【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

ホッとしました 小沢一郎さんが週末退院へ 救急車で搬送も、「2~3日で退院できるのでは」と秘書が明かす

2011年10月07日 02時06分57秒 | その他

[写真]小沢一郎さんが入院した病院の正面玄関、2011年10月7日午前1時半、筆者撮影。

 小沢一郎さんが2011年10月6日(木)、「陸山会事件」の初公判の夜、東京・世田谷の自宅から東京・文京区千駄木の「日本医科大学付属病院」(日医)に運ばれましたが、6日深夜(7日未明)の午前1時45分頃、小沢氏のN私設秘書が取材に応じ、「7日記者会見を開く」とし、「退院のめどは2~3日(だろう)」との見通しを語りました。N秘書は半ズボンにセーターの普段着姿。小沢さんが「料理がうまい」「運転がうまい」とお気に入りのN秘書は昨夏の参院選では2人区の長野選挙区に小沢さんの名代として派遣されました。とりもとりあえず、普段着のまま病院まで付き添ったようです。すでに終電が終わった後でしたが、帰路に着きました。報道陣は技術スタッフを入れて、50人から60人ほどで、同病院の警備員のほかは、警察の警備や、政治家の往来は見かけず、とくだんの緊張感はありませんでした。


[写真]報道陣に説明するN秘書、2011年10月7日午前1時45分、筆者撮影。

 小沢さんは狭心症で42日間、この病院に入院して以降、検査もかねて、連休などに読書などのために入院することがあります。現在の自宅からは遠いですが、初当選時に住んでいた自宅から至近距離で、出身中学校(転入)、高校からも比較的近くです。向いには、ゴールデンウィークの大型連休に「つつじ祭」で有名な神社と、その森があることから、個室からの見晴らしはいいようです。私もたまに長距離の散歩をする際には、よく訪れている場所です。全国的には「丸山ワクチンの接種ができる大学病院」というと、通りがいい方もいらっしゃるでしょう。なお、狭心症の治療にあたった主治医は、すでに親の跡をついで開業しており、退職しています。

 
[写真]小沢一郎さんが入院した病院の救急受付、2011年10月7日午前1時40分、筆者撮影。

 小沢一郎さんは1991年に42日間入院したことで、その年の秋の自民党総裁選で、竹下派(経世会)内の「海部総裁(河本派)続投」、「竹下再登板」、「小沢擁立」の3枚のカードから外れてしまい、海部続投、竹下再登板のカードもなくなったことで、竹下派と河本派は、他派閥の候補を応援して、団結力をアピールする方針に転換。このときに、退院後の小沢・経世会事務総長が総裁に名乗りをあげていた3人を選ぶ役回りを得ましたが、小沢さんの体調に考慮して、宮澤喜一元蔵相(宮沢派=宏池会)、渡辺美智雄元蔵相(中曽根・渡辺派=政科研)、三塚博元通産相(三塚派=清和会)の3候補が事務所を訪れたことから、「面接」と揶揄され、現在にいたるまで、小沢氏の「剛腕(あるいは傲慢)」イメージを定着することになりました。このため、小沢氏は総裁選出馬経験がありません。  

 来週以降の、公判への影響はまだ分かりません。

 とはいえ、まずはホッとしました。


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 なお、この記事のように、他の媒体のように、事象を煽る(あおる)ことで、関心を高めることなく、なるべく、素直な心で、当ブログを書き続けていきたいと考えています。

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