川が流れ込む「十三湖」

海水と淡水が混合した汽水湖で、シジミラーメンの看板が上がったお店が多く見られました。

シジミの味はともかく、東北でラーメンとは…食べておくべきだったと今にして後悔。



同じような砂浜が長々と続く七里長浜は、その名の通り28km(約7里)以上ある長大な砂浜。



海岸線に並行していくつもの湿原や沼が点在

美しい自然に癒される景色が広域農道「メロンロード」を北から南に突っ切るだけでもうかがい知れます。



そんな津軽の自然豊かな湿原の景観の背景となる「岩木山」が見えてきました。

この山も演歌の歌詞で知ってた (*^^*)



露店が多く点在していて「嶽きみ」と呼ぶトウモロコシの直売



迷うことなく1本購入

採れたての甘さとみずみずしさは文句なしに美味しかった。



これから昇る「岩木山スカイライン」標高1625mの岩木山8合目まで、全長9.8Kmの69あるつづら折りのカーブの連続

バイク誌の絶景ルート特集でもおなじみ、見事に単調なヘアピンカーブ。



センターラインがオレンジの破線というのは初めて見ました。

いつもオレンジの実線では絶対に追い越すことはしないのですけど、破線だから追い越し可なんだろうなと思いつつ

結局登りつめるまでクルマ無し。



1速中心たまに2速にシフトしてはまたすぐにシフトダウンといったペース(ここはライディング考により基準が異なるところ)

でブナの原生林を駆け上がりながら時々振り返ると視界はどんどん開け、これは下りが楽しみですね。







8合目休憩所では絶景のパノラマ。

遠くに世界遺産「白神山地」も見えるこの日本百名山も11月上旬で冬季閉鎖です。



下りも勿論同じ道、眼下に絶景を眺めながら1速と2速を中心にギヤシフトを繰り返し

バイク誌等によると敬遠されているらしい強烈なエンジンブレーキ(リヤブレーキもプラスするから総称してバックトルク)を

積極的に有効利用して駆け下りていくと、景色もよく見えることもあり下りのほうが楽しい。

「津軽岩城スカイライン」一回きりでしたけど単調な繰り返し…飽きるほど (^_^;)



その後も「嶽きみ」の露店が並び宅急便のトラックがそこら中に居る喉かな農道が続き



今度はいつの間にかあたり一面リンゴ畑に景色が変わる、そんな「アップルロード」で弘前市街地をパス。

大鰐弘前ICから黒石ICの一区間を東北自動車道。



これから目指す奥羽山脈の北端「八甲田山」は昨日宿泊した青森市内から20Kmくらいのところ(戻ってきてますね)



八甲田連峰を時計回りにほぼ一周、



八甲田山と言えば「八甲田雪中行軍遭難事件」からの極寒豪雪の生死の境目のイメージしかなかったのですが、

夏の終わりの緑美しいワインディングルートを留まることなく景色を目に焼き付けながら走り抜けてしまうのは

もったいないと言うか、ちょっと罪深い気持ちになるくらい穏やかで気持ちのいい場所でした。





青森県に入って小川原湖、十三湖、そしてここ「十和田湖」

昔ながらのみやげ物屋さんが並ぶ湖畔の一画はよくある風景。



食事も忘れて走り回っていたけど、この先の行程を考えるとゆっくりもしていられないことが判明。

露店できりたんぽを頬張っただけで、はるばるやってきた十和田湖を惜しむことなく後にする…

今、振り返るとこれもものすごく贅沢な行動。





大館市からあのバスケットボールが盛んな能代市へ向け再び日本海側へタフツーリング開始 (>_<)





途中、交差した秋田内陸縦貫鉄道の小ヶ田駅からの田んぼアート

路線に五つあるアートの中の「いせどうくん」



偶然にもベストなタイミングで出会いました。



終盤、能代から秋田自動車道「八竜IC」より大潟村の東側面を南下する時

どうやら直前にザっと雨が降っていたようで

ここでも雨を避けていたらしくツイてましたね。



そして暗くなる直前、無事秋田市内に到着。





今日も下道を中心に500Km以上を走っているのにたまたまタイミングが合わずトウモロコシときりたんぽしか食べていない。

お店のツーリングではあり得ないことですが、我々双方同意のうえ。



夜の部で取り戻すこと前提で走っていたので

メニューを見る目が血走ります。




刺身も焼き物もおいしかったけど

日本酒の取り揃えがとにかく豊富!



