クロキライディング

いつだってバイク

ロングツーリングへ

2020年09月29日 03時56分46秒 | お客様


車両の購入の時からお付き合いさせていただいているお客さん。

購入時にはそんなことは考えていらっしゃらなかったハズですが…

お仲間からロングツーリングのお誘いがあり、急遽荷物が積載できるようにとあわてて装備することになりました。



リヤキャリアは選択肢が無く純正のオプション。

30Lのトップケースに23Lのツーリングリヤバッグ。



ケースとバッグの取り付け位置にまで出しゃばってしまいました (笑)

急な作業だったので営業時間外のことで、終わってみればド深夜。



僕と同世代のお客さん、初めての思い切った信州ツーリングだそうですから応援しました。

フェリーで関西に渡り、そこからスタート、今週は天気も良さそうで羨ましいですね~

そう言えば久しぶりに今年は僕も信州に行っていませんもんね (^_^;)

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ルート変更

2020年09月28日 05時53分32秒 | ツーリング


本日のご参加は僕を含めて9台と、バイク屋ツーリングとしてはすごく少ないけど

これでも多数のご参加をいただいているものだと喜んでおります。



出発前から気になっていた雨雲レーダー。

予想外の雨雲はどうやら県北部を移動しているようで、今回向かおうとしているエリアでもあるし

すでに菊川町から豊田町に入るころにはヘルメットシールドに小さな雨粒が付き始めたので

県北部においてタイガー800氏が新しいルートプランを提供してくれていましたが、それはまた今度と言うことで大きくルート変更しました。



晴れているところは空が高くて透き通っているのに, ところによってはにわか雨。

珍しく朝方の見事な虹を西の空に見ることができました。



山陽方面はあまり開けた景色は望めませんが、複雑に組み合わせたルートの中にはかなりのハイスピードエリアも含まれていて

今回初のご参加となりますSR400にとってはかなりのバイブレーションでライダーを疲れさせたことでしょう (^_^;)



今回も柵の外にバイクを停めて、サービスエリアを休憩場所として利用させてもらいました。



山陽小野田市からご参加のOHV…

できれば遠いところまでご案内したかったのですが、前回同様またしてもご近所まわりとは…



結局、その後は雨も降ることなく路面も全線ドライで

風の心地良い早朝スポーツライディングとなりました。









終盤に豊田町に戻ってくると、やっぱり所々濡れていたのでルート変更は正解だったみたい。



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10月早朝ツーリング

2020年09月26日 19時43分54秒 | お知らせ
明日の早朝ツーリングはクロキライディングを6:30

菊川セブンイレブンを7:00出発です。

朝一の時間帯は涼しいを通り越していて、寒いくらいではないかと思われます。

安全のため、寒さに震えることの無いようにご準備ください。
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BROS 愛

2020年09月16日 03時01分38秒 | お客様


大学卒業後、ご実家の東京ど真ん中に戻られてからも

たまに作業のご依頼のあるブロス。

所有期間4年を経てなお磨きがかかっていますが、フロントフォークインナーチューブのサビについては

磨くことで厳密にゼロとはいかないので、オーナーさんの休暇と休暇の間の長期お預かりの間に再メッキ加工を施すことになりました。



同時にリヤショックのリフレッシュやその他諸々。

やるべきことが他に無いかと問われますが、お互いの温度差が大きくならないよう現実的なところで

整備内容を決めていきます。



インナーチューブの仕上がりはオーナーさんの熱い思いに応える精密なもの、

この先の維持については全く心配ありませんね。





コチラのオーナーさんほどブロス愛は強くない僕のブロスは、もう25年以上所有していますけど、補修パーツが無くなっていくことを危惧していた(気に入っているだけに)こともありました。

でも、近頃ではバイクがあと何年走れるかだけでなく、自分があと何年バイクを操れるのかも考えなければいけない年齢になりつつありますから、

どちらかと言えばそちらの方が心配デス (^_^;)



