
野田佳彦首相(民主党代表)と小沢一郎さんの会談が30日昼過ぎ、行われ、社会保障と税の一体改革関連法案について、小沢さんは「今のままでは賛成というわけにはいかない」と答えたと報じられました。小沢さんが会談後に記者団に説明した、とのことです。
岡田克也副総理は、2012年5月30日(水)の衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で「総理のぶれない姿勢が明らかになった」「党として合意形成をして、閣議決定して法案を出した」と答弁しました。公明党の石田祝稔さんへの答弁。
民主党主流派内では、「小沢グループ大阪城説」が出ており、小沢グループを大阪城に集めようという考えがあります。
小沢先生は筋を通すお方です。綸言汗のごとし。一国の総理に対して「賛成できない」と言った以上、その筋を通すでしょう。総理は勇気を出して、新進党を解党した小沢一郎さんを切るときが近づいてきました。
ところで、けさの朝刊では、朝日新聞、読売新聞とも、前日の一体改革特別委員会の記事がありませんでした。他の新聞はベタ記事で、「岡田副総理、75歳未満の医療費自己負担3割が限界」「最低保障年金の加入期間はゼロではいけない」と答弁したことなどが伝えられました。ただし、これらはすべて今回の法案ではありません。
朝日新聞デジタルの特設面も、月曜日で更新が止まっています。朝日朝刊の「教えて年金」の企画は国会ではなく、厚労省の官僚に取材して書いた物でしょう。開かれた国会で取材すればしがらみにならないのに、厚労省の役人に教えてもらいながら記事を書くと、しがらみができます。
国会のことを記事にしない理由は、いろいろありますが、能力的なこともあります。
いよいよ、私にしかできないところに来ました。私がやらずして、だれがやる。一体改革をしっかり見守っていきます。
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