いろいろ勧めてもらって、完全に呑みすぎ。







明日はいよいよ「男鹿半島」

なんとお天気は文句なしの予報

なぐこはいねが~

























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無事終了

2019年11月11日 03時38分45秒 | ライディング


スタートの時はまだ薄暗く、途中路面が濡れているところもあり

早朝のコンディションに気を付けないといけない季節となりました。



今年最後の開催なので、多くの参加者がお見えになるかと思いきや…

総勢7名…普通、バイク屋さんのツーリングと言えばもっと大勢の参加者で賑わってもいいものですが

相変わらずですね (^_^;)



それでもご参加の皆さんの目的と指向はわりとはっきりとしていますから

満足してもらえるよう目まぐるしくルートを乗り換えます。

隣は中国自動車道。



気温のほうはおおむね8~9℃前後





明るくなるにつれて晴れるのはいいけど、朝陽の直射を食らうたびに眩しくてペースダウンを強いられるので

不規則な走行ペースになってしまうのが後続に申し訳ないところ。



ツーリングも後半となると日曜日だし交差する道路には他のライダーさんの姿も見られますが

同じルートにいらっしゃることはまずありません。



最初のうちだけ…と装着していたハンドルカバー

寒さ故、結局最後まで付けたまま。

誰も見ていないからカッコはかまわない…ではなくてもはや必需品

かじかんだ指でブレーキングどバンクを絡めるのは難しいですからね。

今シーズンもすべての開催を転倒者なしで締めくくることができました。

ライディングを楽しむには早朝というのは格好の時間帯ですが

気温の移り変わりのためコンディションを読むのが難しくなっていることも多くありますから不測の事態に出くわした時のリカバリー能力はあったほうがいいと思います。



で、こちらも今シーズン最後の練習会。



なかなかの盛況ですね。





しばらくブランクがあったので短時間復帰を目指して積極的に走り込むとか、

お子さんが生まれて以降、バイクは危ないと周囲の目が厳しくなってきたから、そこは腕を磨くことでバイク権を勝ち取りたいとか(画像の参加者とは関係ありません)

皆さんそれぞれいろんな思いで一日を過ごされたと思います。



思いがどうであれバイクが何であれ

程度はともかくやろうとすることは一緒ですからわかりやすくて潔い「場所」です。



必然に磨かれたフォームはどの瞬間を切り取っても美しく見えるようなので

撮影力が乏しい僕でもそれなりにカッコよく撮れるのです。















次回早朝ツーリングは来年3月の第二日曜日

自動車学校コースの練習会とトライカーナも来春以降随時開催してまいります。

開催の原動力はバイクの楽しさ… 独学もカッコいいけど

他から影響を受けて、良い成果が得られるならそのほうが安全だと思います。




今シーズンの開催にご参加いただきました皆様

誠にありがとうございました。


主催者一同(僕が言うのはおこがましいけどたぶんみんな思ってる)心より感謝申し上げます。










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最終開催

2019年11月09日 19時48分03秒 | ライディング
明日の早朝ツーリングは

クロキライディングを6:30、菊川セブンイレブンを7:00出発です。

今シーズン最後の朝ツーリングです、終わる間際まで寒いと思いますので備えを十分にお願いします。


そして自動車学校コースの練習会も開催されます。

そちらは9:00に現地集合です。

こちらも今年最後の開催(2回目にして)です


気候も良くベストコンディションが期待できますね。


ご参加の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
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LMLスターデラックス4S