ココから一泊の九州ツーリングの後、フェリーで関西に渡り、

中部地方の岐阜県をツーリングしながら東京に帰るそうです。

「行ってみたいな~」と思うツーリング…どんどん実現した方がいいですよ

好きに走れるライダーの寿命ってそう永くはないですからね。



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2020北海道ツーリング-7 ラベンダー

2020年09月15日 03時44分51秒 | ツーリング


北海道入りして7日目の朝、このくらいになるとツーリング生活と早寝早起きにも慣れてきて

自分が今、北海道に居ると言うことにもさすがに実感が湧いてきていて、何かにつけ冷静になってくる一方で

毎日そこそこタフに走り続けて一旦は疲れていた体も順調に疲労回復してくることで、アタマとカラダのバランスがとれ、

リラックスしてツーリングを楽しむことができています。

もう日常からはすっかり遠ざかっていることを受け入れているのでしょう。



帯広を後にして、これから峠を大きくひとつ越えると南富良野。

ココでもやっぱり霧が出てきて十勝平野を一望とはいかなかったけど、この調子で上昇して行けば

昨日に続いて今日も雲海を拝むことができるんじゃないかと期待しましたが…



残念ながらあと少し高さが足りず二日続きの雲の上とはいきませんでした。



途中、映画のロケ地でロケセットが残る観光スポット。



ふたつの駅名を持つ根室本線「いくとら駅」

映画「鉄道員」では「幌前駅」と呼ばれ、駅の構内には、ぽっぽやの撮影風景の写真が展示されていながらも

今でもそのままの状態で活躍している無人駅なんですね。



映画のことは知ってましたけど残念ながら見ていない (^_^;)



この次に休みで映画を観るなんて時間があったとしたら、是非とも観たい…順番逆だけど。





今日はココで朝食の時間。

ほぼ毎日セイコーマートでしたけど今朝は初のセブンイレブン。



入口に入ってすぐのところに積み上げてあったジャガバター

勿論温めてもらえてアツアツで食べられるのだけど、道民はこんなにしてまでジャガバターを食べていたいのだろうかと

少し不思議なカンジ。



これまでの地域では見ることのなかったラベンダーが道路脇の植え込みに見られるようになり

いよいよ富良野に来たことを実感。



ツーリングマップルに従い、「かなやま湖」穴場のラベンダースポットを見物して

南側から富良野入り。



樹海峠を急上昇した後、緩やかに時間をかけ富良野の町を見下ろしながら下降。



このまま富良野に向かってもまだ時間が早く、施設なども営業開始前ですから

ぐるっと十勝岳のほうに回り込んで「十勝スカイライン」。



今日はこのあたり、お天気は最高です。

気温も上がり、走って気持ちよく、眺めてはどこまでもクリア

夏の北海道でもとくに人気の高いエリアを青空のもと巡ることができるなんて…ツイてました。



まだ朝だと言うのに十勝岳展望台の駐車場には車があふれていました。

今日が何曜日なのか確かめてみると土曜日。

ココから山登りをスタートさせる道民たちが、短かな夏山登山を楽しむために集まっていらっしゃるようです。

良いコンディションが整うこと、ここ北海道では多くないはずですからチャンスを逃す手はないですよね。



やや久しぶりのタイトターンの連続を上りと下りともに楽しんで、道が曲がらなくなってきたところで「青い池」に到着。



美瑛川本流に複数建設された堰堤による人造池の神秘的な青と立ち枯れのカラマツ。

走りながら遠くのあちこちにまで目をやると、このような光景は北海道でいくつも目にしてきましたが

どれも規模が大きいし、特にこの池の青さは不自然なほど。

絵具を水で溶いたような色、まるで絵画のようとはよく言ったものです。



ダイナミックでカラフルな丘陵地の様子が、遠くからも見え始めている

美瑛「展望花畑 四季彩の丘」に到着。

例年なら観光バスがずらりと並んでいてもいい広い駐車場ですが、お客さんは少ないようです。



色鮮やかな数十種類の花々が咲き乱れ、見頃の時期は7月、8月、9月の3か月間。約30種類の花々が一斉に咲き乱れます。







男二人、それほど長居もできず

ラベンダーのソフトクリームを食べたらもう満足 (^_^;)



