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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

民主党、今年の市議選は63%得票アップ、自民は1%ダウン 朝日まとめ

2009年04月20日 05時02分45秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 おはようございます。

 というか、昨日は昼過ぎから眠って、夕方に起きて、ミニ統一自治体選挙(地方選挙)の行方をネットで確認していましたので、徹夜明けです。

 やはりローカリゼーション、地域の時代のようで、当選者がどの政党の系列なのか、ネットで検索しても、あまりよく分かりませんでした(^^;)。ただ、青森市長選と茨城県筑西市長選の結果は興味深かった一方、静岡県や愛媛県の選挙では残念な結果がありました。とはいえ、自治体のことは住民が決める自治体主権の時代の訪れを感じさせた、というのが、2009年4月のミニ統一地方選(自治体選挙)のここまでの総括かな、と思います。政治を国民(住民)の手に取り戻す流れが続いています。

 20日付朝日新聞の3面「あしたを考える」に「地方選にじむ党勢」という見出しのまとめ記事が載っています。

 これは2009年1月~4月12日(先週の日曜日)投開票分の全44市議選の各党の公認候補者の当選者数、得票率を4年前の選挙と比べたまとめ記事です。こういうまとめ記事は物量作戦に勝る朝日新聞しかできません。朝日は大阪社会部が暴走していますが、これは東京地方部の記者だと思いますが、ありがたい記事です。

 

 朝日集計では、民主党公認候補は、2005年同期と比べて40人→54人に増え、得票率は4・1%→6・7%に伸びています。百分率でいくと、35%議員が増え、63%得票率を伸ばしました。社民党さんは21人→21人で、2・6%→2・4%と面目を保っています。得票率が落ちたのは、公認候補が高齢化しているのかもしれません。

 一方、自民党。86人→79人とジリ貧で、得票率は11・1%から11・0%と微減。自治体選では、「自民党員だけど幅広い支持を求めて無所属で出馬している」候補者も多いのですが、「自民党公認」を名乗りづらい雰囲気が強まっているのかもしれません。政党公認候補者が多い傾向がある政令指定都市に限ると、北九州市、静岡市ともに、自民は退潮、民主党が躍進傾向にあります。

 また、県都に限ると、大分市議選で民主党が5・9%→9・3%に伸ばしました。ダブりますが、静岡市の民主党も1・5%→4・2%に伸びています。大分市は市長の釘宮磐さんが元参院議員で羽田孜最高顧問・北澤俊美副代表と同じ党籍(経世会→改革フォーラム21→新生党→新進党→民主党)を歩んだ改革派です。大分1区の小選挙区選出は民主党の吉良州司さんで、両者の人柄の良さ、マジメさで、次の総選挙も含めて大分市は盤石な“王国”になりつつあります。

 北九州市は麻生首相の地元(選挙区は異なるが、地域経済の中心が北九州市)で、長年不人気だった元建設官僚の末吉市長(現在は麻生内閣官房参与)が辞めたあと、麻生首相が引っ張ってきた元建設官僚を大差で破って、民主党衆院議員だった北橋健治さんが市長になりました。北九州工業地帯は連合が強いところですが、ベテラン議員が大量に引退したにもかかわらず、民主党は13・3%→16・5%と躍進しました。自民党は22・3%→22・2%とジリ貧でした。

 ここで注意が必要なのは、自民党の退潮は以前から予想されていたことです。平成の大合併により、自治体議員の定数が減りましたから、自民党現職は引退したり、旧町長なども含めて共倒れが相次いでいます。必ずしも「民主党に風が吹いているから」自民党が退潮したわけではありません。とはいえ、理由はどうであっても自民党の足腰や毛細血管が弱ってきたことはまちがいありません。

 このまとめ記事を読んでの僕の感想はまさに朝日がつけた見出しの通りです。

 「続く躍進 逆風心配 民主」。

 ほんじゃ、ゆっくり眠ります。いずれにしろ、政権交代をかけた決戦はあつい季節になりそうですから。

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