
チルドレン・ファーストと未来への種まきをした我が党の第1次与党期の最後、解散直前に成立させた法律が、「防衛医科大学に看護学科を新設する法律」だったことが分かりました。
これは、「自衛隊法を改正する法律」(自衛隊法等の一部を改正する法律、181閣法5号、平成24年法律100号)です。
かなり無茶な審議日程で、11月6日(火)に提出、総理の解散宣言翌日の15日(木)に衆安全保障委員会付託、16日(金)に委員会で可決のうえ、本会議に緊急上程し、可決、参院送付。さらに、16日(金)に参外交防衛委員会付託し、可決、本会議上程、可決・成立。そして、午後3時半、衆本会議が再開され、民主党初の解散詔書が朗読されました。
なお、衆議院通過は我が党としては最後の法律ですが、参本の審議順から、成立した法律としては平成24年法律102号まであります。ですから、我が党が第1次与党期に成立させた法律は、平成24年法律102号まで、ということになりますから、これは全党員が政権を取り戻すまで絶対に暗記しておいてください。
解散詔書の準備が進む中、2012年11月16日の衆本会議で、政権最後の委員長報告をする神風英男さん。
この防衛医大看護学科設立法案は、当初は「防衛省設置法改正法案」として提出されながら成立していなかったのですが、当ブログは、第180通常国会の会期末付のエントリーでも「他の学校を出た看護師を自衛隊が採用すれば事足りるわけで」と廃案で問題ないとの考えを示していました。
しかし、自衛隊最高指揮官を務めた野田佳彦首相の下、防衛大臣政務官を務めた神風英男さんが衆安全保障委員長として執念を見せたことになりました。野田さんは松下政経塾第1期生、神風英男さんは7期生。無償教育のもと、公に奉仕する人になろうとした人です。自衛隊への思い、無償教育への思いが、防衛医大看護学科創設につながったのでしょう。
2014年4月1日入学の1期生は、来週9月30日(月)に迫っているので、希望者は急いでほしいと考えます。私の乏しい人生経験からすると、国家国民のために働きたい、公のために役立ちたい、という希望があれば、悩んでいれば、まずとりあえず願書を出してしまった方がいいです。世の中打算的なやつが9割です。ただ、公のために役立ちたいと思う人は、運が味方してくれるから、とりあえず応募した方がいいでしょう。
そして、松下政経塾出身で、自衛隊の最高指揮官と防衛政務官をつとめた2人。私は政権末期には、「我が党はたとえ倒れるにしても前に向かって倒れよう」と再三再四、呼びかけきましたが、こうやって現実になっていてうれしいです。野田佳彦さんは総理を辞任し、神風英男さんは惜敗率75%、いってこいで9000票差で落選しました。
防衛医大看護学科卒業生は、技官として、防衛医大病院で研究や後進の指導にあたるコースもあるようです。自衛官採用コースもあるようです。米軍初の女性将官は物流(兵站)部門でしたが、やがて、30年後、2040年ぐらいには、日本では、女性看護師が将官になるでしょう。民主党は倒れましたが、タンポポの綿帽子のように、日本の未来への種をまきました。
防衛医科大学校医学教育部看護学科(設立準備室)に関する情報は下のアドレスから取り出すことができます。
http://www.ndmc.ac.jp/college_ka/
↓下のパンフレット画像をクリックしてもらっても、上のホームページに飛ぶことができます。
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