さてさてこの先はそのまま美瑛町で丘めぐり

名前の付いた丘や、木を見るために走り回った美瑛町のヨーロッパの農村風景にも似たと言われる雄大な丘陵地帯は

どこを切り取っても美しく安らぐ風景で見とれてしまいますね。



農家さんがお使いの軽トラ

バイク屋の軽トラでは絵にならない場所。







「マイルドセブンの木」



パノラマの景色の彼方にはどれも標高2000メートル級の十勝岳連峰や大雪山系の山々まで見えています。



マイルドセブンの丘 タバコのCMポスターに使われたとか。







ケンとメリーの木 ケンとメリーのスカイラインのCMに使われたとか。



長い長い直線道路はもう見飽きてしまいましたね (^_^;)



富良野でラベンダーと言えばココ「ファーム冨田」だそうですが

まさに最盛期。

毎年100万人もの観光客が訪れる日本最大級のラベンダー畑ですが、今日だけでももの凄い人の数。

蒸留によって抽出されたラベンダーオイルなどから作り出される商品やグッズなどなど

僕らにはあまり必要ありませんから人混みを嫌って早々に発ちました。

走りながら眺める方が良いみたい。





富良野には後日またやってくることになっていまして、今日のところは美瑛と富良野のなだらかで美しいパッチワークのような丘と

視界を遮るもののないパノラマを走りながら次々と場面が移り変わる様子を楽しめたので、少し早めに富良野を発つことにします。

これから富良野を目指す対向車線のクルマの列の長かったこと…

札幌方面からラベンダーを目指すのに最短距離となるルートだったようでしたが、道民の皆さんも富良野は大好きなんでしょうね。



そんな渋滞路から外れ、メロンを食べるために飛ばした「夕張国道」



ダートではもっと軽いオフロード…と思いましたが、ここではやっぱりパワー (>_<)



夕張シューパロ湖の向こうには立ち枯れの林

高速ワインディングと景色と陽気とバイクのキャラクターが高次元でバランスがとれた秀逸なひと時でした。





夕張メロンが食べられる場所はいくつもあるようですがこういった検索はすべてアドベンチャー任せ、

早くてハズさないのは世代の違いとカンの良さと両方 (^_^;)



お金を出せばどこでも食べられるけど、やっぱり現地で食べる夕張メロン…

味は同じだったけど、また地元で食べることがあったら、その時こそは違った味に感じるのではないかと思います。

今日の景色が蘇ることでしょう。



夕張からは道央自動車道で一気に「室蘭」まで120Kmほど、





北海道に来て初めて夏を感じた一日。

ついついサッポロクラシックを選んでしまうな~。



宿はほとんどビジネスホテルを利用するので、着替え(荷物)を少なくして

まめに洗濯するようにしています。

我々が利用したドーミーインのランドリーは乾燥機がハイパワーで早く乾燥するので重宝します。





地元で焼き鳥と言えば「豚バラ」があって当たり前ですから

「室蘭やきとり」が豚肉であっても何の違和感もなく美味しくいただきました。

タレに辛子を添えるのが定番のようですけど、僕らには素材と焼き加減が全ての、塩のほうが定番…





その土地ならではの料理はもちろんですが、

普通の居酒屋メニューを、いつものように我々の身の丈に合った普通の居酒屋で食べてはまた次のエリアでも同じことをする…

随分とあちこちでやりましたけど、これは楽しいですね。



ホテルのサービスで提供される「夜鳴きそば」

土曜日の夜ですからお店巡りのタイミングがうまくいかなかったのと、醤油ラーメンが食べたかったのとで

〆はこれにしました。

客室は当然、立地や駐車場の環境などが平均的に好ましいということもあって、ビジネスホテルに泊まる際はドーミーイン率が高いので、

もう何度も食べました (^_^;)



