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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

公明新聞の泣ける投書

2009年02月21日 13時50分21秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 2月21日付公明新聞の投書欄に次のような投書がありました。

 大要は以下の通り。

 合言葉は「ピンチはチャンス」
  大阪市北区 ○○由紀

(引用はじめ)

 結婚してから家計簿を付けています。この21年間で記帳と同時に残金がゼロになったのは今日が初めてで、自分でもビックリしました。収入からローン、公共料金、新聞代と必要経費を差し引くと、何も残らず、一瞬頭が真っ白になりました。
 わが家も不況のあおりをまともに受け、子どもたちにも状況を話しました。「これがドン底なら、後は悪くなることもないよ。これを乗り越えたらすべてうまくいくよ!」との子どもの言葉に、「ハッ」と私も目を覚ましました。
 これまでも子どもの病気のアトピー、不登校など、さまざまな悩みに直面するたび、「ピンチはチャンス!!」ととらえ、前向きに考えを切り替えて克服してきました。今こそ、家族で踏ん張って、「ピンチはチャンス!!」を合言葉に、団結して乗り越えていく決意です。
 (パート 44歳)

(引用おわり)

 私がここで指摘したいのは、「これがドン底」「後は悪くなることもない」としていますが、これに根拠がない、ということです。

 およそ人間は辛い時期になると、「今が最悪」と思いがちですが、その後さらに状況が悪くなり、2番底が来ることは多々あります。

 私は昨年、ジョン・K・ガルブレイスの『大暴落1929』(村井章子翻訳、日経BPクラシックス)という本を大急ぎで読みました。この本は麻生首相も購入したと報じられています。

 この182ページに次のような記述があり、ハッとしました。

(引用はじめ)

 1929年の大暴落の際立った特徴は、最悪の事態がじつは最悪でなく、さらに悪化し続けたことである。今日こそこれで終わりだと思われたことが、次の日には、あれは始まりに過ぎなかったのだとわかるのだった。

(引用いったん終わり)

 そして私はインチキ政党の中で、国会で質問もせずに政界再編を企てるゴミ人間である日経政治部の先輩である中川秀直(当時の名は佐藤秀直)、埼玉の早川某、松波健太君らに次の言葉を贈りたいのです。

 これは「第8章 暴落後の日々2」の書き出し、237ページです。

(引用もう一回はじめ)

 大暴落で大勢のアメリカ人は財産を失った。しかし社会的地位の高い人にとっては、財産よりも名誉を失ったことの方がはるかに痛手だったにちがいない。知性や先見性に対するかつての信頼が、一気に失われた。さらに不幸なことに、

嘘つき
 だという烙印まで押されてしまったのである。

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