本日は妻と山下清展に。場所は新宿の損保ジャパン美術館。これは観ておきたいと7月に前売り券を購入していた。無邪気に10時半頃現地に到着。目の前には長蛇の列。どうも入場まで辛抱が必要な様子。とりあえず並んだが、建物の外なので日差しがきつい。持っている新聞で日陰を作る。20分程で屋内に入れてやれやれ。そこから更に40分くらい並んでやっと展示場へ。
しかし!待ったかいがあった!8才から9才のころに描いた鉛筆画の絵に感心。そして、静物画では枝などを紙縒りを使って立体感を出していたのには驚いた。そのきめ細かさにも驚いた。「長岡の花火」は本当に素晴らしい。絵って作者の眼にどう映ったかを表現する手段なんだな。山下清の眼に本当にキラキラと綺麗に映ったんだなというのが一瞬で伝わって来る。数々のペン画も素晴らしい。山下清というと貼り絵だが、ペン画も間近で観ると感動する。
静嘉堂文庫美術館で九十九髪茄子や曜変天目茶碗を観た時も感じたが、写真など観てもその凄さはわからない。やっぱり実物を観ないとその凄さや美しさはわからないものだと改めて感じた。いやもう、行って良かった!展示物盛り沢山で2時間ちょっと観て回った。待ち含めて3時間立ちっぱなし。まあ流石に疲れたが良い物を観ることができた!