本日の走行は515Km

明日は早くも北海道最南端。




































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9月早朝ツーリング

2020年09月12日 20時12分31秒 | お知らせ
明日13日は、クロキライディング早朝ツーリング開催の予定でしたが、

今夜の雨が長引いていることと、ここ数日間の夜間の土砂降りにより

山間ワインディングルートのコンディションの悪さが予想されますので、27日(再来週の日曜日)に延期させていただきます。

折角のベストシーズンですからなんとか気持ちよく走りたいところ。

予定変更よろしくお願いいたします。



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2020北海道ツーリング-6 鍵

2020年09月02日 20時32分55秒 | ツーリング


素泊まりとしたホテルも朝風呂はしっかりと楽しんで早朝のスタート。

アドベンチャーの排気音もだんだんと大きくなってきているので、走行前の暖機運転はナシ。

エンジンを始動したらすぐさま動き出し、ゆっくりと走りながらの暖機運転は排気漏れが無くてもこれで良しです。



屈斜路湖と摩周湖の中間に位置する川湯温泉からのスタートで、屈斜路湖の南側(北側半分はダート)に沿って走ると

霧の出やすいエリアですから、やっぱりねと言った感じ。



ココでもまた湖の見物にはあまり興味がないので、霧でほとんど見えていない湖面をチラ見しながら峠道に移ります。



タイトなワインディングをクネクネ上昇していくと、視界がよくなってきて太陽も透けて見えるようになってきて、

これはもしかして…と



昇って来た「津別峠」



広大な雲海が広がっていました。

屈斜路湖とこの先の摩周湖まで沈んでしまっている神秘的な眺め、湖はこの海の底にある…早起きして良かった。





今日は北海道の内陸の真ん中あたりを目指しながら、ワインディングルートを選んで進みますが

天気予報のわりに曇りがち。



陸別町の道の駅での電光板

「日本一寒い町」に納得の11℃



これから向かうのは十勝岳の東側、上士幌町の糠平湖にある、旧国鉄士幌線(廃線)のコンクリート製アーチ橋。



橋梁付近まで続く道はダートで路面状況が良くない上に対面通行が難しく、観光客の増加により路面逸脱などの事故が多発したらしく、

国道から入ってすぐのところにゲートがあり施錠されているのですが、

このゲートから30Kmくらい離れている、上士幌町内にある十勝西部森林管理署東大雪支署で早い者勝ちで鍵を借りるという仕組み。



鍵を借りるときには林道走行や入林に関する注意事項の説明があり、

また、名前や連絡先とバイクのナンバーなどの名簿に必要事項の提示もあります。



ココからこの鍵を使うところまで30Kmほど、そして見学が終わればまたコチラまで鍵を返却に来ないといけないと言う

かなりその気にならないと行くことができない場所。



鍵と通行許可証を持って、携帯電話も圏外となる秘境へと先を急いでいると、やっとのことで天気予報が言っていた晴れ模様。

今日は朝一から晴れていてもいいはずだったのに湖周辺や峠越えで「大雪山」に向けて走って来たので天候はめまぐるしく変化していて、

北海道の空はなかなか読むことができませんでした。



とは言え、これから向かう「タウシュベツ川橋梁」を晴天の下で眺めることができるができるのなら

なにも文句はありません (^_^;)



国道から外れて林道に入ると間もなくそのゲートが現れ、

ここで借りてきた鍵を使うことになります。



勿論、通過したらすぐに施錠。

ココまでの手続きを知らずにゲート前で足止めをくらっていたドライバーさんが一緒に入場させてくれないかと交渉されてきましたが、

もう同じ説明をこれまでに何度繰り返してこられたのだろうと、同情したくなった東大雪支所のお姉さんに言われたことをきちんと守って

アドベンチャーがきっぱりとお断りしました。

林道もですけど、クマの目撃も多いところらしいので、

我々もなんだか緊張してまじめに振舞わかければいけないのではないかと言った思いもありここは当然のことです…

東大雪支所まで往復往復60Kmなんて直ぐですよ、そして鍵の返却にまた30Kmありますけどね (^_^;)





しばらく林道を走りますが、駐車場らしきところに乗り物を停め、あとは徒歩。



それまでの林道はアップダウンとカーブがありましたが、この脇道を歩き始めてからは一直線、かつては線路があったのでしょう。



さらに進むと、急に視界が開けタウシュベツ川橋梁が見える糠平ダム湖に到着。



このコンクリートアーチ橋梁は、ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面に姿を現し、水位が上昇する6月頃から沈み始め、8-10月頃には湖底に沈んでしまうらしく、

季節によってその姿が見え隠れする幻の橋といわれているので、1987年に完全に配線となり、こうして崩落を待ちながら水面に立つ姿を晴れた空と湖を背景に見ることができたのは、

