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宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

【消えた公約】福田首相、いちおう謝罪「過分な期待を持たせた」

2008年04月07日 18時55分33秒 | 人物

【08-4-7 参院予算委員会 経済、社会保障に関する集中審議】

 新聞記者をやめて、ブログを自己表現の柱にすると、どうしても斜に構えて新聞を読んでしまうことがあります。

 この質疑部分も、私はスルーしたのですが、新聞、放送各社がニュースにしています。

 「それほどのことかなあ」と思ったのですが、首相(安倍、福田)が「消えた年金」名寄せ問題で“謝罪”したのはこれが初めてです。ということでエントリにします。

 が、福田さんの表現は「過分な期待を持たせたという意味で、おわび申し上げねばならない」。ちょっと馬鹿にしてますねえ。潔くない。政治家というよりも男としてダメです。

 まだまだ民主党が「撃ち方止め!」にするのは早いですね。

 それと、4月1日付エントリで書いた「不確実な年金」から「保険料を確実に天引きする」“後期高齢者”医療(15日天引きスタート)の制度設計の割り切れなさは、かなり話題になっているようです。

 後半国会は年金公約→“後期高齢者”医療制度という流れの「社会保障国会」になるかもしれません。4年前の通常国会(小泉-岡田時代)もそうだったんですけど、今度こそ決着付けたいです。 

「過分な期待持たせた」年金名寄せ問題で首相が改めて陳謝(読売新聞) - goo ニュース

 福田康夫首相は7日午前の参院予算委員会の社会保障などに関する集中審議で、5000万件の該当者不明の年金記録問題に関し、政府・与党が3月末を期限とした名寄せで特定困難な記録が多数に上ったことについて、「昨年夏の段階では、3月までに全面的に解決すると誤解を与えるような説明や表現があった。過分な期待を持たせたという意味で、おわび申し上げねばならない」と陳謝した。

 民主党の内藤正光氏から「(政府・与党は)3月末に解決するという公約を破った」とただされたのに答えた。

 首相はさらに、「(問題解決へ向け)懸命な努力を今後も続ける。人員の投入もしっかりしなければいけないし、さらに力を入れていく」と強調した。

 民主党が参院への問責決議案提出を検討している舛添厚生労働相の責任問題については、「信頼回復のために(過去)四十数年間の問題点を探り出している。厚労相を中心に懸命に取り組んでいる最中だ。私も責任者であるので、なるべく早く皆さんから信頼を受けられるように努力したい」と理解を求めた。

 この問題をめぐり、自民党は昨年の参院選用のビラで「今後1年間ですべての統合を完了させる」としていたほか、政府・与党合意は「最後の1人までチェックして年金を支払う」と明記していた。

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