7時15分に大分自動車道の別府湾SAを出発するとなると下関からだと距離はほぼ120Km
6時前には高速道路に乗らないといけません。
ところが出発時の下関は雨…
雨雲レーダーに移らないくらいのものですから、ぎりぎりのところで台風の影響を受けずにツーリングを開催できる幸運を得たわけですし
気落ちすることなくまだ暗い高速道路を予定どおり加速。
直後雨は上がり順当に大分米良ICで高速道路を降り、先ずは最初の給油
参加車両中最も満タン航続距離の短い車両にあわせて給油タイミングを考えると
このあとしばらく(当分)営業中のガソリンスタンドに出会うことのないルートで行くようなのでそれも当然ですね。
ツーリングマップルでもお奨めルートとして上げられていない目立たない道
大分県のメジャーなツーリングルートでもなく海沿いの平凡なルートでもない
なかなか説明のしにくい快走若しくはトリッキーなルートで
早々に宮崎県入り。
延岡まで下ったところで九州中央自動車道「無料区間」でR218(日之影バイパス)へ
ここでようやく宮崎から高千穂や阿蘇方面を目指すツーリングライダーさん達を見ることができるようになります。
同路線で2度目の給油を済ませ日之影から諸塚スカイライン。
そういえば僕は今年の5月に来たばっかりですが皆さんはそれほど頻繁に来るような所ではありませんから
気持ち良く走ってもらいたいところでしたが…
前日までの台風の影響は大きかったようで
路面状況は刻々と変化するのでまったく油断できない状態
雨もよく降ったようで路上を水が横切るコーナーが頻繁に現れます。
それでも通行が困難なところは無く、それなりに緩急をつけて楽しんで無事到着の「倉の平展望台」
すると一台のバイクからなにやら音が聞こえる…と
よく見るとタイヤに「釘」的なものが刺さっていてそこからエアーが漏れてくる音ではありませんか。
荷物はすっきりとスマートに出かけたいのでいつも前日の準備で迷うレインウエアとパンク修理道具
今回も両方共持ってきておいてヨカッタ (^.^)
タイヤの穴を外から修理剤で塞ぐと言う修理方法になりますがここではそれしかできません。
残っている空気の圧を少しでも保てるように手分けして速攻修理
エアーの充填は山を下りてから最寄りのガソリンスタンド等でということになりますが
穴の大きさと角度、そして修理剤を打ち込んだ時の手応えから判断して
このままツーリングを続けても大丈夫でしょう。
高いところでは紅葉も始まった諸塚山
このようなトコロで転等や故障で走行不能になってしまったらそれはもう大変なことですネ~
といった辺鄙な場所を、だからこそメリハリ良く走り抜けるのは楽しい。
諸塚を走り終え椎葉村に向うのかと思えばそうではなくて
なんだかこれまでに走ったことの無い方向に分け入っていくと思ったら
本日のランチポイント。
喉かな田舎の古民家風のお店
食材は全て現地周辺調達の自然派メニュー
どれも素朴でしかもアクセントの効いたお味で一同感銘
ハサミのところに毛が生えているから「モクズガニ」ということか
帰って調べてわかりました 英語では「手袋ガニ」と呼ばれるそうです。
この毛も食べられるのかな? と試みましたが
止めておいて正解 (^.^)
デザートは栗のおはぎ(季節柄)
これもおいしかった。
これで次回からのツーリングのランチ
ハードル一気に上がってしまったではないか。
宮崎県と言えば「黒木」の姓が多いんですよね
同姓のお客さんがご来店になると「ご主人宮崎の出ですか?」とよく問われますが… はい遡るとそのようです。
結局、日之影町と諸塚村の快走ルートを大きく一周して少し戻ってきたカンジですけど
ルートは重ねず五ヶ瀬川沿いを旧高千穂鉄道の鉄橋を見ながら高千穂方面へ
バイクが沢山走っているバイパスからでは、なにやら大きな橋が見えているなぁ~ くらいのものですが
この「天翔橋」、コンクリートのアーチ橋としては日本一の長さと高さを誇るそうで
その橋を向こうの山手側からバイパスのほうへ渡ってくるバイクは我々以外に見られませんでした。
高千穂の観光地には近寄らず農道で快適に迂回
以前に比べて交通量の多くなってきたルートで波野へ
そして産山村。
そして多くのライダーさんで賑わう「三愛レストハウス」奥の駐車場
皆さんご自慢のピカピカバイクがズラリ
台風と雨水の余波で我々のバイクはかなり汚れている。
そして輝くパーツの付いている率
極めて低い…
おみやげ購入とソフトクリームが済んだら速やかに発ちましょう。
ここまで来ると目的地の飯田高原は近い(と言うかかなり戻ってきましたよ)
県道11号(やまなみハイウエイ)で牧ノ戸峠を越えるのは車も多く、疲れている事に気付くだけなので
いつもの細い道のほう
陽が傾き始めるこの時間帯、ススキの斜面が美しい
山頂に雲がかかっていますけど見えました「久住連山」
この先で宿に直行組と温泉に浸かって行く組に別れて別行動
今年はいろんなお客さんからのお奨めの情報をもとに初めての「星生温泉」
4つの泉質を1度に楽しめます。
これまでにしょっぱいお湯は経験ありますけど、すっぱい温泉は初めて (^.^)
この後再びライディングウエアを身に付けるのがいつも以上イヤになるくらいリラックスできました。
今年もまたこうしてやってくることができました。
おそらくこのログハウス開業当初からお世話になっている「久住山麓 風の丘」
もう何度目になるのか数えてないけど今回もこれまでとは違ったツーリング
夜明け前から日暮れまで… 退屈なんて一瞬も無かった
大人気なし (^_^;)
到着後すぐに我慢していたモノでまずは一杯
今日一日のエピソードで盛り上がり。
絶品の牛とブタを焦がしてしまっては一大事なので
焼き方についてはついつい口やかましくなります。
今朝は早起きだったので明朝に雲海が見られる(かもしれない)チャンスを逃したくない
どうやってベッドに潜り込んだか覚えていないほどにならぬよう気合を入れて呑みました (^_^)
本日の走行距離 軽く500Km越えだったようです。