忘れられない景色のひとつになりました。



なんだかココだけ時間が止まっているようなカンジ、遠くの水辺にクマでも居ないかと目を凝らしますが

そこまで幸運ではなかった。



バイクのところまで戻り、さらに先へ進んでみようと試みましたが、やっぱり制限がかかっていました。

「この先はもう絶対ダメですよ」みたいなカンジでお役所関係的な車で通路を塞いでありました。

自己責任とは言え、それほど多くを心得ていない僕には確かにこの先を進むのは危険でしょう。



林道を引き返し、国道まで戻ってさらに北上し「三国峠」にやって来ました。



ココからのショットはバイク誌の「絶景ロード」の紹介でよく使われている絶景。

絶景ロードの特集号でも東北地方までは、そのほとんどを走っている自負はありましたけど北海道エリアとなると全く未経験。

そんな道もこのツーリングでひとつずつ走ることができていますから、まさに感無量の日々ですね。



もう一つ、タウシュベツ川橋梁を見学する方法としてあげられる展望公園にも行ってみました。



確かに見えていますが、現地で間近に見た僕には全然物足りない…

やっぱり行って良かった。





再び南下して30Km、鍵を返却しに戻ります。



そこからほど近い「ナイタイ高原」に昇り、十勝平野を一望できる雄大な展望を求めて素晴らしい曲がり方の高原ワインディングに乗ったのですが

そこはまた霧の中。






ココは北海道の真ん中あたり、ツーリング後半でうまくルートを組めば再度訪れることができるとアドベンチャーが読むので

それを誓って潔く引き返します。



高原から十勝平野に降りてくると気温も上がり、眠くなるほど長い長い直線道路を何本も突き進んで広大な農地を真っ直ぐに南下。



白樺の並木がいくつも見られ、高いスピードで移動しながら目で追うと、それらが一直線に並んでいるものばかりだと言うことはすぐにわかります。




その中でもかつてのツーリングマップルの表紙撮影地。





直線道路にもすっかり飽きたころに、今夜の宿「帯広」に入りました。



帯広はこれまでの行程では一番の都会、しかも暖かい。



ホテルの部屋の窓からの眺めもこのとおり。

今日はよく歩いて活発に動いたのに何も食べていない、走ると見るとで、もはや食べることには執着しなくなることはよくありまして

食べるならナイタイ高原のレストハウスで十勝の絶景を眺めながらのランチとするのがよかったのでしょうけど、

濃い霧でキャンセルしてしまったので結局食べるタイミングを失ってしまいました。

クロキライディングのツーリングではあってはならないことですが、この後の大食いを見込んでのこと

早めにホテルにチェックインして速攻で外へ。



先ずは帯広名物の豚丼を「ぱんちょう」で…これはランチ



香ばしく焼かれた豚肉と濃い味のタレの香りが絶妙で、ライディングと見学でいっぱいだった意識が一気に食欲に変わる瞬間。



帯広と言えば「六花亭」らしいですね、知らなかったけど (^_^;)



おやつは店舗でしか味わえない限定スイーツ。



そして夜の部は焼肉で主にラム肉

これはホテルに帰ったらもう一回シャワー浴びないと (^_^;)