2019年11月09日 00時24分35秒 | メンテナンス


ずっと前に修理の依頼をいただいていたLML

正直、受け入れの時期がいつになるかもわからない状況であることと、作業依頼のキャンセルも全然OKであることをお伝えし

ひたすらお待ちいただいておりましたが、

随分とお待たせしたお客さんに恐る恐る電話(いつものこと)してみると、その後も車両事情に変わりはなかった(他店にて修理完了!など)ようで

僕としてはこれでも早く受け入れることができたものだと自負しながら作業開始。




あれもこれも右側に集中、左側にはバッテリーと電装品とスペアタイヤ。



この車両について何も履歴はありませんから

低速での不調の末、始動不可となってしまった、購入からこれまでのことをお客さんから

しつこいまでに聞き取ったうえでとりかかります。


症状からするとまずはキャブレターを診ておきたくなるものでしたが…原因はそこには無く。



頼りなさそうなイグニッションコイルを当方保有のテスト用(CDI点火用)に交換すると

とりあえず運転可能な状態に回復。

試運転してみると走れなくはないけど、この程度では満足とは言えないフィーリング

「はじめは普通に走れていた」とのことですが、それがこの状態だったのかもしれません。

これはどうやら簡単なことではなさそうなので、さらにさらに故障探求を進めた結果

CDIのコンデンサーに蓄電される電気が不足している模様。



オーナーさん自ら確認済みのプラグのスパークも、点火エネルギーが十分ではなかったということのようです。



フライホイール1回転で100V以上の発電をするチャージコイルだけでも交換は可能でしたが

先々を考えてバッテリー充電用コイルも含むステータAssyで交換を希望されたオーナーさんの判断は正解です。





VESPAの事情に詳しいわけではないけどこのようなパーツが普通に手に入る事情というのは助かります。



スロットルへのツキの悪さのせいか、少し濃いめに変更してあったセッティングもその必要ないはずなので

元に戻します。



レバーホルダーごと上下に回転させてシフトするマニュアルトランスミッション

これまでに僕が乗ったことのあるVESPAでは最もシフトがスムーズでミスしにくいのには感心しました。

このくらい正確にシフトできれば、30年くらい前にヴィンテージ50sを購入(新車で)してくれた

オシャレな女子さんたち…挫折せずにもう少し乗れたかも (^_^;)




LMLはこれが初めてで他の機体は知りませんが、このくらいの使い勝手はあるべきだったのでしょう。

実用的にきちんと走るし、何と言っても心地よい (*^^*)

オーナーさんからは終始催促なし、一直線に故障の原因にたどり着けなかったこともご理解いただき

このおおらかなスクーターに相応しいお人なんだな~と思いました。


想定外の長期お預かりとなってしまい、さらに先延ばしになってしまったお客さんへ、次の受け入れOKの連絡をするのが怖いです。




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2019東北ツーリングー4

2019年11月06日 21時43分27秒 | ツーリング


ツーリングも4日目、そろそろ体調も回復してきました。

出発の4日ほど前に激しいのどの痛みで目が覚めて、これはまずいことになったと消沈状態でお店のシャッターを開けようとしたときにぎっくり腰をやらかしてしまっていて

出発までの激務の中、できるだけの治療を試みてスタートしたのですが、出発してからというもの日に日に具合は良くなってきているし

慢性的な腱鞘炎さえも腕力を使う作業をしていないのでほぼ気にならない状態にまで回復しています。




一方通行の多い(ように思えた)八戸市街地を早朝のうちに脱出完了。



出発前は喉と腰の痛みと、一週間ずっと雨ばかりを覚悟していたのですが

一昨日と昨日にに続いて今日も雨雲を避けることができそう。





「まさかり」のような形の下北半島に入るとその取っ手の部分はあまり曲がることはなく道は真っ直ぐ



時間も時間だしかなりのハイペースが可能でどんどん北へと進んでいる感覚。



ココは三沢航空科学館、もちろん時刻が早すぎて中には入れませんがこの先さらに奥には三沢基地

戦闘機が飛び立つ場所としてニュースでよく耳にしますね。



下北半島の太平洋側、原子力発電所があるからなのか、民家はあまり見当たらず

かと言って海際が見えるでもなく、ただひたすらに一本道を突き進みます。



なんでこんなところにゲートがあるのかと思ったら、尻屋崎周辺の牧草地に放牧されている

寒立馬(かんだちめ)の移動を制限し遠くへ行かないように設置されているそうです。

自動開閉のゲートが開くのは朝から夕方まで、そして冬期間は閉鎖…  なんだかこの先、特別なゾーンに入っていく感じがしてワクワクします。




あーもうすぐです、下北半島の右上の突端



見えてきました灯台が!



突端の一発目「尻屋崎灯台」

平日の午前中ということもあってか人気も無くて寂しいところ、我々が到着した時は薄曇りで風も無くて穏やかでしたが

これが冬で吹雪いてたりしたら、僕なんて言うのはもう生きていける場所ではないのだろうな…

と思うのであります。





尻屋崎は、昔から難破岬と呼ばれ遭難船の多い所として船乗り達から恐れられていそうで、明治時代に入り、日本も世界各国と貿易を行うようになったため、

航行船舶の安全を守るためにイギリス人が設計し尻屋崎で焼いたレンガで建てられた灯台です。

そしてレンガ造りの灯台としては日本一の高さを誇ります。





もう二度と来ないような気もしたので、参観料を払ってまで長い長いらせん階段を登りました。





画像には写っていませんが遠くに北海道

初めて見ました、実物 (^_^;)

これより北に人が住んでいるなんて…

これは去年の(南)東北ツーリングの時

秋田の鳥海山から男鹿半島が見えた時にも思いましたがそんなことは当たり前

行けば大きな街に人はたくさん。

大阪からではありますが、走って走ってここまで来ましたから体が距離を感じているわけで、そんな気がするのも無理はないでしょう (*^^*)


我々がこの場を発つのと入れ替わりで米国人(たぶんそう)ライダーのグループが到着(その中の一人は磐梯山付近でも見かけた)

4~5台のグループでしたがアメリカンなバイクは見当たらず、皆さんDUCATIやKTMでウエアもそちら向き

バイクの動きと音(音量ではなくて)に注目

どんなふうに走るんでしょう?


