【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也副総理「辞めなければいけない問題ではない」社会の屑ヤクザに関する報道

2012年10月12日 23時53分59秒 | 岡田克也、旅の途中


 田中けいしゅう法相(田中慶秋法相)が、ヤクザ(指定暴力団稲川会)の息子の仲人を務めたと報じた三文雑誌「週刊新潮」の報道について、岡田克也副総理は発売翌日の2012年10月12日(金)の定例記者会見で「30年前の事件だし、しかも後から知ったと言うことで、私は何か辞めなければいけないような問題ではないと思います」と述べ、自民党の安倍晋三総裁の辞任要求を退けました。

 自民党(自由民主党)の安倍晋三総裁は発売当時の11日、「私はまだその記事をよく読んでいないんですが」と断ったうえで、「法的な問題点も含めて、どのような問題があるのか。(ヤクザと法相は)どれくらい深い関係か」「法務大臣は法律の番人でありますから、その基本のところが分かっていないとなれば、どう対応していくかということは考えなくてはならない」とし、田中法相の辞任を要求する考えを示唆していました。


[画像]ヤクザと田中法相の関係について、「法務大臣は法律の番人」と主張した自民党の安倍晋三総裁=自民党ウェブサイト内動画をスクリーンショット。

 稲川会は、戦後横浜港の利権を乗っ取ろうとしたところ、地元港湾荷役のエース「藤木組」(現・藤木企業)が死守し、旧三菱財閥(日本郵船)、旧三井財閥(三井物産)との共同出資会社「三協」を設立。ヤクザを横浜港から排除しました。藤木さんは、三菱地所「横浜ランドマークタワー」の10階にスタジオがあり、最上階297メートルから電波を出している神奈川県、横浜市出資の第3セクター「FM横浜(横浜エフエム放送)」の実質の創業者です。FM横浜はサラ金のCMを流さない優良放送局として知られます。

 稲川会は官官接待の街関内(かんない)のみかじめ料や、伊勢佐木町のバカラ賭博開帳で糊口をしのいできました。すなわち、神戸港における山口組と違い、稲川会は「負け組ヤクザ」でしかありません。関内は官官接待問題ですたれ、伊勢佐木町は松坂屋が閉店するなど、稲川会がいる街は滅びる傾向があります。稲川会は生活に困っているから、三文雑誌の取材に応じたのでしょう。ヤクザが雑誌で話して法相が辞任する事態になれば、せっかく経済的に困窮しているヤクザに再び利権を与えることになりかねません。

 ヤクザは百害あって一利無し。いや、三利ありと申し上げましょう。それは、警察と読売新聞と三文雑誌(週刊新潮・週刊大衆・大阪スポーツ)のメシの種である。それ以外は、何一つ、付加価値を生みません。ヤクザがいて喜ぶのは、傍流警察官と読売新聞社会部と三文雑誌だけです。ヤクザは日本にしかいません。だから、警察庁・テレビ・新聞が「暴力団員」と表現するのは不自然で、世界と同じく「(ジャパニーズ)ヤクザ」と呼ぶべきです。ヤクザは日本の恥です。ヤクザは社会の屑です。

 ヤクザは日本の閉鎖性の裏返しです。


 ヤクザは完全に消し去るべきです。
 ヤクザは河原に集めて、油をかけて、灰にすべきです。

 これがホントの「暴ハイ(暴排)」です。

 私は数年以上ヤクザを見かけた認識がありません。高利貸しの衰退で、ヤクザは虫の息です。今こそ稲川会、住吉会、工藤会をはじめとして山口組も含めてヤクザをつぶすべきです。自民党東京都連も住吉会、稲川会、国粋会をつぶす活動をすべきです。ヤクザと政治家の関係について、民主党閣僚の姿勢を自民党が正面から追及するのも第181臨時国会の重要な議題となりそうです。政党に関係なく、日本のために、自民党の徹底的な攻撃を期待したいところです。

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