本日の走行は450Km 

990アドベンチャーの排気音はさらに拡大する一方で、エキゾーストパイプの補修頻度も高くなってきました。

行く先々への期待と危険とアドベンチャーの不安と、そして我々の運と…ツーリングの楽しさと言うのはきわどいものだと思いました。

明日はいよいよ「富良野」美しい丘めぐりとなりますように…






















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2020北海道ツーリング-5 湿原

2020年09月02日 06時27分26秒 | ツーリング


予想通り、冷え込んだ朝の根室市内を5時前に出発。

根室半島は南北にダートがいくつも走っていて、途中で半島を縦断するとさらに良い景色が見られそうですが、

ここはこの先の移動距離の都合もありますので、海沿いを時計回りに一周してみましょう。



市街地を出るとすぐにもう大草原

今日も天気予報は晴れのハズなんですけど、道東の天気はコロコロ変わるので油断できません。

太陽が出ていないと寒いので、電熱ウエアとグリップヒーターが大活躍しています。




最東端の「納沙布岬」

国後島、そして天候が良ければ歯舞群島のいくつかと、幻の灯台が傾いて立つ「貝殻島」などの他の島々も見ることができたはずなのに

海上には霧がかかっていて何も見えていない。

シンボルとしてのモニュメントが無かったからではなくて歯舞群島が全くと言っていいほど見えなかったのが残念…

道東では天気に恵まれなかったみたい、でも大きく崩れたとするともっと過酷なツーリングになったかもしれないと思うと

初日の朝方以来、レウンウエアを着ていないのだから、やっぱりツイていたと思うべき。



その後は根室半島の南側海沿いを足早に駆け抜けて

最東端の駅となる根室本線「東根室駅」を無意識に素通りして北海道の道東南側を今度は太平洋に沿って

淡々としたハイペース。



海沿いからなぜだか内陸を走らされるようになってしばらくのところで、脇道にそれてダートへ。





映画やドラマのロケ地にもなる(そりゃなります)根室市の太平洋側に位置し、湖沼と草原で形成され、北海道の海岸線の原風景が残されている美しい眺め。



この広い「フレシマ湿原」に人間は我々二人だけ…

日本野鳥の会の鳥獣の保護区域

今日はこの後「釧路湿原」に向かうのでそちらメインで考えていたけど

ツーリングマップルにコメントがついていた場所なので、少しだけ覗いてみようかな…くらいのことでしたが、

ココからの眺めは秀逸で、少しではありますがダートを走ってやってきてよかった。

やっぱりある程度ダートを走れる装備と気持ちでいたほうが、北海道では楽しめるようです。




鹿の群れも大所帯、これほどの数は地元では見たことはありません。



フラットダートだからと派手に砂煙を舞い上げながら走るのははばかられるような、清らかな自然の風景でした。



この日は「霧多布岬」で朝ごはんの時間となりました。



岬の手前にはキャンプ場とバンガローがあり、キャンプツーリングを楽しんでいらっしゃるライダーさんには絶好のロケーション。

しばらく滞在して、周辺に豊富にある湿原と海岸線が美しく見渡せる天候を待つと言う作戦もありですね。



また少し進んで厚岸町では「原生花園あやめケ原」



もう少し早ければアヤメの大パノラマを見ることができたようです

自然のままの草原群落は北海道では多く見ることができましたが、何処も寒さのせいでしょう高い木が無いので遠くまで見渡せるのです。





厚岸漁業協同組合の直売店を覗いてみました。



厚岸カキをはじめまさに北海道の海の幸でありまして、花咲ガニやホタテの生けすなど、僕たちの地元では見ることのない圧巻のラインナップ。





今日は朝からいくつもの湿原を眺めながら進んでいるのですが、いよいよ「釧路湿原」

釧路湿原はものすごく広いので、少し高いところから見下ろせるいくつかの展望台の「細岡展望台」に向かいます。

すでに自然豊かなエリアに入ってきていたのに鉄道が通っていて、越える踏切は「釧路本線」



ずっと前から民家は見えていませんからこれはもう観光駅。

ログハウス風の駅舎の「釧路湿原駅」



観光シーズンには、釧路~塘路(とうろ)間に、「くしろ湿原ノロッコ号」というトロッコ列車が

湿原ギリギリを走り、運が良ければ車窓からタンチョウも観察できるらしいのですが

平日の午前中、誰もいない虫の声しか聞こえない秘境駅。



ココを列車が走るところ、鉄道ファンではない僕でも見てみたいと思いましたが

列車本数少なくて、次の便まで待てるものではないですね。

駅を出てからもさらにダートを8.5Km走って「細岡展望台」



山の中を走り続けたので、この先に開けた湿原の眺めは素晴らしかった。

広大な湿原の中を緩やかに曲がりくねる川、東京の広さを知らないけど東京23区がすっぽり収まってしまう広さ (^_^;)