違う人種のライダーさん、ツーリングレベルで一度一緒に走ってみたい。

どっちがどうの…と言うことではなく

同じ理屈で走るバイクの操作の柱というものが万国共通であることを垣間見たいと思うのであります ( ´ ▽ ` )




今日はこのまま1日を下北半島にあてているのですがそれほど時間に余裕も無くて次の目的地に向かいます。



尻屋崎までの東岸のルートから一転、陸奥市に入ると尻屋崎線にはまなすラインに恐山公園大畑線と

気持ちよく走れるワインディングの連続。



林間のワインディングを抜け、少し景色が開けてきたかと思ったところで

突然に漂う硫黄臭。



恐山に到着です。



恐山と言えばテレビの心霊特番か大晦日の「ゆく年くる年」でおなじみ程度のものでしたけど

下関からだと最も遠い日本三大霊山のひとつにとうとう来てしまいました。



恐山菩提寺の境内には、恐山温泉があり、無料で自由に入ることができるようです。

これは是非入っておくべきだったのかなと後で思いましたが、なんだかこの世ならざる雰囲気の中

呑気に温泉に浸かる気持ちにはなれなかった。










お寺の本堂から先に進むと硫黄と岩…地獄のような光景です。

僕は霊感なんて持ち合わせていないので

「わたし、もうこの先へは進んでいけません…」などということはなく



立ちこめる硫黄臭と静かで荒涼とした風景の岩場を言葉少なく参観しました。



しかし岩場地帯を抜けると風景は一変し、活火山のカルデラ湖である宇曽利湖畔は

極楽浜 と呼ばれそのエメラルドグリーンの鮮烈な美しさがかえって不気味さを感じさせる



11月から4月いっぱいの冬季は閉山

こんな厳しい場所なのに、今は静かで穏やかで荒涼とした風景…

普段生活している場所とは違う感じがするのでありました。



恐山の滞在が当初の予定より長引いた(そもそも1時間以内でというのは無理でした)ので

ここからは気持ちを引き締めて進まなければいけない。



恐山で知らず知らずに罰当たりなことをやらかしていて、この後不思議なトラブルに見舞われでもしないか

ちょっとした不安を抱きつつのハイペース。





そして突端の2か所目、下北半島でも最北端の「大間崎」に到着です。



対岸に北海道、さらにくっきり近くに見えています。

この近くからフェリーに乗れば1時間半ほどで北海道の函館にも行けるのですね。





和歌山の近代マグロ、那智勝浦漁港でもマグロを食べ、そして気仙沼ではマグロの心臓まで食べてきているので

ここ大間でマグロを食べないわけにはいかないと

「時間的に厳しい」と訴えるアドベンチャーに逆らってマグロ丼を一気にかきこんで、本州最北端をタッチアンドゴー的滞在でした。



これから下北半島ののカタチを例えて「まさかりの刃」の一番下のところ

脇野沢から「むつ湾フェリー」に乗船し、津軽半島へ渡ることになっていたのですが、普通に走っていたのでは到底間に合わないのは明らか

我々、これまで何度もムリだと思われながらもフェリーの車両甲板に滑り込んできたので

今回も望みを捨てずに走り続けるのですが、

この下北半島の西岸…ココも美しい豪快なワインディングの連続でしたので当然ペースは上がり、

これならもしかして…と希望的観測でもって走りに没頭していると

突然アドベンチャーのインカムに電話着信。



乗船予約していたフェリーの会社からで、どうやら車両乗船の順番が先ずバイクから始まって車は後かららしく

あと数分以内に到着できないようなら乗船はできないとのこと。

どう考えてもあと数分で到着するなんて絶対に無理

フェリーの尻尾はつかめても頭を取ることはできそうもありません。

フェリーが遅れた客を待つなんてないでしょうからここは潔くあきらめて丁重に乗船をキャンセルしたようです。


海沿いから離れた内陸の田舎道、ライディングの緊張を解いてこの後のことを考えます。



フェリーに乗り遅れた(15:30発だけどこれが最終)ということは

今日の最終目的地の青森市内へはむつ湾沿いに大きく右回りで迂回しなければいけない。

ずいぶんと長い道のりにはなりますがこれは致し方ないこと、マグロを食べたがった僕が悪かっただけで

恐山の祟りではありません (^_^;)


