ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

祭の種

2018年09月26日 23時32分06秒 | Weblog
おもむろにPixivを見ていたら『クッパ姫』なるものが流行のようで、
多分すぐに忘れ去られるのだろうなと思いつつも、こういった一瞬の
瞬きの如き流行りものをまとめた年代記のようなものがあったら
面白そうだなあと考える。
結局のところ、ネタの内容如何よりも、いかに皆で盛り上がって、
その瞬間を楽しむかというような、半ば祭のようなそんな感じで、
今は共感の時代だと誰かが言ったその言葉にむべなりと頷くばかりである。

それにしても、既存キャラの性転換、とりわけ女体化というのは、
思う以上に需要があるというか、絵描きの心を刺激する題材のように感じる。
昔の格闘ゲームでも相手を女体化させる技があるキャラがいたが、
それにより女体化されたキャラにファンが付くような有様で、おそらく
それ以前からも何かしらでキャラの性転換は行われ、愛好されていたのでは
ないかと思われる。

ただ、おそらくそれはあくまで同人的な、やや趣味の悪い遊びのような、
個人の嗜好を前面に押し出すことが許される場においてのみ可能なもので、
あまり公式が大々的に押し出して良いものではない。
ファンの活動であるからこそ存在を許されているというような、非常に
危ういバランスの中でしか存在できない、そういうものであると思う。

よしんば市民権を得たとしても、往時の魅力はもはやほとんど無く
なっているであろう。なぜならば、その魅力の大半は新鮮さと不安定性に
あった訳なのだから。
祭は祭。日常は日常。祭の時のことを日常に持ち込んではならないし、
日常の事を祭に持ち込んでもいけない。
割り切って楽しみ切って、後には引かないのが作法ではなかろうか。
コメント
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