やっぱり自分の目で見るのが一番、来てよかった。



釧路湿原の北部、湿原内を走れるダートがあるようなので。ぜひ走ってみたいところでしたが…



現在のところ周辺の水位が高く残念ながら通行止め。

それでも諦めきれないので、大きく回り込み

反対側も行けるところまで行こうと大きく迂回。



途中、道路沿いの草原に天然記念物のタンチョウを何度か見ることができました。





適度な曲がり具合のワインディング、北海道は舗装されている道路は路面コンディションが全般的に良いと思いました。

30Kmの迂回も美しく曲がる道を見ながらのスピードコントロールとバンキングの楽しさであっという間。

北海道は直線道路が多いので、少し曲がりが立てこんでくると目が覚めると言うものです。



そして通行止めエリアの対岸、ツーリングマップルでは薄い水色で表示されているようなところ

ストリートビューでは普通のダートに見えていたけど、水位が高くなることによりどれだけ水辺に近いところを走れるのかと興味があったのに残念。

足早でしたが、雄大な湿原とタンチョウを見ることができたので、次の場所へ引き続き走ることにしましょう。



釧路湿原を離れてすぐに道道1093号線(4ケタ)で「阿寒湖」へ向けて峠越え。



見通しが良くてセンターラインもあり気持ちよくクルージングを続けていられたのに、この後の未舗装路への移り変わりがいきなりで劇的。



フラットダートが14Kmも続くのに直線が多い、ダート得意なライダーならカッ飛んでいけそうな珍しい道。





頂上の鶴見峠では霧の中、下界に広がる阿寒湖を見ることは叶わず、

下りは一変、ダートのワインディングで山深い雰囲気。



ひと山超えるだけでこれほどまでに気象と道路が変化するとは (^_^;)





ダートを走り終えて国道へ出てみるとまた快走舗装路。

今回のツーリングルートでDL1000を選んだのは正解でした。

それはアドベンチャーも然り。



阿寒湖と言えば「マリモ」

しかし湖の観光にあまり興味がない我々は、ランチで「ザリガニ」を食べるためだけに湖畔へ。

阿寒湖で釣り案内のサービスを行っている「フィッシングランド阿寒」にある「海平」

ザリガニというと食べるのに抵抗がありますが、ここでは「レイクロブスター」と呼び、阿寒湖の特産品となっているそうです。



生きたものをすぐに茹でた、新鮮なものが食べられるのは北海道でも阿寒湖だけらしく

ココでこれを食べるのはもともとツーリングのプランに組み込まれていました。



湖では必ずと言っていいほど定番のワカサギの天ぷら。

何処でもほぼ揚げたてが出てくるので美味しいこと間違いなし。



その後も霧が晴れたり曇ったりの山間部を北上して、摩周湖と屈斜路湖の中間のエリアに向かいます。



山間部を走っていても長い長い直線が続くことは珍しくなく、ほかに交通量も無いのでスピードも出ます。

クルマにも歩行者にも取締りとかにも注意と気配りが必要ですけど、もっと怖いのは自分のミス

そして最も怖いのが「シカ」。

ちょうどこの頃、シカと衝突し大事故になってしまったと言う悲しいニュースを耳にしたところなので

視界の先々まで見通せていても安心なんてできません。

シカは真横からでも飛び出してきますからね。                                                                                                                                                                           


宿まであと少しと言うところ、「硫黄山」の看板に目がとまり急遽見物となりました。



目の前の山肌からゴウゴウと音を立てながら勢いよく噴き出す噴煙。

黄色の硫黄の結晶がいくつも見られ、なんだか近付くのを躊躇うくらいのエネルギーと強烈な硫黄の匂い。



まるでアトラクションを楽しむかのように噴気孔のすぐそばまで近づいてみましたが、

かつて硫黄の採掘で栄えたこの山が、沿線の近代化に貢献するとともに今日のJR釧網本線の礎を築くことになり、

今夜泊まる「川湯温泉」の発展を支えていたことは後から知りました。



アイヌ語で「アトサヌプリ」、裸の山と呼ばれる硫黄山

これを背景に少し走れば宿に到着します。







温泉はもちろん源泉かけ流し、さっき見た山の活動とこのお湯の気持ちよさが直結して、

なんとも気持ちのいいこと…





缶ビールの自販機が無く、フロントにて瓶ビール購入。

一日の無事を祝うのはこのほうがいい (>_<)



そんな温泉宿でも食事は外で…

この温泉街以外には周囲に民家などしばらくなかったのに、飲食店はけっこうあるようですからこの宿を素泊まりにしたのも頷けます。



2軒目は寿司店、ここは南の釧路よりも北の知床オホーツクのほうが近い。



本日の走行は400Kmほど、

山の中に居る気分なのに、職人さんの寿司はうまかったな~。

























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