ただそれよりも大きな問題がありまして… このままだと990アドベンチャーの燃料が切れてしまうということ。

予定通りフェリーに乗れて対岸に渡ればガソリンスタンドはあったのですが、このまま下北半島を一周する道すがらには到達可能圏内にガソリンスタンドがマップ上に見当たらない。

それでもひょっとしたら情報にもれたGSがあるかもしれないし

行けるところまで行こうということで、さっきまでのガバガバ開ける高燃費走法をエコ運転に切り替えて走るものの

GSどころか集落も見当たらないまま990アドベンチャーはエンジンストール。



安全な場所にバイクを置き、20Km弱をK1300GTでタンデム

GSで携行缶でも借りられればと思いましたがやっとたどり着いたGSには携行缶もハイオクガソリンもありませんでした。



仕方なく、GSで販売していた灯油ポンプを購入し、ポンプで汲み上げられるだけの油面になるようK1300GTにレギュラーガソリンを補給して

990アドベンチャーのもとへトンボ返り。



ガソリンのオクタン価とかエンジンの負荷とかの話をしながら久しぶりのタンデム

そう言えば子供の時を除いて大人になってから一度だけ後ろに乗せたことがあって

積極的に曲がろうとするときにエンジンはどうなっているのかが伝わればと、本人のバイクで感じさせたあの時以来

「ほらほら、こんなに曲がっているでしょ」と後ろのライダーに感じてもらうことはできていない(そんなことできるのかな?)と思うけど

シフトの回数とタイミング…自分はこうしていますよ程度のこと。



もうずいぶん前のことですがライディングの共通語が使えるようになった遠い昔の笑い話。







そして無事にハイオク補給可能なGSへ到着

ますます時間ロスしてしまいましたね (^_^;)

この後すぐに東日本の早い日没を迎え

むつ湾を大きく迂回して




青森市内のホテルに到着したのが20時前

思ったよりはスムーズな移動でしたがかなりの距離を走ることになりました。

もう、下北半島のツーリング…ご案内できるほど。



ひと月前に開催されていた「ねぶた祭」モチーフの重厚な雰囲気の居酒屋さん





むつ湾の海の幸で本日の反省会

タフな一日でした。



お店のスタッフさんかなりの方言 (^_^;)

























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1200SPORT

2019年11月02日 00時00分25秒 | バイク


いつか乗ってみたいと思っていたモトグッチ1200スポルト

ルマン850や1100スポルトに4バルブのデイトナにV11と、どのモデルも個性的で

乗り手の解釈がどうであるかによって評価はかなり違ってくるものでした。



それでもV7の登場でグッと身近になったモトグッチも、同じ世代とは言え1200は乗ってみないとわからないと言うことで

今回希望が叶いました。



アイドリング付近で小刻みに車体を震わせるだけで、エンジン回転数が少しでも上がれば90度のVツインは理にかなって滑らかになり

回すほどにバイブレーションが消えていくのはどれもそうだけど

この1200はそこから上がかなりパワフル。

低回転域で流すのはちょっとストレスですが、自分でスピードを決められる状況なら

心地よいクルージングが可能。

超タイトコーナーの連続を高回転キープで走ってみてもスロットルの反応が過剰で邪魔になることも無く

キビキビ走るにもちょうど良い感じ。



ハンドリングについてもこれなら歴代のモデルを知らなくてもとりあえず「乗りやすいですね」と言わせるに十分なもの。

クロキライディングのツーリング程度なら難なく楽しめるフィーリングでした。





グッチでここまでやれるのか…と

仕事を止めて走りに出てよかったと思ったくらい (^_^;)



もう11月だというのに作業服ではエンジンの熱気に耐え難い

これはレザーパンツ必須ですね。



前の試運転がルマンⅢ、この後がR80

前後のバイクが簡単ではないだけに…(^_^;)



バイクの解釈というのは人それぞれ、そしてその前後に乗ったバイクの影響も少なくはないはず。

それを差し引いても気楽にスポーツライディングを楽しめるSOHC4バルブのグッチでした。

でももう1200はラインナップ落ちしてるんですよね。







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